クシタニ「ウインターアシストソックス K-4397」テスト&レポート

しっかりフィットさせるため、左右がある。足の裏部分にはグリッププリントが施され、シューズ/ブーツ内での落ち着きが抜群にいい。土踏まずを引き上げるアーチサポートは疲労軽減に大きく役立っている。

税込価格:3520円

[サイズ] M(23〜25.5cm)、L(26〜28cm)
[カラー] チャコール×シルバー、チャコール×レッド
[販売元] クシタニ

暖かさに加えて疲労低減効果も発揮

暖かさを謳うアンダーウエアが増えている。これまでファストファッション系やワーク系のアイテムを数多く試してきたが、ソックスに関しては保温性はあっても全体に厚手で履き心地が悪かったり、生地が弱くて1シーズンで伸びたり破れたりするものが多くて、満足できる製品はごく少ないのが現状だ。

クシタニのソックスは「冬のライディング」が前提なので、高い保温性とフィット性に加え、着圧によって筋肉の疲れを低減させる機能を盛り込んで開発されている。

履いた瞬間はタイトに感じるが、一日走ると足の疲労が少ないことに気付く。これはふくらはぎの筋肉が揺れることを防ぐテープ編み構造と、扁平足状態を抑えるアーチサポートがしっかり機能しているからだ。ソックスとしては高価だが、機能と耐久性を考えれば素直に納得できる仕上がりだ。

生地全体が遠赤外線放射機能と吸汗・速乾性、抗菌防臭機能を持ち、ふくらはぎとスネ、土踏まずを囲むグレーの部分が着圧を生む。つま先には保温性の高いウール素材を採用。

文:太田安治/写真:南 孝幸、森 浩輔/モデル:平嶋夏海

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