上質な造りと美しいデザインが魅力のスーパーカブC125。2021年にはロングストロークの新世代エンジンを採用し、ABSも標準装備するなど、持ち前の上質さに更なる磨きをかけて進化した。その実力を試乗検証してみよう。
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

ホンダ「スーパーカブ C125」ライディングポジション・足つき性

シート高:780mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

画像: ホンダ「スーパーカブ C125」ライディングポジション・足つき性

着座位置とステップの位置関係は通常のロードスポーツ的。長時間走行でも疲れず、ライダーと車体との一体感が高いハンドリングも生んでいる。シート前側が絞り込まれ、足元もスリムなので足着き性は良好。

ホンダ「スーパーカブ C125」各部装備・ディテール解説

画像: 特徴的なレッグシールドから流れる、美しい「S字ライン」がポイント。リアフェンダーはスチール板をプレス成形したもの。

特徴的なレッグシールドから流れる、美しい「S字ライン」がポイント。リアフェンダーはスチール板をプレス成形したもの。

画像: ボアを2.4mm縮小し、ストロークを5.2mm伸ばした新エンジンを搭載。最大トルク発生回転数は1250回転ほど高くなっている。

ボアを2.4mm縮小し、ストロークを5.2mm伸ばした新エンジンを搭載。最大トルク発生回転数は1250回転ほど高くなっている。

画像: ステンレス製のマフラーはC100のものをイメージさせる形状。表面の研磨や溶接の仕上げにまでこだわった、美しい逸品だ。

ステンレス製のマフラーはC100のものをイメージさせる形状。表面の研磨や溶接の仕上げにまでこだわった、美しい逸品だ。

画像: スーパーカブ110よりフロントフォークのストロークを10mm長くして快適性をアップ。今回からABSが標準装備された。

スーパーカブ110よりフロントフォークのストロークを10mm長くして快適性をアップ。今回からABSが標準装備された。

画像: スーパーカブ110より19mmストロークが長いリアサスは継承。ホイールは前後共に切削加工が美しいアルミキャスト製。

スーパーカブ110より19mmストロークが長いリアサスは継承。ホイールは前後共に切削加工が美しいアルミキャスト製。

画像: 鳥が翼を広げたようなハンドル形状はカブの伝統ともいえる様式美。深みのあるレッドが上品さに華を添える。

鳥が翼を広げたようなハンドル形状はカブの伝統ともいえる様式美。深みのあるレッドが上品さに華を添える。

画像: アナログ表示の速度計の内側に、ギアポジションや燃料計などを表示する液晶パネルを埋め込んだユニークなデザイン。

アナログ表示の速度計の内側に、ギアポジションや燃料計などを表示する液晶パネルを埋め込んだユニークなデザイン。

画像: スーパーカブ110よりクッションを厚くしたシートはグレー表皮。車体色がブルーの場合は従来通りレッド表皮となる。

スーパーカブ110よりクッションを厚くしたシートはグレー表皮。車体色がブルーの場合は従来通りレッド表皮となる。

画像: C100を模したデザインだが、新しさと質感の高をを感じさせるテールランプ。前後のウィンカーはLED。

C100を模したデザインだが、新しさと質感の高をを感じさせるテールランプ。前後のウィンカーはLED。

ホンダ「スーパーカブ C125」主なスペック・価格

全長×全幅×全高1915×720×1000mm
シート高780mm
車両重量110kg
エンジン形式空冷4ストOHC2バルブ単気筒
総排気量123cc
ボア×ストローク50.0×63.1mm
圧縮比10.0
最高出力7.2kw(9.8PS)/7500rpm
最大トルク10N・m(1.0kgf・m)/6250rpm
燃料タンク容量3.7L
変速機形式4速リターン
キャスター角26°30'
トレール71mm
ブレーキ形式(前・後)シングルディスク・ドラム
タイヤサイズ(前・後)70/90-17M/C 38P・80/90-17M/C 50P
メーカー希望小売価格44万円(消費税10%込)

文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

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