ベネリの「インペリアーレ400」は、1950年代に一世を風靡した名車のDNAを受け継ぐクラシックロードスター。懐かしさを感じさせるレトロなスタイルながら、メカニズムは最新技術を惜しみなく投入したものだ。
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:赤松 孝、南 孝幸

ベネリ「インペリアーレ400」ライディングポジション・足つき性

シート高:780mm
ライダーの身長・体重:176cm・68kg

画像: ベネリ「インペリアーレ400」ライディングポジション・足つき性

椅子に座ったような下半身と弱前傾の上半身。ハンドル幅も適度に広く、何かあったときに抑え込みやすい。意外に大柄なバイクなので迫力があるが、車重は205kg。数字は重いが取り回しは楽。重さを感じるのはセンタースタンドを上げる時だけだ。

ベネリ「インペリアーレ400」各部装備・ディテール解説

画像: フレームはダブルクレードル構造を採用し、クラシックながら安定した走りを実現。

フレームはダブルクレードル構造を採用し、クラシックながら安定した走りを実現。

画像: シリンダーが直立した、レトロな外観のエンジンは空冷のSOHC2バルブ。パワーは21PSだが、豊かなトルクで走りは力強い。

シリンダーが直立した、レトロな外観のエンジンは空冷のSOHC2バルブ。パワーは21PSだが、豊かなトルクで走りは力強い。

画像: オーソドックスなアナログ2眼メーターは、ホワイトの文字盤が質感の高さをアピール。燃料計はデジタルで中央にレイアウト。

オーソドックスなアナログ2眼メーターは、ホワイトの文字盤が質感の高さをアピール。燃料計はデジタルで中央にレイアウト。

画像: フロントは19インチ。ブレーキは現代的な240mm径のディスクだが、ホイールはクラシカルなワイヤースポークタイプを採用。

フロントは19インチ。ブレーキは現代的な240mm径のディスクだが、ホイールはクラシカルなワイヤースポークタイプを採用。

画像: マフラーはレトロモデルに良く似合うキャブトンタイプ。試乗車の装着タイヤはMAXXISのロードタイヤ・PROMAXX。

マフラーはレトロモデルに良く似合うキャブトンタイプ。試乗車の装着タイヤはMAXXISのロードタイヤ・PROMAXX。

画像: 奇をてらうことのない、レトロモデルとしては「王道」のフロントマスク。ヘッドライトはハロゲン、ウインカーも電球タイプだ。

奇をてらうことのない、レトロモデルとしては「王道」のフロントマスク。ヘッドライトはハロゲン、ウインカーも電球タイプだ。

画像: ライダーシートはスプリング付きのサドルタイプで、車体デザインに良く似合うもの。タンデムシートは肉厚で快適そうなもの。

ライダーシートはスプリング付きのサドルタイプで、車体デザインに良く似合うもの。タンデムシートは肉厚で快適そうなもの。

画像: スチールのリアフェンダーに小ぶりのテールランプをマウント、ウインカーも丸形とシンプルな構成。カスタムしても面白そうだ。

スチールのリアフェンダーに小ぶりのテールランプをマウント、ウインカーも丸形とシンプルな構成。カスタムしても面白そうだ。

画像: 【公式動画】IMPERIALE 400: FREEDOM IS EVERYWHERE www.youtube.com

【公式動画】IMPERIALE 400: FREEDOM IS EVERYWHERE

www.youtube.com

ベネリ「インペリアーレ400」主なスペック・価格

全長×全幅×全高2170×820×1120mm
ホイールベース1440mm
最低地上高165mm
シート高780mm
車両重量205kg
エンジン形式空冷4ストSOHC2バルブ単気筒
総排気量374cc
ボア×ストローク72.7×90.0mm
圧縮比8.5
最高出力15.5kW(≒21PS)/5500rpm
最大トルク29N・m(≒2.95kgf・m)/4500rpm
燃料タンク容量12.0L
変速機形式5速リターン
タイヤサイズ(前・後)100/90-19・130/80-18
ブレーキ形式(前・後)Φ300mmシングルディスク・Φ240mmシングルディスク
燃費(WMTCモード)32.3km/L
乗車定員2人
製造国中国
メーカー希望小売価格59万9500円(消費税10%込)

文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:赤松 孝、南 孝幸

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