文:松下 尚司/写真:井上 演
寄り道できるくらいの余裕。この気軽さがベストだ

昼ごはんも最高だった。値段も味も雰囲気も、サービス過剰なお店のおばちゃんも。気持ちが良い店は必ずまた行きたくなるもんだが、ここはそういうお店だった。
城ヶ島から橋を渡り、来た道を戻ると来る時には気づかなかった「海の駅」を見つけた。立ち寄ってみると、そこはまさに三崎まぐろが集まった魚市場のようなお土産屋の集合体。ライダーの数は圧倒的に多く、周辺にあるあちらこちらの海鮮丼のお店や寿司屋には行列が出来ていた。
「おぉ! これが本来の三崎の姿だね、井上さん!」
と、興奮して声を上げた。ご飯には満足していたが、観光地に来た感覚を味わっていなかったので、この施設で随分と満たされた。お土産も買えたし。

大満足のうらりマルシェをあとにして、三浦市内にある旧日本海軍横須賀第三飛行場跡地へ向かう。と言っても今は1kmほどの直線道路。というか終戦直前に完成したらしく、滑走路としては使われることはなかった場所だ。ここで、折角だからと富士山をバックに、トップガンのマーヴェリックよろしく快走。ニンジャでもカワサキでもないけど、そこは気分だから。
とまぁ、のんびりとしたツーリングだったわけだが、GB350はこういうシチュエーションにマッチするバイクだった。加えて、驚くほど燃費が良くて、意識して走ってなくてもリッター30km! これまた最高だ。

1日ツーリングした満足感をキャベツ畑の前で味わいながら、カッコつけた写真を撮ってもらった。インスタのアイコンにするんだ〜♪
うらりマルシェ
神奈川県三浦市三崎5-3-1
さかな館 9:00(日曜7:00)〜17:00
やさい館 10:00(土・休日9:00)〜17:00

ここはありがたいことにちゃんとバイク用の駐輪場が用意されており、この日も沢山のライダーが来ていた。
三崎と言ったらマグロ。さかな館には12の店舗と商工会議所が運営する三浦ブランド館のコーナーがあって、お土産を買うには打ってつけ。
自分は悩みに悩んで、冷凍されたマグロのカマと三浦ピクルスを購入。冷凍されたマグロは帰宅時にちょうど解凍されてて夜の肴にバッチリでした♪




文:松下 尚司/写真:井上 演
ホンダ「GB350」主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2180×800×1105mm |
ホイールベース | 1440mm |
最低地上高 | 166mm |
シート高 | 800mm |
車両重量 | 180kg |
エンジン形式 | 空冷4ストSOHC単気筒 |
総排気量 | 348cc |
ボア×ストローク | 70×90.5mm |
圧縮比 | 9.5 |
最高出力 | 15kW(20PS)/5500rpm |
最大トルク | 29N・m(3.0kgf・m)/3000rpm |
燃料タンク容量 | 15L |
変速機形式 | 5速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | 100/90-19・130/70-18 |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク |
メーカー希望小売価格 | 55万円(消費税10%込) |