SSTRとかロングツーリングを楽しんだ後って、チェックとか点検が必要かなって気がするのよね。というわけで、ロングツーリング後のチェック項目をカブ専門店のカビィさんに聞いてきたよ。

カブのプロショップに、ロングツーリング後のチェック項目を教えてもうよ

こないだSSTRを走ったんですが、2日で往復600kmくらいは走ってるんですよね。もっとも往復600kmなんて序の口で、1000kmとか走っちゃう猛者もいるのかも。
いずれにせよ結構な距離なので、ロンツー後に各部のチェックした方が良いんじゃないかなと思って、カブのプロショップ「M&F Cuby」さんに相談してきたよ。

ちなみにカビィさんのオンラインショップでは、カブのカスタムパーツだけじゃなく、メンテナンスパーツや消耗品も揃ってるので、ぜひ。

そんなわけで、宜しくお願いします。

画像1: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

まず、ロンツー関係なく、日々のチェックは欠かせないのは前提ですね。その上で、確かにロングツーリング後にチェックすべきポイントというのはありますね。

具体的には、通常のエアチェックなどだけではなく、各部の緩みなんかもチェックすべきだと思います。

とりあえずポイントを見ていきますか。

タイヤの減りをチェック

まずはタイヤの減り具合を確認。長距離走行というと、やっぱオイルとタイヤはくたびれてそうよね。

画像1: タイヤの減りをチェック

スリップサインのチェックだけじゃなく、ひび割れなどの劣化もチェックチェック。

画像2: タイヤの減りをチェック

とりあえずフロントはまだ大丈夫そう。買ってからちょっと経ってるので交換しちゃっても良さげ。

お次はリアタイヤをチェック。

画像3: タイヤの減りをチェック
画像2: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

全然だめですよ。そもそもこんなタイヤでロングツーリング行っちゃダメです。

これ以上走らせずに、すぐに交換してくださいね。

画像4: タイヤの減りをチェック

全然ダメなタイヤがコレ。出発前にもチェックしなくちゃだね。

なお、このあとアナキーストリートに交換した。

空気圧をチェック

お次はエアチェック。長距離走ると減ってくるよね、きっと。

画像: 空気圧をチェック
画像3: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

空気圧については、ロングツーリング関係なく、マメにチェックしてくださいね。

ブレーキをチェック

ブレーキの減りを確認したいけど、ホイール外すのめんどくさそう。

画像4: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

いえいえ、カブの場合は、インジケーターを確認するだけでブレーキ残量をチェックできますよ。

やり方教えますね。

画像1: ブレーキをチェック
画像5: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

フロントからいきましょうか。
まずはブレーキをしっかりと握ってください。

画像2: ブレーキをチェック
画像6: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

ブレーキアームについてる板がインジケーターです。

ブレーキを握った状態で、インジケーターが上の突起より右にいったらアウトです。

とりあえずまだ大丈夫そうですね。

画像7: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

次はリアですね。

画像3: ブレーキをチェック
画像8: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

リアもブレーキアームの付け根にインジケーターの板がついてます。

リアブレーキを踏む、もしくは手で押さえたときに、インジケーターがブレーキパネルの段を越えなければOKです。

段よりもちょいと上にありますね。まだ大丈夫だけど、時間の問題って感じですかね。

画像9: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

今すぐ交換が必要ってわけではないですが、もう少ししたら交換を検討すべきですね。

かしこまりました! とりあえずブレーキシュー買いまーす。

チェーンの張りをチェック

チェーンの点検は点検窓ですよね、わかりますよ。

画像10: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

そうですね、チェーンについては緩みも良くないですが、張りすぎもよくないので規定値を意識して調整してくださいね。

チェーンケースがついてるカブの場合は、緩んでいると異音ではっきりわかるので、くれぐれも放置しないでください。

画像: チェーンの張りをチェック

各部のボルトをチェック

長距離走行でボルトが緩むといけないので、チェックですね。
カブ特有のボルトが緩みやすい場所ってありますか?

画像11: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

古いカブだと何か所かありますよ。

まずはスイングアームを取り付けているピボットボルトですね。
マフラーを共締めしている場所です。

画像1: 各部のボルトをチェック
画像12: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

ボルトとナットで締結されているので、両側から締めこんでください。

このカブ、結構緩んでますね。

まじですか。

画像13: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

ここが緩んでるとかなり異音がでますし、そもそも非常に危険です。緩んだままだとフレームにダメージが出ますよ。

ツーリング中でもちゃんと止めてチェックしてくださいね。

すみません。

お次はどこでしょう!?

画像14: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

ドレンボルトですね。意外と緩みがちなんですよ。

画像2: 各部のボルトをチェック

こんなところが緩みやすいなんて全然気づかないっすよ。

画像15: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

最後に、ドレンボルトを確認したついでに、ステップの固定ボルトもチェックしておきましょう。

ここも緩みやすいんですよ。
レース中にステップが落ちた人を見たことありますよ。

画像3: 各部のボルトをチェック

こわっ。

ほかにも緩みチェックポイントあるんですか?

画像16: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

上記の部分は、古いカブで特にチェックしておきたいポイントです。
なのでそれ以外のポイントも車体全体を一通り確認してくださいね

オイルをチェック

そうそう、ちょっと前にオイル交換したのでこの機会にオイル交換お願いします。

画像1: オイルをチェック
画像17: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

千里浜を走行したんですね。砂が乗ってます。

このまま開けると砂が入り込んでしまうので、まずエアーで砂を吹き飛ばしましょう。

画像2: オイルをチェック
画像18: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

今回はエアーツールで吹き飛ばしてますが、エアー缶とかでも良いですよ。
砂とかの異物が入り込まなければ良いだけなので。

では、まずオイルゲージを見てみましょう。

画像3: オイルをチェック

すっげー減ってた。
温厚なカビィさんもこの顔ですわ。

画像19: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

オイル交換さぼってますよね?
エンジンいじってるんだからもっとマメにオイル交換しなくちゃだめですよ。

実に申し訳ない。

砂浜走行のあとは洗車も大事

画像20: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

さっきも確認しましたが、このカブで砂浜走ってますよね?

うん。

画像: 砂浜走行のあとは洗車も大事
画像21: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

海の砂が車体に残っているので、洗車すべきです
そのままほかっておくと、劣化が進みますよ。

はーい。

まとめ

なにげに点検してもらったら、自分のダメさが露呈したので、今後はもっとちゃんと点検するようにしようと思いました。

自分みたいにならないよう、みなさんはしっかり点検してくださいね。

レポート:若林浩志

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