文:小松信夫、ゴーグル編集部/写真:柴田直行
インディアン「スカウト ローグ」の特徴
![画像: Indian Motorcycle Scout Rouge 総排気量:1133cc エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブV型2気筒 シート高:649mm 車両重量:250kg(燃料搭載時) 税込価格:194万9000円〜205万9000円 ※カラーはブラックメタリック、ブラックスモーク、ブラックスモードクミッドナイト、ストームブルー、セージブラシスモーク、ステルスグレー](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2022/04/29/4c38af279f0177df13fa3f219b4c26a8281d1f2f_xlarge.jpg)
Indian Motorcycle Scout Rouge
総排気量:1133cc
エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブV型2気筒
シート高:649mm
車両重量:250kg(燃料搭載時)
税込価格:194万9000円〜205万9000円
※カラーはブラックメタリック、ブラックスモーク、ブラックスモードクミッドナイト、ストームブルー、セージブラシスモーク、ステルスグレー
徹底してクールでダークなイメージを演出
インディアンの象徴ともいうべき名車の名を受け継ぐスカウトを、アグレッシブに進化させた新たなバリエーションのスカウト ローグが2022年モデルで登場。
その特徴はまずスタイリング。ロー&ロングでモダンな雰囲気のスカウトに、コンパクトなビキニカウル、バーエンドミラーも目立つエイプハンガーハンドル、スポーティなシート、19インチフロントホイールなどを装着。
クールでダークなイメージのボディカラーに合わせ、足回りやエンジンなどをブラックアウトし、ハードでアグレッシブな雰囲気へと大胆にイメージチェンジ。
低回転域から大トルクを発揮する1133cc水冷DOHC Vツインエンジンなど、活発な走りを可能にするメカニズムはスタンダードなスカウトのものが受け継がれている。
インディアン「スカウト ローグ」各部装備・ディテール解説
![画像: 現行のスカウトシリーズに共通採用されている水冷でDOHC4バルブの水冷Vツイン。ボア99mm×ストローク73.6mmというショートストローク設定で排気量は1133cc。クルーザー用のエンジンとしては高回転までシャープに伸びるパワフルな特性だが、最大トルク97Nmを発揮する力強さも同時に備えている。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2022/04/11/43ec8b55514ede4438ea73e207b0142b9c86ac1c_xlarge.jpg)
現行のスカウトシリーズに共通採用されている水冷でDOHC4バルブの水冷Vツイン。ボア99mm×ストローク73.6mmというショートストローク設定で排気量は1133cc。クルーザー用のエンジンとしては高回転までシャープに伸びるパワフルな特性だが、最大トルク97Nmを発揮する力強さも同時に備えている。
![画像: スタンダードなスカウトでは、フロントホイールは16インチ径でファットなタイヤを組み合わせていた。しかしローグは19インチ径の8スポークホイールに細身のタイヤを装着、機敏なハンドリングを獲得し、ボバースタイルにもマッチ。Φ298mmローターのディスクブレーキやABSはそのまま。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2022/04/11/f05cd92abdfa3800f91a2ac00fbf49cdfa89eed7_xlarge.jpg)
スタンダードなスカウトでは、フロントホイールは16インチ径でファットなタイヤを組み合わせていた。しかしローグは19インチ径の8スポークホイールに細身のタイヤを装着、機敏なハンドリングを獲得し、ボバースタイルにもマッチ。Φ298mmローターのディスクブレーキやABSはそのまま。
![画像: ホイール径も変更されたフロント周りに対して、リアホイールはスタンダードなスカウトと同じ16インチ径のままで、大きくレイダウンされたツインショックも変わっていない。Φ298mmローターが目立つリアブレーキも同様だ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2022/04/11/bb8219b5b26e6d16c621f1ba1239bcc1cbfd29b5_xlarge.jpg)
ホイール径も変更されたフロント周りに対して、リアホイールはスタンダードなスカウトと同じ16インチ径のままで、大きくレイダウンされたツインショックも変わっていない。Φ298mmローターが目立つリアブレーキも同様だ。
![画像: オーソドックスなスタイルのスタンダードなスカウトとも、ボバースタイルで独特なヘッドライトカバーを備えたスカウト・ボバーとも異なり、俊敏なイメージのビキニカウルによってモダンでスポーティな雰囲気にまとめられたスカウト ローグ。ヘッドライトそれ自体は各車共通。フロントフォークは両車ともに正立タイプ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2022/04/11/5091a88c26455d67dda60c1c0830445248658f5c_xlarge.jpg)
オーソドックスなスタイルのスタンダードなスカウトとも、ボバースタイルで独特なヘッドライトカバーを備えたスカウト・ボバーとも異なり、俊敏なイメージのビキニカウルによってモダンでスポーティな雰囲気にまとめられたスカウト ローグ。ヘッドライトそれ自体は各車共通。フロントフォークは両車ともに正立タイプ。
![画像: 下部に多機能液晶を内蔵した大径のアナログスピードメーター。スポーティな性格を与えられたスカウト・ローグらしいところ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2022/04/11/055bd24cd9f9739f07676771dc5e62db965cfa52_xlarge.jpg)
下部に多機能液晶を内蔵した大径のアナログスピードメーター。スポーティな性格を与えられたスカウト・ローグらしいところ。
![画像: 流麗なフォルムの側面をすっぱり切り落としたような、独特なデザインの燃料タンクは現行スカウトシリーズ共通のもので容量は12.5L。しかしローグならではの個性的ディテールや専用デザインのカラーによって、印象が大きく変わった。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2022/04/11/d97662f782acba76680d1da029e738f493395f23_xlarge.jpg)
流麗なフォルムの側面をすっぱり切り落としたような、独特なデザインの燃料タンクは現行スカウトシリーズ共通のもので容量は12.5L。しかしローグならではの個性的ディテールや専用デザインのカラーによって、印象が大きく変わった。
![画像: スタンダードなスカウトはタンデムシート付のシートだったが、ローグには軽快な雰囲気を重視してシングルシートが装着されている。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2022/04/11/911833eef347ffabb2829411640bc3f274046b5b_xlarge.jpg)
スタンダードなスカウトはタンデムシート付のシートだったが、ローグには軽快な雰囲気を重視してシングルシートが装着されている。
![画像: 重厚な雰囲気のディープフェンダーとクラシカルなデザインのテールランプを装着していたスタンダードモデルから一転、カスタムマシン的なローグは切り詰められたモダンなデザインのリアフェンダーと、それに合わせたテールランプでリアビューを一新している。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2022/04/11/61f586e307d647f6f7c6136e83fcdaf93b42e00b_xlarge.jpg)
重厚な雰囲気のディープフェンダーとクラシカルなデザインのテールランプを装着していたスタンダードモデルから一転、カスタムマシン的なローグは切り詰められたモダンなデザインのリアフェンダーと、それに合わせたテールランプでリアビューを一新している。
インディアン「スカウト ローグ」主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2274×995×1181㎜ |
ホイールベース | 1576mm |
シート高 | 649mm |
車両重量 | 250kg(燃料満載時) |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒 |
総排気量 | 1133cc |
ボア×ストローク | 99×73.6mm |
最大トルク | 97Nm/5600rpm |
燃料タンク容量 | 12.5L |
変速機形式 | 6速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | 130/60B19・150/80B16 |
メーカー希望小売価格 | 194万9000円〜205万9000円(消費税10%込) |
文:小松信夫、ゴーグル編集部/写真:柴田直行