普段街中で見かける白バイや郵便局のバイク。市販車とはいろいろ異なる装備が付いているのはすぐに分かりますが、じろじろ見るのは気が引けますよね? じっくり見るならショーイベントがうってつけ、記念写真も撮れちゃいます。第1回名古屋モーターサイクルショーにもさまざまな“働くバイク”が展示されていました。また、普段はなかなか見られない自衛隊車両も登場しましたよ。写真をたっぷりお届けします!
※4月11日に、CB400 SUPER FOUR(教習車仕様)も追加しました!
レポート:西野鉄兵

自衛隊車両|オートバイ(偵察用)

画像: 自衛隊車両|オートバイ(偵察用)

自衛隊のバイクはどんなイベントに登場しても大人気。名古屋モーターサイクルショー2022でも終日、お客さんが興味津々に眺めていました。こちらは「自衛隊愛知地方協力本部 半田所」ブースに展示された「オートバイ(偵察用)」です。

ベースとなっている車種はカワサキ「KLX250」。見るからにタフネスなカスタムが施されています。偵察用バイクは、災害地でも活躍。状況が分からない現場へいの一番に乗り込んで、後続の四輪部隊をどう展開すればいいかなど情報を伝えます。がれきや土砂の上を走るのは、コースや林道とはわけがちがうはず。日々のオフロード走行練習はすさまじそうですね。

リアキャリアなど車体後部の装備は、そのままツーリングバイクのカスタムの参考にもなりそう。ガード類もたくさん装備、しかもただ倒れても壊れにくくしているだけじゃないのがかっこいい。機能美のかたまりです。

自衛隊車両|オートバイ(警務用)

画像: 自衛隊車両|オートバイ(警務用)

今回の名古屋モーターサイクルショーでは僕も初めて見るバイクがありました。それが自衛隊車両の「オートバイ(警務用)」。通称・自衛隊の白バイです。

要人警護のための偵察や先導などを行なうバイクだそう。主に駐屯地内で活躍しているようで、なかなか外に出てくることはないのだとか。

しかし今回は名古屋市にある陸上自衛隊 守山駐屯地から会場のAichi Sky Expoまで50kmほどを自走でやってきたんですって! 迷彩服と白バイの組み合わせは見かけても「コスプレかな?」と思っちゃうかもしれませんね。ちなみに迷彩服で乗るときもあれば、ご覧の黒い上下でビシッと決めるときも多いそうです。

ベースとなっている車種は排気量320ccのヤマハ「MT-03」。サイレンやスピーカーなどが備わり、パッと見には警察車両の白バイと区別がつきません。なんだか、ごちゃごちゃした都心部ではCB1300PよりもこっちのMT-03の方が走りやすそう、と思ってしまいました。

普通自動二輪教習車|CB400 SUPER FOUR(教習車仕様)

画像: ▲「愛知県二輪指定自動車教習所 BKCC」ブースに展示されていました。これから免許を取ろうと考えている人に大人気でした!

▲「愛知県二輪指定自動車教習所 BKCC」ブースに展示されていました。これから免許を取ろうと考えている人に大人気でした!

バイクの免許を持っている人にはおなじみの教習車。これも働くバイクといえますよね。名古屋モーターサイクルショーでは、長年の定番モデルであるホンダ「CB400 SUPER FOUR(教習車仕様)」を発見。

私が普通自動二輪免許を取得するため教習所に通っていたのは、約17年も前のこと。そのときからすでに中免の教習車といえばCB400SF! と定着していました。

画像1: 普通自動二輪教習車|CB400 SUPER FOUR(教習車仕様)

当時の私は、このCB400SFは自動車学校が各々でカスタムして造っているのかと思っていました。ガムテープとかでペタペタ補修されていたので、そう思い込んだのかもしれません。じつはホンダが正式に教習車仕様のモデルを用意し、自動車学校向けに販売しています。

「CB400 SUPER FOUR(教習車仕様)」は、教習車特有のランプ類やガード類を標準装備。出力特性も扱いやすく変更されています。

画像2: 普通自動二輪教習車|CB400 SUPER FOUR(教習車仕様)

シート高は通常のCB400SFが755mmなのに対し、教習車仕様は750mm。ハンドルやステップなども“初めてのバイク”でもより乗りやすいように調整されているんです。

エンジンガードとリアバンパーの安心感は絶大ですよね。教習所を無事に卒業し免許を取得したのち、初めて普通のバイクに乗ったときは「転んだら倒れちゃうじゃないか!」なんて当たり前のことで怯えたものです。

レポート:西野鉄兵

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