東京モーターサイクルショー2022では、大阪での同ショーには出展してしなかったヘルメットメーカーも数々見かけました。この記事では、韓国のHJC、イタリアのノーラン、フランスのシャークなど海外ブランドも交えながら、各社がイチオシする新製品を絞りこんで紹介します。
文・写真:西野鉄兵

HJC|エイチジェーシー

画像: HJC|エイチジェーシー

HJCは、世界各地に販売網を持つ韓国の一大ヘルメットメーカー。MotoGPの契約ライダーも抱え、モータースポーツの世界でも躍進を見せています。

日本ではアールエスタイチが正規販売元として、多彩なラインナップを展開。日本人向けのオリジナル内装を採用するなどし、フィット感の調整も図っています。


HJH225|RPHA 1N レッドブル オースティンGP

画像1: HJH225|RPHA 1N レッドブル オースティンGP

そんなHJC渾身の新製品「RPHA 1N」が東京モーターサイクルショー2022で公開されました。MotoGPやスーパーバイク世界選手権で契約ライダーが着用する、FIMホモロゲーションを取得したレーシングモデルです(規格:SG・JIS・ MFJ公認・ FIM公認)。

安全性の高さはもちろん、超高速域での空力性能、ハードな使用時での快適性など、世界最高峰の舞台で戦うロードレーサーのために開発された性能を堪能できるのは嬉しいかぎり。税込価格は10万7800円。2022年5月に限定モデルとして発売されます。

画像2: HJH225|RPHA 1N レッドブル オースティンGP

レーシーなこのカラー名は、「レッドブル オースティンGP」。レッドブルのロゴはスポンサーライダーの特権ともいえるものでしたが、世界ではじめて一般向けヘルメットに採用。そういった面でも話題となること間違いなしのニューモデルです。

NOLAN|ノーラン

画像: NOLAN|ノーラン

ノーランの本社はイタリア。本社工場での一貫生産にこだわり続け50年、欧州を代表する老舗ヘルメットメーカーです。エアベンチレーションやラチェット式のあごひも、ピンロックシートなど現在では当たり前のように浸透している機構を世界で初めて採用した会社でもあります。

日本での正規販売元は、2022年に同じく創業50周年を迎えるデイトナ。オンロード&オフロード向けのフルフェイスをはじめ、ツーリングや街乗りで快適なジェットタイプ、システムヘルメットまで、さまざまなモデルを輸入販売しています。


N808

画像: ▲ソリッドカラーは3万8830円。

▲ソリッドカラーは3万8830円。

最も注目したいモデルは、2022年の新製品「N808」シリーズ。ノーランで一番人気だった「N87」の後継となります。

シルエットが美しいフルフェイス型で、インナーサンバイザーも搭載。このバイザーはあご部分に備わるボタンをワンプッシュするだけで格納できるのが特徴です。

着脱のしやすさや快適性、シールドの密閉度、視野の広さなど、あらゆる部分にこだわりが見られます。アウターシェルにはノーラン独自の軽量・高強度を誇るポリカーボネートを採用。あごひもはラチェット式を採用し、曇りを抑えるピンロックシートは標準セット。

画像: ▲ノーラン「50th ANNIVERSARY」カラーのヘルメット。一番右がN808(税込価格:4万4880円)。

▲ノーラン「50th ANNIVERSARY」カラーのヘルメット。一番右がN808(税込価格:4万4880円)。

発売は、2022年4月末にノーラン50周年記念モデルから始まるそうで、その後秋頃にソリッドカラーやグラフィックモデルも登場予定。

街乗りからロングツーリングまで対応し、安全かつ快適でラクなヘルメットをお探しだった方に、とくにおすすめ!

SHARK|シャーク

画像: SHARK|シャーク

シャークは創業30年の歴史を持つフランス発のヘルメットメーカー。本社は南仏マルセイユにあり、生産はポルトガルやタイの自社工場で行なわれ、世界77カ国で販売されています。

日本では、輸入元はリンクス、販売元はヤマハの純正用品でおなじみのワイズギアが担当しています。東京モーターサイクルショー2022では、新たなグラフィックモデルが数々公開されていました。


スパルタンカーボン

画像: ▲カラー:レッド/税込価格:5万3900円

▲カラー:レッド/税込価格:5万3900円

展示ブースでとくに目立っていたのは「スパルタンカーボン」のニューカラー。これまで単色のみの設定でしたが、レッドとホワイトが追加ラインナップされました。両側面にSHARKロゴが大胆に配されています。発売予定時期は2022年初夏。

画像: ▲カラー:ホワイト/税込価格:5万3900円

▲カラー:ホワイト/税込価格:5万3900円

その名の通り、カーボンファイバーをアウターシェルに採用した軽量設計。インナーサンバイザー搭載、ピンロックシートを標準セット、耳元はインカムなどのスピーカーを装着しやすいよう広めのスペースを確保、ベンチレーションも大型のものを配備するなどしたツーリング向けフルフェイスです。

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