電動バイクに乗ったことがないので、一度電動バイク体験をしてみたい・・・というライダーは、ICE(内燃機関)車贔屓のなかにも少なくないのでは? ただ、まだ普及期が始まったばかりの電動バイクは取扱店の数も少なく、試乗ができる機会は限られているのが実情でしょう。そこでフランスのオフロード向け電動バイクメーカーのEMは、取扱店に行かずとも同社製品を試乗できる仕組みを考えたのです!
文:宮﨑健太郎(ロレンス編集部)
※この記事は「ロレンス」で2022年2月8日に公開されたものを転載しています。

アナタのもとへ、EMの試乗車をダイレクトでお届けいたします!?

EMが近日中に開始しようとしている、取扱店を訪問しなくてもEM製電動バイクを試乗できるサービス名は「EMフライ」といいます。利用するには、まずはEMの公式サイトにアクセスして、トライアルのEピュア系2モデルかオフロードのエスケープ系2モデルのいずれかの試乗したいモデルを選択し、希望する日程を入力します。

このサービスの"肝"は、アナタの希望する場所に試乗車を宅配システムを使ってお届けしてくれるところにあります。届け先は自宅住所である必要はなく、試乗をする場所の近隣・・・たとえば別荘やホテルなどを指定することもできるようです。

画像: EMの試乗車は、この「フライケース」という専用の試乗車運搬ケースに入れられて宅配されます。 www.electric-motion.fr

EMの試乗車は、この「フライケース」という専用の試乗車運搬ケースに入れられて宅配されます。

www.electric-motion.fr
画像: フライケースは、EMの試乗車がサクっとローディングできるように各部が工夫されています。なお充電器など試乗車を走らせるために必要な備品も、すべてケース内に梱包されています。 www.youtube.com

フライケースは、EMの試乗車がサクっとローディングできるように各部が工夫されています。なお充電器など試乗車を走らせるために必要な備品も、すべてケース内に梱包されています。

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日本でもこういうサービスがあると、ありがたいですね・・・

気になるこのサービスの利用料は250ユーロ≒3万2,920円が基本で、EMとしては個人で利用するだけでなく、バイククラブや友人のグループで「EMフライ」を利用することも想定しています。複数人でこのサービスを利用して試乗するなら、利用料をワリカンして電動バイクを体験することができるわけです。

画像: 2022年型のEMのトライアルの「Eピュア」とオフロードモデル「エスケープ」は、トラクションコントロールを採用しています。また上級版RモデルではTKO(ティックオーバー)という機能が与えられており、上級者も初心者もよりICE的な感覚で、電気モーターの加速感とトラクション感を得ることができます。 www.electric-motion.fr

2022年型のEMのトライアルの「Eピュア」とオフロードモデル「エスケープ」は、トラクションコントロールを採用しています。また上級版RモデルではTKO(ティックオーバー)という機能が与えられており、上級者も初心者もよりICE的な感覚で、電気モーターの加速感とトラクション感を得ることができます。

www.electric-motion.fr

ヒジョーに気になるのは、試乗の"現場監督"となるメーカーやディーラーのスタッフの立ち合いなしで、試乗車を預けてしまって色々な意味で大丈夫なのか・・・ということですが、EMフライの利用条件としては運転免許証、署名された契約書、1,500ユーロ≒19万7,650円の保証金、そして個人賠償責任保険の写し・・・の4つが"担保的"に求められます。

記事のタイトルにあるとおり、このサービスは今のところフランス限定なのですけど・・・日本でもこういうサービスがあれば喜ぶ人は多いでしょうね。EMのこの新たな試みが、EM製品の売り上げアップにどれだけ結びつくのか・・・そのことも非常に興味深いです。

画像: EM Fly www.youtube.com

EM Fly

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文:宮﨑健太郎(ロレンス編集部)

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