月刊誌『ミスター・バイクBG』の2022年2月号が全国の書店およびオンライン書店で発売されました。主なコンテンツは以下の通りです。

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【特集】 
四気筒前夜
HONDA INLINE 6 CBX

速さやスポーツ性は、バイクに乗る・創る上でとても重要です。最初は単気筒エンジンを搭載し登場したバイクは、その後2気筒、3気筒……とシリンダーの数が増えていきました。結果、現在大型スーパースポーツモデルは4気筒が主流となっています。

もちろん、その課程には様々な挑戦がありました。最も先鋭的な大型スーパースポーツ=4気筒1リッターと固定されたのは、実は水冷となった後のこと。最初に大型4気筒が登場した後も、エンジンレイアウト、排気量そのものなど様々な技術的トライが繰り返され、新しい形となりつつも登場しなかったモデルが、メーカーには数多く存在しています。

だからこそ「四気筒前夜」の市販モデルは、より強烈な個性を放っていると感じさせます。1978年に登場したホンダCBXは、予想だにしかなった空冷直列(並列)6気筒DOHC4バルブのエンジンを搭載。ホンダは、ほぼ同時期に4気筒のCB750F/900Fを開発していたにもかかわらず、この6気筒モデルを多くのライダーが享受出来る形で世に出してきたのです。

「4ストローク6気筒レーサーを創ったメーカーとして」「『速さとは何か』への探求」など、様々な形容詞が浮かぶ。そこには、無駄なものなど一切ない。あるのは、リアルに感じる作り手の情熱です。

市川 仁が絶版車を斬る
YAMAHA FZR750(1987)

画像: 市川 仁が絶版車を斬る YAMAHA FZR750(1987)

1980年代中期、次々とレーシングマシンの技術が投入され先鋭化していったレーサーレプリカモデル達。その中でヤマハ大型モデルの雄といえば、1987年に発売されたFZR750でした。

先代のFZ750から引き継ぐジェネシスエンジンはダウンドラフト吸気・狭角5バルブという、時代を先取りしたもの。さらにワークスマシンYZF750のアルミデルタボックスフレームの技術を投入。限定生産ではない量産車として出した事で、多くのライダーがその魅力を享受する事ができました。

スポーツ性だけでなくツーリング等オールラウンドに活躍した名機。そのポテンシャルをサーキットで再検証します。

THE〝FACTORY STOCK〟
1985 YAMAHA RZV500R

画像: THE〝FACTORY STOCK〟 1985 YAMAHA RZV500R

1980年代に起こったレーサーレプリカブームで、忘れられないもう一つのカテゴリーは、2ストローク400cc/500ccモデルといえます。何とWGP500ccクラスのマシンの面影が濃い市販車を登場させたのです。現在で例えるならモトGPマシンの市販版を出すようなものであり、想像できない程の開発コストと手間が掛けられていました。「もう二度と誕生しない」と言われるのも納得できます。

その至極のモデルの中で、必ず挙げられるのが、ヤマハRZV500Rです。

ワークスマシンYZR500の要素を多分に採り入れ誕生。YZRのV型4気筒エンジンは2軸クランクで、RZVも2軸。市販車としてエアクリーナーボックスをレイアウトし、灯火類など保安部品も装備するために、車体周りには実に細かい工夫が施されていました。フレーム素材もYZRと同じくアルミで、RZV500Rの輸出仕様であるRD500LCではスチール製とされました。つまり国内仕様のオーナーのみ「よりリアルなレプリカ」を享受できたのです。今後もずっと走っている姿を見たいモデルですね。まだまだ見つかりますよ!

マニアックバイクコレクション

バイクはエンジンの仕様によってフィーリングが大きく変わる乗り物なのは、皆さんご存じのとおり。日本車のスーパースポーツといえば4気筒のイメージですが、4気筒にはないパルス感の2気筒モデルにも、面白い車両が沢山あります。

実はカワサキは直列2気筒モデルを長年継続して作ってきたメーカーで、その蓄積が今のカワサキミドルモデルの人気に繋がっています。さかのぼると、古くは空冷、そして水冷となってからのロードスポーツやアメリカン、そしてデュアルパーパスも! 今回も「こんなモデルがあったのね」と思えるモデル達をご紹介します。

’90S&’00S ナインティーズ&ノーティーズ
HONDA CBR1100XX SUPER BLACKBIRD

画像: ’90S&’00S ナインティーズ&ノーティーズ HONDA CBR1100XX SUPER BLACKBIRD

1990年代から2000年代にかけて、一世を風靡したジャンルを改めて採り上げるこのコーナー。1990年代といえば、ネイキッドと共にいわゆるメガスポーツも大人気でしたね。カワサキZZR1100にはじまり、「打倒ZZR」を掲げたモデルが他社からも登場。

その最初がホンダCBR1100XXでした。ホンダらしい、良く回るエンジン。そして個性的なフォルム。車体の大きさから来るイメージ以上に、ワインディング等での運動性も、実はかなり優れていました。この「もっと作り続けてほしかった」マシンを改めて検証します。

「雨は これから」東本昌平 第75話「朝採れ市場で捕まえて」

なんだかんだ言って、人は本能に突き動かされる。気がつけば周りは賑やかだ。

画像: 「雨は これから」東本昌平 第75話「朝採れ市場で捕まえて」

『ミスター・バイクBG』2022年2月号/定価:630円(税込)

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