先日、2022年秋からのデリバリーが予告されたスタルク・フューチャー社の電動モトクロッサー「スタルク・ヴォルグ」ですが、そのアンバサダーをつとめるジョシュ・ヒルの走行動画が公開されています。2輪EV動画に"ありがち"な、走行シーンに音楽をかぶせたりとかの演出は一切なく、このマシンの静かさや走りっぷりを、無加工の"生"状態で見ることができます!
文:宮﨑健太郎(ロレンス編集部)
※この記事は「ロレンス」で2021年12月20日に公開されたものを転載しています。

ダートバイク経験がほとんどない人でも、安心して楽しめる?

こちらの動画は、ジョシュ・ヒルのYouTubeチャンネルにアップされたもので、スタルク・ヴォルグのプロモーション動画撮影のため、スペイン国内3つのモトクロスコースを走ったときの模様をおさめたものです。

画像: 動画の舞台となるのはスペインのモトクロスコース・・・モトクロス デ カタルーニャ、レリダ パーク、ゴルフMXトラックの3箇所です。 www.youtube.com

動画の舞台となるのはスペインのモトクロスコース・・・モトクロス デ カタルーニャ、レリダ パーク、ゴルフMXトラックの3箇所です。

www.youtube.com
画像: アメリカンライダーのジョシュ・ヒルは、アメリカのアルタ・モータースの電動モトクロッサーで、レッドブル・ストレートリズムなどに参戦した経験を持っています。 www.youtube.com

アメリカンライダーのジョシュ・ヒルは、アメリカのアルタ・モータースの電動モトクロッサーで、レッドブル・ストレートリズムなどに参戦した経験を持っています。

www.youtube.com

スタルク・フューチャーのアンバサダーであり、AMAスーパークロスで優勝経験のあるジョシュ・ヒルは、「まず最初に、スタルク・ヴォルグは私が見た中で最も美しいバイクの1つです!」と語っています。「今までで、最も応答性の高いパワーのバイクだと思います。最初から設計者たちは、シャシー設計とそのエルゴミクスの正しさ的に、素晴らしい仕事をしてくれました。調整が必要なところは、ほんのわずかでした。同様に、"ワンサイズですべてにフィットする"というアイデアが気に入りました。ダートバイクの経験がほとんどない人でも、安心して楽しむことができます・・・特に、250ccや450ccの新車に比べれば、です。それでいて、シリアスな競技者やフリーライドをする人にも、彼らが欲する爆発的な力を発揮させることも可能なのです。スタルク・ヴォルグの可能性には無限です。一度電動バイクに乗れば、一度電動バイクに乗ったら、他のどんなバイクにも似てないことがわかるでしょう。

https://starkfuture.com/

開発ライダーのS.トーテリは、かく語りき!?

我々がICE(内燃機関)を搭載するモトクロッサーに乗るとき、エンジン回転の上昇・下降で変化するエンジンノイズや排気音は、速く走る上で必要不可欠なインフォメーションのひとつ・・・に思えます。また、頻繁なシフトチェンジやクラッチ操作は、走りのリズムを生み出す要素のひとつにも思えます。点シフトもクラッチもなく、静かなモーター音だけを奏でる電動モトクロッサーは、はたしてICE車に慣れたライダー走りにどのような影響を及ぼすのでしょうか?

画像: 開発ライダーをつとめるフランスの英雄、S.トーテリの走り。 starkfuture.com

開発ライダーをつとめるフランスの英雄、S.トーテリの走り。

starkfuture.com

スタルク・ヴォルグの開発ライダーをつとめる、元世界モトクロスGP王者のセバスチャン・トーテリのコメントは、非常に興味深いものです。

「スタルク・ヴォルグに初めて乗ったとき、それは未知の世界への第一歩でした。その第一印象は、期待以上のパフォーマンスでした。(略)サスペンションとシャシーに関しては、すぐに馴染みました。これは本物のモトクロスバイクです。電動のパワーについては学ぶ必要がありましたが、こんなに早く馴染むことができて、こんなに楽しく乗れるとは驚きました。私たちはすでに、かなり多くの開発作業を行っています。シャシーはバランスが取れており軽快です。軽量であるということは、本当に簡単に動き回ったり、ジャンプやセクションを攻めることができることを意味します。トラック上で最高の気分を味わいながら、このバイクでレースをすることができます・・・それは、私たちが目指すところです。静かに乗るのは素晴らしい経験です! バイクがトラクションしたときや、路面の石やジャンプの衝撃で生じた音で聴くことができます。それはすごくセンセーションです。

https://starkfuture.com/

S.トーテリのコメントを読むと、電動モトクロッサーならではのライディングプレジャーを乗り手は体感することができることがわかります。彼の言う"音"を、サウンド加工のない動画でぜひ楽しんでください。そしてスタルク・ヴォルグのライディングフィールを、想像(妄想?)して楽しんでください!

画像: Raw Varg www.youtube.com

Raw Varg

www.youtube.com

文:宮﨑健太郎(ロレンス編集部)

This article is a sponsored article by
''.