日本のオートバイ史において、本格的なシングルスポーツが登場したのは1978年のSR400/500だった。それ以来、さまざまな流行の中で現れてきた、国産・空冷シングルスポーツ。この記事では、代表的なモデルをピックアップ。発売当時にブームとなった機種も多く、ベテランライダーさんは「懐かしい」「乗ってた」なんて思えるかも。記事末では人気投票も実施中!
まとめ:RIDE編集部

Honda FTR250

画像: Honda FTR250 1986 発売当時価格:38万5000円(キック仕様)/39万8000円(セル仕様) カラー:トリコロール

Honda FTR250 1986

発売当時価格:38万5000円(キック仕様)/39万8000円(セル仕様)
カラー:トリコロール

1980年代にホンダはアメリカでダートラレースに参戦したが、これに合わせて1986年に国内で市販されたFTR250。

エンジンはXLR系空冷単気筒、スタイルも車体もダートラマシンそのものの本格的な造りだったが短期間で販売終了。しかし90年代のストリートカスタムブームで人気が高まり2000年、FTRとして復活。こちらはSL230系エンジンで車体もストリート向けだった。

画像: Honda FTR 2000 発売当時価格:33万9000円(トリコロールカラー)/32万9000円(ソリッドカラー) カラー:トリコロール

Honda FTR 2000

発売当時価格:33万9000円(トリコロールカラー)/32万9000円(ソリッドカラー)
カラー:トリコロール


Honda CB223S

画像: Honda CB223S 2008 発売当時価格:46万7250円(ストライプタイプ) カラー:クラシカルホワイト

Honda CB223S 2008

発売当時価格:46万7250円(ストライプタイプ)
カラー:クラシカルホワイト

扱いやすくフレンドリーな乗り味とシンプルでレトロなスタイルが魅力

2008年にデビューしたホンダCB223Sは、223cc空冷単気筒エンジンをはじめFTR223から発展した完成度の高いメカニズムに、シンプルでレトロなスタイルを組み合わせたベーシックスポーツだ。

フレキシブルなトルク特性のエンジンと、軽量でコンパクトな車体によって実現された、バランスの取れたフレンドリーな乗り味で人気となった。2016年に生産を終了。


Honda CL400

画像: Honda CL400 1998 発売当時価格:44万8000円 カラー:シエナゴールドメタリック

Honda CL400 1998

発売当時価格:44万8000円
カラー:シエナゴールドメタリック

往年のスクランブラー「CL」の名を400ccで復活

ホンダ往年のスクランブラーである「CL」の名を復活させるモデルとして1997年にCL50が登場、これに続いて1998年に市販が開始されたのがCL400だ。

エンデューロレーサーのXR400用をベースにした400cc4バルブ空冷単気筒エンジンを、F19インチ・R18インチホイールを履いたスリムな車体に搭載。セルスターターは備えず始動はキックのみ。丸みを帯びたフォルムのタンクや、左右2本出しのアップマフラーなどCLらしいレトロでスポーティな雰囲気を強調。

画像: ▲プレアデスシルバーメタリック

▲プレアデスシルバーメタリック


Honda CB400SS

画像: Honda CB400SS 2001 発売当時価格:45万9000円(ソリッドタイプ)/46万9000円(ストライプタイプ) カラー:パールアトランティスブルー

Honda CB400SS 2001

発売当時価格:45万9000円(ソリッドタイプ)/46万9000円(ストライプタイプ)
カラー:パールアトランティスブルー

CLベースに開発されたスタンダードなロードスポーツ

CL400をベースに開発されたロードスポーツバージョン・CB400SS。そのため、400cc空冷単気筒エンジンやフレームといった主要コンポーネンツはCL400と共通だが、60年代のCBシリーズを彷彿させるレトロなベーシックスポーツというべきスタイリングと、当時を再現したグラフィックのデザインでイメージチェンジを図っている。

当初はCLと同じくキック始動のみだったが、2003年モデルからはセルスターターを追加。2008年に生産を終了した。

画像: ▲プラズマイエロー

▲プラズマイエロー

画像: ▲パッションレッド

▲パッションレッド


YAMAHA TW200

画像: YAMAHA TW200 1987 発売当時価格:29万9000円 カラー:ファラウェイブルー

YAMAHA TW200 1987

発売当時価格:29万9000円
カラー:ファラウェイブルー

YAMAHA TW200E 1998

発売当時価格:29万9000円
カラー:ディープレディッシュイエローカクテル1

ちょっと変わったオフロード車がストリートカスタムで大変身

200ccの空冷単気筒エンジンを搭載して1987年に登場した最初のTW200は、ファットなリアタイヤや高地補正機構付きキャブも装備した、走破性の高い特殊なオフロード車であった。

しかし90年代半ば頃、その個性的スタイルがストリートカスタムのベースとして注目され爆発的にヒット。そこで最初からストリート向けに丸型ヘッドライトを装着したTW200Eが登場、さらにセローと同じ225ccエンジンとしたTW225に発展。国内向けには2008年まで販売された。


SUZUKI GRASSTRACKER

画像: SUZUKI GRASSTRACKER 2000 発売当時価格:38万4000円 カラー:パールグラスホワイト/マーブルアステカオレンジ

SUZUKI GRASSTRACKER 2000

発売当時価格:38万4000円
カラー:パールグラスホワイト/マーブルアステカオレンジ

画像: SUZUKI GRASSTRACKER BIGBOY 2001 発売当時価格:39万4000円 カラー:リバティイエロー

SUZUKI GRASSTRACKER BIGBOY 2001

発売当時価格:39万4000円
カラー:リバティイエロー

長く根強く支持されてきた軽快でスポーティなトラッカー

TW人気をきっかけに始まったトラッカーブームの最中、2000年にスズキが発売したストリートトラッカーであるグラストラッカー。250cc単気筒エンジンやフレームなど、ボルティの基本メカニズムをベースとするが、コンパクトな燃料タンクやシートで車体はスリム化され軽快な雰囲気を強調。

ビッグボーイは前後ホイール径をグラストラッカーの18・17ンチから19・18インチにアップし、フォークやスイングアームも延長して存在感を強めたモデル。両モデルとも独特なスタイルと低く抑えられた価格で注目され、2008年のFI化などを経て2017年まで生産された。

画像: SUZUKI GRASSTRACKER 2008 発売当時価格:41万8950円 カラー:ソリッドブラック

SUZUKI GRASSTRACKER 2008

発売当時価格:41万8950円
カラー:ソリッドブラック

画像: SUZUKI GRASSTRACKER BIGBOY 2008 発売当時価格:45万450円 カラー:パールミラージュホワイト

SUZUKI GRASSTRACKER BIGBOY 2008

発売当時価格:45万450円
カラー:パールミラージュホワイト


YAMAHA BRONCO

画像: YAMAHA BRONCO 1997 発売当時価格:39万9000円 カラー:ライトレディッシュイエローソリッド1

YAMAHA BRONCO 1997

発売当時価格:39万9000円
カラー:ライトレディッシュイエローソリッド1

1997年に登場したブロンコは、扱いやすさで人気のオフローダー・セロー225がベース。レトロなオフロードモデル風スタイルと、フロントホイールの19インチ化で、ストリート向けの乗り味に仕上げられている。


Honda XL230

画像: Honda XL230 2002 発売当時価格:34万9000円 カラー:ブーンシルバーメタリック

Honda XL230 2002

発売当時価格:34万9000円
カラー:ブーンシルバーメタリック

2002年デビューのXL230は、タンク形状やツインショック、独特なマフラーなど1970年代のXLシリーズ初期モデルの雰囲気を再現したスタイルが特徴。エンジンはSL230ベースの空冷単気筒でセルスターターも装備。

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