カワサキ自慢のスポーツネイキッド・Zシリーズの最高峰モデル、Z H2に電子制御サスペンションを加えた「SE」が登場した。過給エンジンだけでなく、スカイフックテクノロジーまで備えた最新鋭のZはどんな乗り味に進化したのか?
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

カワサキ「Z H2 SE」「Z H2」カラーバリエーション

Z H2 SEとZ H2(スタンダードモデル)の2021年モデルは1色ずつの設定となる。

Z H2 SE「メタリックディアブロブラック×ゴールデンブレイズドグリーン」
税込217万8000円

画像1: カワサキ「Z H2 SE」「Z H2」カラーバリエーション

Z H2 「メタリックディアブロブラック×メタリックフラットスパークブラック」
税込189万2000円

画像2: カワサキ「Z H2 SE」「Z H2」カラーバリエーション

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  • 画像4: カワサキ「Z H2 SE」インプレ(2021年)電子制御サスペンションの効果はいかに?「Z H2」との乗り味を比較
    Z H2 SE
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    Z H2
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    Z H2 SE
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    Z H2
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カワサキ「Z H2 SE」ライディングポジション・足つき性

シート高:830mm
ライダーの身長・体重:176cm・68kg

前傾は弱めでロングランも楽。フロント寄りに座って格闘する乗り方によくフィットするが、自然な位置に座るとタンクエンドと腿に隙間が空きやすい。許容バンク角はスポーツネイキッドとしては少々浅め。

画像: カワサキ「Z H2 SE」ライディングポジション・足つき性

カワサキ「Z H2 SE」各部装備・ディテール解説

ニンジャH2 SXをベースに、圧倒的パワーと扱いやすさの両立を目指した過給エンジン。衝撃的な瞬発力を発揮する。

ショーワ製の電子制御サス「KECS」を装備。「レイン」モードではスカイフックテクノロジーが作動して安定感と快適性を両立。ブレンボ製のマスターシリンダーとStylemaモノブロックキャリパーを組み合わせたフロントブレーキで、制動力とコントロール性も「Z H2」より向上している。

スイングアームのマウントはエンジンの背面に設けたプレートを介して行うことで、剛性の確保と軽量化を両立。

H2シリーズにのみ許された「特別な1台」の証・リバーマークをノーズに装着。LEDヘッドライト形状もユニークだ。

左右非対称デザインの左側はスーパーチャージャーの吸気ダクト。SEはこのダクトに銀鏡塗装が施され、上質さを誇る。

ライディングモードはスポーツ、ロード、レインとマニュアル。IMUからの情報でバンク角や荷重状況なども表示。

「RIDEOLOGY THE APP」というアプリでスマホとブルートゥース通信が可能。走行ログ確認やセッティング変更もできる。

ネイキッドらしく幅広い使い方に対応するシート形状。クッションの厚みを最適化して、タンデムシートはやや高めに配置。

シートは前後とも簡単に着脱できてメンテナンス性は良好。タンデムシート下にはETC2.0車載器を標準装備している。

画像: 【動画】New 2021 Kawasaki Z H2 SE | Unveil and Product Review | www.youtube.com

【動画】New 2021 Kawasaki Z H2 SE | Unveil and Product Review |

www.youtube.com

カワサキ「Z H2 SE」主なスペック・価格

全長×全幅×全高2085×815×1130mm
ホイールベース1455mm
最低地上高140mm
シート高830mm
車両重量241kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒+スーパーチャージャー
総排気量998cc
ボア×ストローク76×55mm
圧縮比11.2
最高出力147kW(200PS)/11000rpm
最大トルク137N・m(14.0kgf・m)/8500rpm
燃料タンク容量19L
変速機形式6速リターン
キャスター角24.9°
トレール104mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17・190/55ZR17
ブレーキ形式(前・後)Φ320mmダブルディスク・Φ260mmディスク
メーカー希望小売価格217万8000円(消費税10%込)

文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

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