おしゃれが楽しめて、クローゼットでかさばらないインナープロテクター
ひと昔前までは、プロテクターが備わったライディングジャケットやライディングパンツを着て、万が一の転倒時に備えるというのが多くのライダーの考え方でした。
いまでも主流ではありますが、近年では「インナープロテクター」も選択肢のひとつとして浸透してきています。
アウターではなく、肌に近い部分にプロテクターを装着することで、より的確に身体を守れるというメリットがあります。
もうひとつ大きなメリットは、アウターを選ばないということ。インナーでライディングジャケットと同等の保護機能を備えていれば、自由にウエアを選べるわけです。
インナープロテクターの登場により、プロテクターが別売のライディングジャケットも増えてきました。プロテクター入りのジャケットは、クローゼットで場所を取っちゃうんですよね。
また、インナープロテクター+ライディングジャケットで、プロテクション性能をより高めることも可能。インナープロテクターは、ライダーのウエアの可能性を大きく広げてくれるアイテムです。
ヘンリービギンズのインナープロテクター新製品
今回紹介するのは、ヘンリービギンズの2021年新作インナープロテクター。「HPPE 耐切創インナープロテクター」は、摩耗や引き裂きに強い特殊生地「HPPEマテリアル」を腕と背中に採用。そのほかの部位はストレッチ生地で、運動性の高さも両立しています。
プロテクターが備わっているのは、肩・肘・背中・胸部。このプロテクターは普段は柔らかめの素材ですが、衝撃を受けることで瞬間的に硬化する機能を持っています。
同じプロテクターを装備した別タイプとして、「ストレッチインナープロテクター」も登場しました。こちらは、生地全体がストレッチ素材。価格は耐切創タイプよりお求めやすくなっています。
プロテクターは、装着していれば怪我をしないというものではありませんが、やはり装着時と未装着時では、安心感が大きく変わります。インナープロテクターを購入する際は、サイズを確認し、しっかりフィットするものをお選びください。
まとめ:西野鉄兵