キャンプ道具を揃えてみたはいいものの、バイクに載せられない――。周りのキャンプライダーよりも荷物が多く感じる――。そんな人へ向け、お手軽にキャンプ道具をコンパクトにする方法をまとめました。
文・写真:西野鉄兵

⑤ 焚き火台は、コンパクトな製品が近年次々と登場している

僕の焚き火台のこだわりポイントは、ふたつ。持ち運びしやすいこと、それでいて暖を取るためのそこそこ大きい焚き火ができること。

画像1: ⑤ 焚き火台は、コンパクトな製品が近年次々と登場している

いまそのふたつを満たしてくれて愛用しているのがAmazonで見つけた「rmete」というメーカーのこの焚き火台。

脚部分が3分割になり、収納サイズは10×10×24cmに。しかも安い。

画像2: ⑤ 焚き火台は、コンパクトな製品が近年次々と登場している

ほかにも使ってみたい焚き火台はありますが、とりあえず不満なく愛用しています。

⑥ マットは、収納性という面では「エアーマット」が抜きんでている

テント・シュラフ・マット。普通のキャンプで欠かせない三大アイテムでしょう。このうち、テントとシュラフを、小さくするのには限度があります。

しかもテントは小さくするとその分、居住性が損なわれ、荷物を置くスペースも減りますよね。シュラフは、値段が高いものが暖かくて小さいという傾向にあります。

そんななか、マットはコンパクトなものがけっこう気軽に手に入ります。

僕がここのところ使っているのは、エアーマットです。

画像: Amazonで安かったので試しに買ってみたのですが、なかなか使えるエアーマット。

Amazonで安かったので試しに買ってみたのですが、なかなか使えるエアーマット。

はじめは銀マット、その後インフレータブルマットや、折りたためるウレタンマットを使ってきましたが、どれも収納性という点ではエアーマットには劣ります。

画像: ⑥ マットは、収納性という面では「エアーマット」が抜きんでている

エアーマットはとにかく収納サイズがコンパクト。ほかのタイプのマットと比べると1/2~1/3くらいになるイメージです。しかも軽い。

画像: 空気を入れると自動的に枕が完成。

空気を入れると自動的に枕が完成。

欠点は、パンクしたらまったく役に立たなくなるということ、です。修理キットがあればいいですが、何泊もするようなロングツーリングではリスキーでしょう。長旅の場合は、嵩むけど壊れないという点で銀マットやウレタンマットに分があると思います。

また、エアーマットは真冬に不向きです。ほとんど空気の上に寝ているようなもののため、冬場はその空気がずっと冷たいまま。アルミシートやグランドシートを使ってもなかなか対処しきれませんでした。

画像: エアーマットを使うときは特に、設営場所に尖った石や枝がないか確認しましょう。

エアーマットを使うときは特に、設営場所に尖った石や枝がないか確認しましょう。

その反面、夏場は快適です。初夏から秋口くらいまでのメッシュで寝るような時期にはもっともポテンシャルを発揮してくれます。クルマの車中泊でも使えますよ。

⑦ 寝袋は「コンプレッション・バッグ」に入れればコンパクトになる

先ほど寝袋(シュラフ)をコンパクトにするのは難しいとお伝えしましたが、コンプレッション機能が付いていない収納袋を使っている人は、こちらがおすすめ。

画像: ISUKA(イスカ)「ウルトラライト コンプレッションバッグ」

ISUKA(イスカ)「ウルトラライト コンプレッションバッグ」

特にダウン(羽毛)シュラフの場合は効果テキメン。だいぶ小さくなります。

画像: まずはシュラフをコンプレッションバッグに入れて……

まずはシュラフをコンプレッションバッグに入れて……

画像: コンプレッションベルトでぐいぐい縮めると、こんなに小さくなります。 写真は、「ウルトラコンプレッションバッグ」(Lサイズ)に羽毛量500gのダウンシュラフを入れた状態。

コンプレッションベルトでぐいぐい縮めると、こんなに小さくなります。
写真は、「ウルトラコンプレッションバッグ」(Lサイズ)に羽毛量500gのダウンシュラフを入れた状態。

画像: ちなみに真冬のキャンプでは、羽毛量350g(写真中央)と500g(写真左)のダウンシュラフとシュラフカバー(写真右)を持っていきます。

ちなみに真冬のキャンプでは、羽毛量350g(写真中央)と500g(写真左)のダウンシュラフとシュラフカバー(写真右)を持っていきます。

画像: このうち、ふたつのシュラフをコンプレッションバッグに入れるとこのような感じに。シュラフカバーも入れようと思えば入りますが、あまり単体で大きくなりすぎると、パッキング時に不便なのであえて別の袋へ入れました。

このうち、ふたつのシュラフをコンプレッションバッグに入れるとこのような感じに。シュラフカバーも入れようと思えば入りますが、あまり単体で大きくなりすぎると、パッキング時に不便なのであえて別の袋へ入れました。

おうちに帰ったら、寝袋を長持ちさせるため、コンプレッションを緩めてあげてくださいね。あとときどき干すのも忘れずに!

ちなみに、キャンプをしない泊まりがけのツーリングや旅行の場合は、コンプレッションバッグに着替えを入れるのもあり。ダウンシュラフほど小さくはなりませんが、コンパクトな収納が実現できるでしょう。

⑧ 防寒着を「使い捨てカイロ」に変換できないか考える

キャンプで怖いのが昼と夜の寒暖差。そのため防寒着を持っていくわけですが、これがけっこう嵩張る……。

昔は、かなり余分に持っていっていましたが、最近は防寒着の一部を使い捨てカイロに変換しています。

その理由は、天気予報の精度がグッと高まったから。想像していた以上に冷え込むということが少なくなりました。

画像: 片寄らないのが好き。

片寄らないのが好き。

最近の天気予報アプリは、比較的ピンポイントに数時間や1時間ごとの気温の変化まで表示できますからね。林間のキャンプ地の場合は「天気予報から-3°~-5°くらいかな」などと予想すれば、だいたい外れなくなってきました。

そこで防寒着を減らして、予想よりも寒かったら使い捨てカイロで対応するように。夏場に標高の高い場所でキャンプする際にも使えるテクニックだと思います。

冬キャンプでの装着例。写真は背中部分。正面はお腹と胸に1枚ずつ貼りました。

ちょっとでも寒いって思うのが嫌だったので、多めに貼りましたが途中で熱くなってきて2枚剥がしました。

ちなみに、貼らないタイプの使い捨てカイロは、広げたシュラフの中に投入しておくと、寝るときヌクヌク。上の写真のキャンプのときは、暑くて剥がした2枚の貼るカイロをくっつけて、寝袋に仕込みました。足元に入れるのがおすすめです。

僕は使い捨てカイロのブランドにそれほどこだわっていませんが、冬にカイロを多用しているオートバイ女子部には、桐灰の「マグマ」が好評です。

そのほかにも使い捨てカイロは多用性が進んでいて、奥が深い世界となっていますよ。

 
 
以上、webオートバイ編集部員・西野のキャンプ道具をコンパクトにする個人的な考察でした。

文・写真:西野鉄兵

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