完結30周年を迎えた不朽の名作『あいつとララバイ』(楠みちはる)。その作中で登場するオートバイを紹介していきます。
 
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研二が夏休みの間、バイトとして入った沖縄のステーキハウス「ニューヨークステーキ」。そのオーナーである洋一はミステリアスな雰囲気を放ち、愛車はBMW R90S改。

しかし、店内にはZ1の写真が貼られ、店のネーミングはZ1の開発作戦名そのもの。洋一はZ1とも深い関わりがあると思われた。

画像: BMW R90S BMWのフラッグシップとして1973~76年まで生産されたR90S。BMWボクサーエンジン史上、初めて900ccの排気量が与えられ、デロルト製キャブやフロントのダブルディスクなどスポーティな装備を持ち、アウトバーン最速とされた。

BMW R90S
BMWのフラッグシップとして1973~76年まで生産されたR90S。BMWボクサーエンジン史上、初めて900ccの排気量が与えられ、デロルト製キャブやフロントのダブルディスクなどスポーティな装備を持ち、アウトバーン最速とされた。

沖縄のステーキハウスのオーナー、洋一が渋くカスタムしていたR90S。楠先生も「大好きなモデル」である。

スポーティなビキニカウルは取り外され、特徴的な燃料タンクのグラデーションを含め、カラーリングはブラックに統一。左右2本出しのマフラーは2in1の右1本出しに改めている。

画像: 洋一のBMW「R90S」/『あいつとララバイ』のオートバイを解説!【第17回】

洋一のR90Sに研二が乗って、「路面にすいつくように走る」、「本気で回したら けっこう速く走れるバイク」と絶賛。

上記以外の改造ポイントは、フロントショートフェンダーにリアフェンダーレス、セパハン&ミラー交換、フロントはフォークとブレーキをチェンジし、リアブレーキはディスクに換装してフローティングマウント化されている。

(次回はトムのカワサキ900SUPER4を解説します。お楽しみに!)

過去の回はこちらからご覧いただけます。

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