非常にハンドリングに安定感があってどんな走りをしても転ぶ気がしなかったです

ホンダのスーパースポーツやMotoGPマシン含むレーサーで、切り返しの軽さとかを重視する設計の場合、カウルとかシートを全部中心寄りに詰めて作るんです。

詰めるというより、中心に集中させるという方が適切かもしれませんね。

SC59などのCBR1000RRは、そういう作りでした。

CBR650Rはカウルが前に出ていて、フロントにちょっと重いものをぶら下げているような構成ですが、それがエンジンの重心高と上手くバランスさせているのかもしれません。

画像1: 非常にハンドリングに安定感があってどんな走りをしても転ぶ気がしなかったです

95馬力と、馬力がリッタースポーツほどはないこともありますが、スロットル全開にしてもハンドルが振られるようなことはありませんし、コーナーの立ち上がりで車体がよれるようなこともありません。

車体の許容範囲がかなり広い印象で、スリップとかも予想しやすいです。

今回の試乗は峠道中心でしたが、非常にハンドリングに安定感があって、どんな走りをしても転ぶ気がしなかったです。

画像2: 非常にハンドリングに安定感があってどんな走りをしても転ぶ気がしなかったです

CBはタイヤがメッツラーでしたが、CBRはダンロップを採用しているのも興味深かったです。

CB用のメッツラーに比べると、少し温めることを意識した方が良いタイプですが、接地感とグリップもCBRにマッチした設定だと思います。

ABS標準装備のブレーキは初期の効きは強烈ではなく、握り込んで使うタイプですね。

画像3: 非常にハンドリングに安定感があってどんな走りをしても転ぶ気がしなかったです

握りこんでからのコントロール性が非常に良く、ガンガンブレーキかけてもタッチが変わらない、とても良い出来のブレーキです。

ひと昔前、ABSは数万円高のオプションだったことを考えると、このブレーキが標準装備されていることはとてもお買い得に思えますね。

サスペンションは、CBのときはリアのイニシャルがかかり過ぎな感じがありましたが、CBRではそういうことは感じませんでした。

画像4: 非常にハンドリングに安定感があってどんな走りをしても転ぶ気がしなかったです

このあたりの印象の違いも、ライディングポジションの違いから生まれているのかもしれませんね。

峠道を走っていてとても楽しく、街乗りでも扱いやすく、ツーリングにも使える……ツアラーではないので、スクリーンの風防効果は伏せないと恩恵はあまりないですが、それでもネイキッドよりは快適で、内側への変な風の巻き込みもありません。

とてもバランスよく仕上がった1台です。

もし自分で所有するなら、オジサン(笑)なので色はこちらのブラックを選びますかね?

でもCBRのデザインには、ホンダのスポーツバイクらしいレッドの方が、似合っているとも思いました。

RIDING POSITION ライダー身長:179㎝、パッセンジャー身長:172cm

やや前傾姿勢だが、ツーリングでも疲れないポジション

画像: ライダー身長:179cm

ライダー身長:179cm

取材前日の別ロケの道中、ホンダCB1000RからCBR650R乗り換えたときは、ハンドルが低くて疲れるかも……と伊藤さんは思ったとのこと。

しかし翌日の取材では「今日は全然ライディングポジションが気にならなくなりましたね」と印象が変化したそうでした。

画像: ライダー身長:172cm

ライダー身長:172cm

また2人乗りをしているときは、後ろにタンデムライダーが乗っていることを強く意識することはなかった、という感想。

画像: RIDING POSITION  ライダー身長:179㎝、パッセンジャー身長:172cm

なお後ろの大関さんは「手で持つところがちょっと握りにくいかも」とコメント。

今月の試乗モデルCBR650R

画像1: 今月の試乗モデル CBR650R

人気のスーパースポーツ、CBR-RRシリーズに寄せてスタイリングを一新するとともに、車名を「F」から「R」に変更した650cc・4気筒モデル。

車体と足まわりは、フレームの構成部品や製法を変更して剛性バランスを見直すとともに、軽量化とマスの集中化を達成。

エンジンはアシストスリッパークラッチ、Hondaセレクタブルトルクコントロールを採用するなど、熟成と進化を遂げた。

SPECIFCATION
●全長×全幅×全高:2130×750×1150㎜
●ホイールベース:1450㎜
●シート高:810㎜
●車両重量:207kg
●エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ直列4気筒
●総排気量:648cc
●ボア×ストローク:67.0×46.0㎜
●圧縮比:11.6
●最高出力:95PS/12000rpm
●最大トルク:6.5kg-m/8500rpm
●燃料タンク容量:15L
●キャスター角:25゜30 ′
●トレール量:101㎜
●タイヤサイズ(前・後):120/70ZR17・180/55ZR17
●ブレーキ形式(前・後):ダブルディスク・ディスク
■価格:106万9200円(レッド)、103万6800円(ブラック)

伊藤さんの注目ポイント!

画像2: 今月の試乗モデル CBR650R

CBR650Rの吸気系は、専用ラムエアダクトを採用しているのが特徴。

「CB650Rと比べて、フィーリングはCBR650Rの方がいいですね。
同じエンジン? と思うくらい、印象が異なりました」と、伊藤さんもびっくり。

DETAILS

画像1: DETAILS

フロントブレーキは新設計310mm径・10ピンフローティングディスクとラジアルマウントキャリパーの組み合わせ。フロントサスペンションは倒立型を採用。新型5本Y字スポークホイールは、軽量化に寄与。

画像2: DETAILS

テールパイプ径を従来の35mmから38mmに拡大し、排気の抜けを良くすることで最高出力を向上するとともに、吹け上がり感を高めたマフラー。

4気筒らしいサウンドが、楽しめるパーツに仕上がっている。

画像3: DETAILS

セパレートハンドルはトップブリッジ下に取り付けられ、CB650Fよりもハンドル位置が下がっている。

フルフラットの液晶メーターは、ギアポジション、水温、シフトアップインジケーターなどが追加されている。

画像4: DETAILS

純正アクセサリーとして用意されたクイックシフター(シフトアップのみ)。

CBR650Rでサーキットや峠道でのスポーツ走行を楽しみたい方は、ぜひチョイスしたいアクセサリーと言えるだろう。

PHOTO:松川 忍 まとめ:宮崎 健太郎

公式サイト

「伊藤真一のロングラン研究所」は月刊オートバイで連載中!

This article is a sponsored article by
''.