アドベンチャーモデルにも立ち向かえる懐の広さ!

セローがどんなに優れたマウンテントレールであっても、実際のオーナーがオフロードを走行する頻度はさほど多くないかもしれない。

低中速トルクがあって扱いやすいエンジン、ハンドル切れ角が大きく混雑した市街地もスイスイ駆け抜けることができる機動性などから、都会のライダーがセローを選ぶのは、今に始まったことではないし、ストリートの相棒としてもセローはとても優秀で、街で見かけることもよくある。

画像1: アドベンチャーモデルにも立ち向かえる懐の広さ!

つまり、セローはトレール車としてだけでなく、よくできた完成度の高いオートバイとして多くの人に愛され、だからこそ34年にも及ぶロングセラーが続いているのだ。

そんなユーティリティプレイヤーだからこそ、ウインドシールドやナックルガードなどを付け加えれば、すぐにアドベンチャーバイクとしてライバルらに立ち向かえてしまう。

画像2: アドベンチャーモデルにも立ち向かえる懐の広さ!

ツインエンジンやオンロード寄りの足まわりを備えて、このセグメントに真っ向勝負してきたライバル勢には、高速道路をはじめとしたオンロードでの走りでは一歩譲る。

しかし、ダートでの走りを重視するユーザーには、オフロードバイクというバックボーンが魅力となって、強烈なインパクトを与えている。

画像3: アドベンチャーモデルにも立ち向かえる懐の広さ!

このカテゴリーへのニューモデルがヤマハから登場しないのは少し寂しいが、ツーリングセローに乗ってしまうと「これがいい」と満足できてしまうのだ。やはり成熟されたものは強い!!

文:青木タカオ/写真:南 孝幸、森 浩輔

YAMAHA SEROW250 主なスペックと価格

全長×全幅×全高:2100×805×1160㎜
ホイールベース:1360㎜
シート高/最低地上高:830㎜/285㎜
車両重量:133kg
エンジン形式:空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒
総排気量:249cc
ボア×ストローク/圧縮比:74×58㎜/9.7
最高出力:20PS/7500rpm
最大トルク:2.1kg-m/6000rpm
燃料供給方式:フューエルインジェクション
燃料タンク容量:9.3L
キャスター角/トレール:26.40°/105㎜
変速機形式:5速リターン
ブレーキ形式:φ245㎜ディスク・φ203㎜ディスク
タイヤサイズ 前・後:2.75-21・120/80-18
メーカー希望小売価格:税込56万4,840円/TOURING SEROWは税込61万9920円

YAMAHA SEROW250 公式サイト

いま新車で買える250ccモデルを徹底的に紹介した一冊!

オートバイ 250cc&400cc購入ガイド 2019 (Motor Magazine Mook BUYERS GUIDE SE)

モーターマガジン社 (2019-04-22)
売り上げランキング: 28,171

This article is a sponsored article by
''.