ステージ6はダカールラリー2019で最長距離の836km
![画像: ステージ6はダカールラリー2019で最長距離の836km](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/01/14/9010521f7c7a1df20ebe83b9f202ef291259d56d.jpg)
今回のダカールラリーでは最長となるステージ6はアレキパからサン・ファン・デ・マルコナ間の838kmで行なわれました。タイムを競うスペシャルステージは、前半84km、後半232km、また途中18kmのニュートラルゾーンを加えた334km。前日のレストデイの夕方から180km近くを移動し、太平洋沿いの町カマナへと移動したライダーたちは、翌13日早朝4時からリエゾン(移動区間)を開始。スペシャルステージのスタート地点まで再び移動を開始しました。
![画像: ステージ6の終盤にタイムロスがあったにも関わらず2位でフィニッシュしたケビン・ベナバイズ(ホンダ)。ステージ6を2位で終え、総合順位は4位になっています。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/01/14/3bcbf2899d7cebe3c987f4b5d050fe2c31d07d86_xlarge.jpg)
ステージ6の終盤にタイムロスがあったにも関わらず2位でフィニッシュしたケビン・ベナバイズ(ホンダ)。ステージ6を2位で終え、総合順位は4位になっています。
ステージの特徴は、競技区間のうち75%がサンド路面であり、太平洋沿いに広がるタナカ砂丘を含む4つの砂丘エリアを通過するタフなルートでした。この日、7つのウエイポイント(ルート上に設定されたGPS上の通過点)が設定されていましたが、上位スタートのライダーたちは、序盤のWP探しに苦労します。
前半パートのルートが非常に柔らかい砂で構成されていたことで、ペルー独特の難しさがあるトリッキーなナビゲーション設定となっていました。さらに砂嵐のような強風が加わり、ライダーにとっては厳しいステージになったようです。
![画像: ステージ6を見事1位でクリアした、ハスクバーナのP.クインタニラ。総合順位も現在1位をキープしています。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/01/14/d91d303668745d48536fcb7780dbdbb7b8536b1c.jpg)
ステージ6を見事1位でクリアした、ハスクバーナのP.クインタニラ。総合順位も現在1位をキープしています。
![画像: 昨年王者のマティアス.ウォークナー(KTM)はステージ5のペナルティで3分ほど加算されるが、安定した走りをみせてステージ6を3位でクリア。総合順位も10位から6位へアップしました。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/01/14/a92f1ac59af6724623e987a941088508e4333eac.jpg)
昨年王者のマティアス.ウォークナー(KTM)はステージ5のペナルティで3分ほど加算されるが、安定した走りをみせてステージ6を3位でクリア。総合順位も10位から6位へアップしました。
![画像: 転倒して負傷した#63シェルコのライダーLorenzo Santolinoを救済するA.ファン・ビファレン(ヤマハ)。ダカールラリーではライバル同士でも助け合いが行なわれ、フェアプレイでタイムロスしたライダーにはタイムが加算されないように救済措置がとられます。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/01/14/3340c88c6b0bee56d1bb5516de595fd23cff0ef8.jpg)
転倒して負傷した#63シェルコのライダーLorenzo Santolinoを救済するA.ファン・ビファレン(ヤマハ)。ダカールラリーではライバル同士でも助け合いが行なわれ、フェアプレイでタイムロスしたライダーにはタイムが加算されないように救済措置がとられます。
![画像: 走行不能となったライダーやマシンはヘリで運ばれます。世界一過酷なモータースポーツと言われるダカールラリーは残念ながらリタイアとなってしまうライダーも多いので、こうした救済措置や安全性は徹底されています。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/01/14/d733cd0d808192ead51691dcf8ee69bdafe726f2.jpg)
走行不能となったライダーやマシンはヘリで運ばれます。世界一過酷なモータースポーツと言われるダカールラリーは残念ながらリタイアとなってしまうライダーも多いので、こうした救済措置や安全性は徹底されています。
![画像: ライバルの救済で遅れをとったA.ファン・ビファレン(ヤマハ)は怒濤の追い上げをみせてステージ6を5位でフィニッシュ。総合順位でも5位に付けています。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/01/14/aa9d86c98515445725540633edea6bd75aad4762.jpg)
ライバルの救済で遅れをとったA.ファン・ビファレン(ヤマハ)は怒濤の追い上げをみせてステージ6を5位でフィニッシュ。総合順位でも5位に付けています。
ステージ6 リザルト
1. P.クインタニラ(ハスクバーナ)03:50'47
2. ケビン・ベナバイズ(ホンダ)03:52'39 +00:01'52
3. M.ウォークナー(KTM)03:55'08 +00:04'21
4. T.プライス(KTM)03:55'35 +00:04'48
5. A.ファン・ビファレン(ヤマハ)03:56'35 +00:05'48
【暫定総合順位】
1. P.クインタニラ(ハスクバーナ)20:45'13
2. リッキー・ブラベック(ホンダ)20:49'51 +00:04'38
3. T.プライス(KTM)20:50'30 +00:05'17
4. ケビン・ベナバイズ(ホンダ)20:53'14 +00:08'01
5. A.ファン・ビファレン(ヤマハ)20:54'45 +00:09'32
Summary - Bike/Quad - Stage 6 (Arequipa / San Juan de Marcona) - Dakar 2019
www.youtube.com明日は2019年のダカールラリーで2回用意されたループステージの1つ目で、総距離387km中、スペシャルステージは323kmで予定されています。このルートはステージ6で使用したエリアも含まれ、4輪などが走った後で道は既に荒れているルートを走ることになります。
残りのステージは4ルートですが、総合順位のトップ6までのタイム差が10分46秒しかなく、どのライダーが勝ってもおかしくない混戦が続いています。後半戦に入り、ダカールラリーはますます目が離せない展開となっています。