タンデムも快適に楽しめるエレガントなボディデザイン

フランスの「プジョー」ブランドは自動車、自転車メーカーとして世界中で認知されているが、黎明期にはオートバイメーカーとしても名を馳せ、1930年代には500㏄という当時としては大排気量のモデルも製造していた。50年代以降は小排気量のモペットタイプやスクーターを主力とし、ヨーロッパ諸国ではメジャーな存在であり続けている。これまで日本では馴染みが薄かったが、今年3月にADIVA株式会社が日本の輸入総代理店となり、正規輸入が開始された。

この「ジャンゴ」のポイントは、60年以上前に人気を博したモデル「S55」をオマージュした優美なデザイン。存在感のあるフロントカウル回りと特徴的なリア回り、ツートーンのカラーリングがレトロ感を演出する。

画像: レトロな雰囲気が魅力のジャンゴ125シリーズの中でも、エバージョンはその魅力を強調する色調のツートーンカラーを採用。さらに美しいクロームパーツも装着して優雅なイメージを際立たせる。 最高出力:10.2PS/8500rpm 最大トルク:0.9㎏-m/7000rpm 価格:37万440円 発売:2018年4月21日

レトロな雰囲気が魅力のジャンゴ125シリーズの中でも、エバージョンはその魅力を強調する色調のツートーンカラーを採用。さらに美しいクロームパーツも装着して優雅なイメージを際立たせる。
最高出力:10.2PS/8500rpm
最大トルク:0.9㎏-m/7000rpm
価格:37万440円
発売:2018年4月21日

しかし、走り出してみれば紛れもなく最新のスクーター。キャラクターに合わせてなのか、ヨーロッパブランドとしては珍しく低中回転域を使って穏やかに発進加速し、スルスルと速度を乗せていく。キビキビ走るタイプではないが、走行中のエンジン振動が少なく、吸排気音や駆動系のノイズも抑えられているから、長時間走っても疲れない。

画像: 搭載されるエンジンはSOHC2バルブで空冷単気筒というシンプルな構造。10.2PSという最高出力で、129㎏のボディをスムーズに走らせる。

搭載されるエンジンはSOHC2バルブで空冷単気筒というシンプルな構造。10.2PSという最高出力で、129㎏のボディをスムーズに走らせる。

ホイールベースが長いこともあって、ハンドリングは穏やかで、直進安定性重視の設定。その割に前後サスペンションが硬く感じたが、これは試乗車がほぼ新車でサスが馴染んでいなかったことも影響しているだろう。ただしタンデムライディングにはやや硬めのサス設定が合っていた。加減速時もギャップ通過時も車体姿勢が落ち着いているので運転しやすいうえ、前後に長いシートでライダーとパッセンジャーの着座位置自由度が大きく、長時間ライディングも快適。

画像: タンデムも快適な大型のフラットシートもジャンゴ125の魅力。レトロな造形のボディに大型のタンデムグリップなどを違和感なく取り入れて、優れた実用性を実現している。

タンデムも快適な大型のフラットシートもジャンゴ125の魅力。レトロな造形のボディに大型のタンデムグリップなどを違和感なく取り入れて、優れた実用性を実現している。

しかも、シート形状の関係で頭の高さが揃うから会話もしやすい。もしかしてタンデム前提の設定なのかと感じたほど。カップルのタンデムには断然お勧めだ。逆にソロライドの頻度が多いなら、リアサスの5段階調整式プリロードを弱めてやればOK。装備は現代風で、LEDライトに12V電源ソケット、外気温計まで備えたデジタルメーターを備え、試乗モデルはフロントブレーキにABSも装備。これはビギナーにも大きな安心材料となるに違いない。

画像: ライダー側、タンデム側がセパレートされたシート。座面にタックロールパターンを取り入れたレトロなデザインで、シート高は770㎜。

ライダー側、タンデム側がセパレートされたシート。座面にタックロールパターンを取り入れたレトロなデザインで、シート高は770㎜。

エレガントなデザインも、穏やかでタンデムが得意な走行特性も、指名買いの理由としては充分。オートバイには珍しいフレンチブランドというのもユーザーの心をくすぐる魅力だ。

SPECIFICATION
全長×全幅×全高 1925×710×1190㎜
ホイールベース 1350㎜
シート高 770㎜
車両重量 129㎏(乾燥)
エンジン形式 空冷4ストOHC2バルブ単気筒
総排気量 124.6㏄
ボア×ストローク 52.4×57.8㎜
圧縮比 NA
最高出力 10.2PS/8500rpm
最大トルク 0.9㎏-m/7000rpm
燃料供給方式 FI
燃料タンク容量 8.5ℓ
変速機形式 Vベルト無段変速
ブレーキ形式 前・後 ディスク・ディスク
タイヤサイズ 前・後 120/70-12・120/70-12

DETAIL

画像: DETAIL
画像: ステップフロアが高めだが、足元に窮屈さは感じなかった。シート高は770㎜だが、シート幅が広めなので足が左右に開いてしまい、足着き性はあまり良くない。小柄なライダーなら停車時にシート前端に座るといいだろう。身長:176㎝ 体重:60㎏

ステップフロアが高めだが、足元に窮屈さは感じなかった。シート高は770㎜だが、シート幅が広めなので足が左右に開いてしまい、足着き性はあまり良くない。小柄なライダーなら停車時にシート前端に座るといいだろう。身長:176㎝ 体重:60㎏

画像: 試乗車のエバージョンは軽快なデザインながら防風効果を高めるショートウインドスクリーンと、折りたたみ式のメッキフロントキャリアを標準装備。

試乗車のエバージョンは軽快なデザインながら防風効果を高めるショートウインドスクリーンと、折りたたみ式のメッキフロントキャリアを標準装備。

画像: ゆったりしたボディのテール周りには、クラシカルなテールランプとウインカーがきれいに埋め込まれ、滑らかなラインを強調して見せる。

ゆったりしたボディのテール周りには、クラシカルなテールランプとウインカーがきれいに埋め込まれ、滑らかなラインを強調して見せる。

画像: ライダー側のシートを跳ね上げると現れる収納スペース。ジェットタイプのヘルメットなら問題なく収納できるだけの容量が確保されている。

ライダー側のシートを跳ね上げると現れる収納スペース。ジェットタイプのヘルメットなら問題なく収納できるだけの容量が確保されている。

画像: ジャンゴ125エバージョンはABSを標準装備している。このABSは右側のブレーキレバーを操作した時にだけ動作するようになっている。

ジャンゴ125エバージョンはABSを標準装備している。このABSは右側のブレーキレバーを操作した時にだけ動作するようになっている。

画像: ホイールサイズは前後共に12インチで、タイヤサイズも120/70と共通。ブレーキも前後ディスクブレーキが採用されている。

ホイールサイズは前後共に12インチで、タイヤサイズも120/70と共通。ブレーキも前後ディスクブレーキが採用されている。

画像: アナログ表示の速度計の内部にデジタル液晶を配置。液晶には燃料計、油圧警告灯、メンテナンスインジケーター、気温を表示。

アナログ表示の速度計の内部にデジタル液晶を配置。液晶には燃料計、油圧警告灯、メンテナンスインジケーター、気温を表示。

画像: フロアボード前方に2カ所のドアを設置。左側が給油口、右側は小物を収納できるグローブボックスで内部に12Vの電源ソケットも用意されている。

フロアボード前方に2カ所のドアを設置。左側が給油口、右側は小物を収納できるグローブボックスで内部に12Vの電源ソケットも用意されている。

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