原付二種モデルと生まれ変わった新型モンキー!

サイズ感はベース車両となるグロムとほぼ同じ。アップライトなライディングポジションに窮屈さはなく、これならツーリングに行っても疲れないだろう。それが昨秋のモーターショーで話題となったモンキー125だ。

SOHC2バルブ単気筒エンジンを積む前後12インチの足まわりの車体に変更点は見られず、相変わらず50㏄モンキーにそっくり。さすがにクルマに積める折りたたみ式ハンドルではないが、ショート&トールスタイルのオリジナルを忠実に再現した姿は、離れて見ればモンキーのフォルムそのもの。リング状のポジションランプを持つヘッドライトはLED式へと進化したが、ナローなまま迫り上がるハンドルや丸型ミラー、台形デザインの燃料タンク、厚みがあって座面の広いタックロールシートなどはそのままだ。

今回、パールネビュラレッドとバナナイエローの2色が登場したが、車体色に合わせてスチール製モノバックボーンフレームやリアサスのスプリング、スイングアームやヘッドライトステーが同色に塗られ、グロム譲りの倒立フォークも赤の車体は赤に、黄色の車体はゴールドにアウターチューブが仕上げられている。

画像: スケール比率から忠実に再現した車体は、50㏄モンキーがそのまま大きくなった。各パーツの大きさや形状はもちろん、タイヤとフェンダーの間隔などもこだわり抜いた。

スケール比率から忠実に再現した車体は、50㏄モンキーがそのまま大きくなった。各パーツの大きさや形状はもちろん、タイヤとフェンダーの間隔などもこだわり抜いた。

画像: “ビッグ”になってもモンキーらしさはそのまま!

“ビッグ”になってもモンキーらしさはそのまま!

画像: 3つの灯火器が並ぶテールセクションの眺めは、分厚くボリューム感のあるシートが目を惹き、HONDAの文字が誇らしげに見える。

3つの灯火器が並ぶテールセクションの眺めは、分厚くボリューム感のあるシートが目を惹き、HONDAの文字が誇らしげに見える。

画像: グロムをベースに前後の短い車体を際立たせるようホイールベースを短縮し、50㏄時代のフォルムを忠実に再現した。

グロムをベースに前後の短い車体を際立たせるようホイールベースを短縮し、50㏄時代のフォルムを忠実に再現した。

画像: 125㏄化に伴い、クロームパーツをふんだんに用いて上質感も追加。存在感のあるブロックタイヤはF=120/80-12、R=130/80-12となっていてリアの方が若干太い。

125㏄化に伴い、クロームパーツをふんだんに用いて上質感も追加。存在感のあるブロックタイヤはF=120/80-12、R=130/80-12となっていてリアの方が若干太い。

画像: モンキーらしい可愛い表情は昔ながらのものだが、LEDライトや美しいアルマイト処理が施された倒立フォークは現代的で、先進性が同居している。

モンキーらしい可愛い表情は昔ながらのものだが、LEDライトや美しいアルマイト処理が施された倒立フォークは現代的で、先進性が同居している。

画像: 原付二種モデルと生まれ変わった新型モンキー!

HONDA モンキー125 主要諸元
エンジン形式 空冷4ストOHC2バルブ単気筒
総排気量 124cc
ボア☓ストローク 52.4×57.9mm
圧縮比 9.3
最高出力 9.4PS/7000rpm
最大トルク 1.1kg-m/5250rpm
全長×全幅×全高 1710×755×1030mm
ホイールベース 1155mm
最低地上高 160mm
シート高 775mm
車両重量 105kg【ABS仕様は107kg】
燃料タンク容量 5.6L
変速機形式 4速リターン
タイヤサイズ(前・後) 120/80-12・130/80-12
税込価格 39万9600円(※ABS仕様は43万2000円)

RIDING POSITION(身長:175㎝、体重:64㎏)

跨ったときに感じる大きさは12インチ・ミニバイクのそれ。特に小さいわけでなく、両腕や足に窮屈さはない。シートのクッションが厚く腰高な印象もあるが、足着き性は良好。乗り手の体格を選ばないのは伝統だが、小柄な人の方がフィットするのは従来通り。

画像1: RIDING POSITION(身長:175㎝、体重:64㎏)
画像2: RIDING POSITION(身長:175㎝、体重:64㎏)

※記事はオートバイ2018年5月号より

オートバイ 2018年5月号 [雑誌]

モーターマガジン社 (2018-03-31)

 

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