原付二種モデルと生まれ変わった新型モンキー!
サイズ感はベース車両となるグロムとほぼ同じ。アップライトなライディングポジションに窮屈さはなく、これならツーリングに行っても疲れないだろう。それが昨秋のモーターショーで話題となったモンキー125だ。
SOHC2バルブ単気筒エンジンを積む前後12インチの足まわりの車体に変更点は見られず、相変わらず50㏄モンキーにそっくり。さすがにクルマに積める折りたたみ式ハンドルではないが、ショート&トールスタイルのオリジナルを忠実に再現した姿は、離れて見ればモンキーのフォルムそのもの。リング状のポジションランプを持つヘッドライトはLED式へと進化したが、ナローなまま迫り上がるハンドルや丸型ミラー、台形デザインの燃料タンク、厚みがあって座面の広いタックロールシートなどはそのままだ。
今回、パールネビュラレッドとバナナイエローの2色が登場したが、車体色に合わせてスチール製モノバックボーンフレームやリアサスのスプリング、スイングアームやヘッドライトステーが同色に塗られ、グロム譲りの倒立フォークも赤の車体は赤に、黄色の車体はゴールドにアウターチューブが仕上げられている。
HONDA モンキー125 主要諸元
エンジン形式 空冷4ストOHC2バルブ単気筒
総排気量 124cc
ボア☓ストローク 52.4×57.9mm
圧縮比 9.3
最高出力 9.4PS/7000rpm
最大トルク 1.1kg-m/5250rpm
全長×全幅×全高 1710×755×1030mm
ホイールベース 1155mm
最低地上高 160mm
シート高 775mm
車両重量 105kg【ABS仕様は107kg】
燃料タンク容量 5.6L
変速機形式 4速リターン
タイヤサイズ(前・後) 120/80-12・130/80-12
税込価格 39万9600円(※ABS仕様は43万2000円)
RIDING POSITION(身長:175㎝、体重:64㎏)
跨ったときに感じる大きさは12インチ・ミニバイクのそれ。特に小さいわけでなく、両腕や足に窮屈さはない。シートのクッションが厚く腰高な印象もあるが、足着き性は良好。乗り手の体格を選ばないのは伝統だが、小柄な人の方がフィットするのは従来通り。
※記事はオートバイ2018年5月号より