DIYメンテナンスはオートバイの楽しみを広げる世界の一つ。工具やケミカルを揃え、自分で出来ることが増えていく喜びは格別だが、重要なのは速さや美しさよりも正確であること。大原則はボルト、ナットの締め付けトルク管理の徹底だ。そこでプロにも定評のあるトネのデジタルトルクレンチを試してみた。

画像: 試したのは二輪整備で多く使われている差込角9.5㎜のタイプ。車体用に27〜135Nm対応品を選んだが、エンジン回りの整備なら12〜60Nmまでに対応する姉妹品を使うといい。(価格:5万8320円)

試したのは二輪整備で多く使われている差込角9.5㎜のタイプ。車体用に27〜135Nm対応品を選んだが、エンジン回りの整備なら12〜60Nmまでに対応する姉妹品を使うといい。(価格:5万8320円)

目標トルク値は液晶モニターを見ながらボタンスイッチで設定するが、最大9件までプリセット可能だから、使用箇所に合わせてセットしておけば作業効率が上がる。
 設定トルクの80%を超えるとブザーが断続的に鳴り、同時に5個ある緑のLEDが順に点灯。設定値に達するとブザーが連続音に鳴り、赤いLEDが点灯する。個人的にはこれまでプレセット型を使っていたが、設定の速さ、トルク管理の正確さでは間違いなくデジタル式が有利。今回試した製品は27〜135Nmまで対応するので車体回りのボルトほぼ全てをカバーできる。決して安い工具ではないが、それに見合う以上の価値がある。

画像: モニターには締め付けトルクがリアルタイム表示される。設定値以上になると赤のLEDも点灯。ブザーも連続音となってオーバートルクを防止する。トルクの単位は「Nm」のほか、「kgfーm」などにも切り替え可能。

モニターには締め付けトルクがリアルタイム表示される。設定値以上になると赤のLEDも点灯。ブザーも連続音となってオーバートルクを防止する。トルクの単位は「Nm」のほか、「kgfーm」などにも切り替え可能。

画像: 設定トルクの80%で緑のLEDランプが点灯し、設定値に近付くと点灯数が増えていく。同時にブザーも鳴るので、モニターを見ずに作業できる。

設定トルクの80%で緑のLEDランプが点灯し、設定値に近付くと点灯数が増えていく。同時にブザーも鳴るので、モニターを見ずに作業できる。

問い合わせ

トネ
TEL.0721-56-1850

This article is a sponsored article by
''.