こんにちは、先日オートバイの撮影で山道へ行ったのですが
道端には所々に可愛らしく梅が咲いておりました。
その場に居た皆さんは花粉の警戒しかしておりませんでしたが、いかがお過ごしでしょうか。
ついに宮城、福島ツーリング編、終盤となりました。
今回車載カメラから撮った動画も画像にして、綴らせて頂きます。
3通目にして、ようやく仙台に到着致しました。
仙台に到着後、バイクを縁側に駐車。
後部が入り切らなかったのですが、祖母は「後ろが濡れないようにしなくちゃ」と
バイクに傘をさしてくれました。
さて、ここからが問題です。
親友と夜蔵王で落会い、星を眺めて朝には御釜を見ようという予定でしたが、宮城は32日間連続雨天で、滞在中も記録を更新し続けていました。雨となれば星見所ではありません。
夜の峠、フルウエット、更にカッパは庶民の味方百円ショップの物。
けれど電話で親友は「前回一緒に行った時、雲海が見えたじゃない、だから雲を抜けられるかもしれない」と言うので、確かに...と納得した私は、デメリット全てを忘れて、よし、ならば行こう!と決心したのです。
やがて辺りが暗くなった頃出発。
そして家から10分でもう迷子になりました。
そうです。だいたいトラブルが起きるのは序盤なのです。
あっちへいったり、こっちへ行ったりするも、方向感覚が狂ってきた為コンビニへ。
「蔵王ってあっちで合ってますか?」と、ざっくり聞くも、店員さんは
あ....えっと...どうだっけと顔を合わせ始めたので、迷惑を掛けぬよう「多分大丈夫です!ありがとうございます」とそそくさ出たのですが、丁度その場にいた仕事終わりの店員さんが、外で雨に濡れながら地図を確認する私に傘をさして下さり、雨でくしゃくしゃのデロンデロンになった手書き地図を一緒に、真剣に見てくださり、親身になって道を考えてくれました。
その時隣に止まった車のお兄様方が「どうしたの?!」と窓から身を乗り出し案内に参戦してくださったのですが、雨が強くなってきたので
「蔵王集合?!いや、たぶんもう解散だよ!!」と冗談で笑わせてくれました。
結局のところ3.4人に囲まれて道を教えて頂いたのです。
あの時の方々、本当にありがとうございました。
蔵王エコーライン手前のコンビニでようやく親友と再会。雨の中走った私と、仕事終わりに300km走って来た親友は、お互いの苦労をネタにしながらキャッキャ抱き合いました。
夜の蔵王は進めば進むほど霧に似た雲と雨が視界を遮るので、車のテールランプを追うことに集中。
頂上まであと少しの所で、前を行く親友が窓を開け叫び始めました。
驚きつつも私も叫びそうになりました。なぜなら、わずかに一瞬、雲を抜けたからです。
今となればただ、雲の切れ間に居たのだと思いますが、あの瞬間、視界から霧が無くなり、風が止み、音は消え、この世界の美しい、更にその上澄みのような空気と、どこまでも突き抜けるような暗闇の中、星がこれでもかと遠くに瞬ていて、私の中の時間が止まったようにすら思える程、美しい瞬間でした。寒さとは違う鳥肌が全身を覆ったあの光景と、感じた空気は一生忘れないでしょう。
頂上に着いた頃には、既に空間全てが霧だったので朝が来るまで車で仮眠。
起きて御釜を見に行くと
なんとか見れました...
沢山の感動を共有出来た親友に感謝です。
そして、蔵王を下る時、美しい青空が見えたのです。
青空だああああ!!!!!と気分が高まるのもわずか10分。
山の天気、更に下界へ降りていくともなれば雨雲に突入せざる終えません。
あっけなく青空は消えました。
さて、結局の所、雨で蔵王しか行けなかったのですが、滞在中祖母の知り合いの息子さんが
バイク乗りという事で意気投合。
さらに帰宅日が丁度重なり、互いに東京方面だったので途中まで一緒に帰ることに。
3泊4日の福島、宮城ツーリングでしたが、嬉しい事に、Rayさん、一緒に途中まで帰宅してくれた、ひろと君。なんと私に、2人もの友人が出来たのです。
沢山の優しさと、感動を貰った日々でした。
次回、一時帰宅から岩手へ!
キャンプ場に連絡すると
「予約ですね、いつ来ますか?....今日来るの?!どこから?....東京!?!?....17時まで管理人いるからいいよ」
方向音痴ステラ、タイムリミットまでに間に合うのか!!!
続く