衝撃吸収性と軽さ、薄さ、通気性を兼ね備えた胸部プロテクター！
衝突時に胸部を守るチェストプロテクターの有用性が認知されるにつれ、装着率も徐々に上がってきた。今後はヘルメットと同じように「着けるのが面倒」から「着けていないと不安」な存在になることが理想。そのためにはライダーの意識改革と、ライダーにとって負担の少ない製品の普及がポイントになる。
左右の凹凸をガッチリと嵌合させることで一体式に劣らない衝撃吸収性を確保。写真右は既存の一体型だが、形状はほぼ同じ。
アールエスタイチではハニカム構造素材の「テクセル」を使用し、衝撃吸収性と軽さ、薄さ、通気性を兼ね備えたチェストプロテクターを販売しているが、新たに加わったのが左右分割タイプ。一体式のベルトタイプだと着脱にひと手間かかるうえ、対応ジャケットと組み合わせた場合でも、前合わせを開くためには左右どちらかのスナップボタンを外さなければならず、片側だけを留めておくと自重によって斜めにぶら下がる形になってしまう。対して分割式ならスナップボタンの留め外しが不要になるから、素早く着脱できるし、左右を分離しても対称の形を保つ。この使いやすさが分割式最大のメリットだ。
理想的なプロテクター位置とフィット感に調整できるベルトタイプ。厚みを抑えてあるのでアパレル系ジャケットの下に着けてもシルエットを崩しにくい。
プロテクター本体は外側が耐貫通性の高いポリプロピレン樹脂で、内側が六角形のセルを集合させたテクセルの二層構造。厚さは各8・5㎜で、重ねた状態でも17㎜。構造上、一体式より少し重いが、それでも250gに収まっているので、いったん着用してしまえば存在が気になることはない。
調整範囲の広いハーネスが付属するベルトタイプなら手持ちのジャケットの下に装着できるのでお気に入りのアパレル物や革ジャンと組み合わせられるし、ボタンタイプなら「CPS」規格対応のライディングジャケットにスナップボタンで留めるだけ。防御力を飛躍的に高める魔法の鎧としては超お手軽だ。
CPS（チェストプロテクターシステム）対応のジャケットなら片側3個のスナップボタンで留めるだけ。左右の嵌合は単純に凸凹を合わせて差し込むだけ。合わせるのも、外すのも1秒です。
胸部の内臓損傷は転倒時に相手の車や建造物、自車のハンドルやミラーが体に当たることで起きるため、保護性能の高いプロテクターを装着していれば重篤な状態を回避できる可能性が多い。もちろん暴漢に襲われても効果あり？
女性用は現在のところ一体型のみ。ボタンタイプのTRV063（税込み1万1880円）とベルトタイプのTRV064（税込み1万4580円）が用意されている。女性の体形に合わせた形状で装着感に優れることが特徴だ。
RS TAICHI
テクセルセパレートチェストプロテクター
価格：ボタンタイプTRV067：1万3824円／ベルトタイプTRV068：1万6524円
［サイズ］ ワンサイズ（フリー） ［カラー］ ブラック
［本体サイズ］ 高さ200㎜×幅270㎜×厚さ17㎜ ［重量］ 250g（ベルト部を除く）
［問］アールエスタイチTEL.072-874-3268 http://www.rs-taichi.co.jp/
テスター太田安治の欲張りリクエスト
左右の嵌合部の強度を確保するために一体型より50ｇ重くなったが、着け心地は大差なし。ただしベンチレーションホールの数が減ったので、通気性能は下がっているはず。夏場でも抵抗なく着ける気にさせる通気性の高い「夏モデル」があれば普及が進みそう。
アマゾンでも購入可能！
売り上げランキング: 10,419
【オートバイ】お手軽胸部プロテクター、RS TAICHI「テクセルセパレート・チェストプロテクター 」を梅本まどかが装着！
youtu.be
