新開発1103cc・V4ユニットに新設計フレームで
ライバルに差をつける劇的進化!
ミラノショー最大の目玉である、地元ドゥカティのカンファレンスが開催され、
ついにパニガーレの新世代モデル、V4が登場しました。
先に「デスモセディチ・ストラダーレ」というネーミングでV4エンジンが公開されましたが、
いよいよバイク本体も華々しいデビューを飾ったわけです。
スタイリングはVツインだった従来のパニガーレの延長線上とも言えるデザインで、
V4エンジン採用で、若干マッシブになった印象。V4になって車重も重くなったのでは?
と思う人も多いかと思いますが、従来型と比較してもわずか5.5kg増(Sの場合)に
抑えられ、持ち前の軽量コンパクトな車体は継承されているのも大きなポイントです。
エンジンはなんと214PSを発揮、グレード構成は
STD、S、スペチアーレの3機種をラインアップ
ドゥカティ初の可変吸気システムを採用した、1103cc新設計V4ユニット
「デスモセディチ・ストラダーレ」は、Moto GPマシン、デスモセディチRRの
技術が惜しみなく投入された史上最強ユニット。先のエンジン単体での公開の際は
210PS以上、と言われていたパワーですが、今回の正式発表では214PS、
アクラポビッチ製のレーシングエキゾーストを装着すれば、なんと226PSを発揮!
文句なしに市販車最強スペックとなっています。
グレードは3機種構成で、スタンダード、アルミ鍛造ホイールやオーリンズの
電子制御サスペンションを搭載する上級グレードのS、そして、専用カラーやカーボンフェンダー、アルカンターラシート、アクラポビッチ製エキゾースト(欧州仕様、日本仕様はなし)など、豪華装備を誇る最上級モデルのスペチアーレというラインアップ。スタンダードのサスペンションはフロントがショーワのBPF、リアショックはザックス製。スペチアーレはSと同様に、オーリンズの電子制御サスペンションも標準装備しています。
このエンジンに合わせて車体も刷新。エンジンを強度部材の一部として利用することで
フレーム自体は非常にコンパクトなものとしています。今回ボッシュの6軸IMUも
全グレードに搭載されていて、トラクションコントロールやエンジンブレーキコントロール、
ウイリーコントロールといった電子制御ライディングアシストも、より緻密な動作を
可能として、パフォーマンスの大きな向上に貢献しています。
弟分のパニガーレ、959にも上級グレードの「コルセ」が登場!
そして今回、弟分の959にも上級グレードの「コルセ」が追加されました。
ワークスイメージの専用カラー、前後オーリンズ製サスペンション、アクラポビッチ製
チタンエキゾースト、リチウムイオンバッテリーなどを標準装備、車重もスタンダードより
2.5kgほど軽量なものとしています。ABS、ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)、
ドゥカティ・クイックシフト(DQS)、エンジンブレーキ・コントロール(EBC)、
ライド・バイ・ワイヤ(RbW)を統合したエレクトロニクス・パッケージも標準装備です。
V4は2018年4月から、959コルセは5月から発売。
気になる価格も発表!
ミラノショーでのお披露目に合わせて、ドゥカティジャパンから、
パニガーレシリーズの価格と導入時期も発表になりました。
気になる価格と発売予定時期は以下の通りです。
パニガーレV4:263万9000円、2018年4月導入予定
パニガーレV4S:328万円、2018年4月導入予定
パニガーレV4スペチアーレ:455万円/509万円(マグネシウムホイール仕様)、導入時期未定
959パニガーレコルセ:235万1000円、2018年5月導入予定
日本上陸が待ち遠しい、史上最強のドゥカティ・スーパーバイクシリーズ。
さらなる詳細は次号・1月号でもお届けしますので、今から首を長くして待ちましょう!