車種を問わずにマッチするデザインも秀逸!
街乗りではライディングシューズ、ツーリングでは革製のブーツというようにTPOに合わせて選ぶライダーが多い。フットウエアは走る環境に合った機能を備えていることが最も重要だが、ウエアとのコーディネートも大事。僕がプライベートツーリングとロードモデルやアドベンチャーモデルでの誌面撮影用に約一年履いているのがアルパインスターズのマルチエアーXCRだ。
![画像: トゥースライダーやごついプロテクターがないのでスッキリしたフォルム。ソールの厚みと硬さはツーリングユース向き。 ALPINESTARS アルパインスターズ マルチエアーXCR 価格:4万9800円(税別) [サイズ]23.0㎝〜31.5㎝ [カラー]ブラック](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2017/09/24/824db4c7dff6497d5deb88176cc42d24ba11bfda_xlarge.jpg)
トゥースライダーやごついプロテクターがないのでスッキリしたフォルム。ソールの厚みと硬さはツーリングユース向き。
ALPINESTARS アルパインスターズ マルチエアーXCR
価格:4万9800円(税別)
[サイズ]23.0㎝〜31.5㎝ [カラー]ブラック
このブーツを選んだのは第一にミドル丈であること。スネ部分のプロテクション性能はエンデューロブーツに劣るが、エンデューロ用はバックルが多くて履き脱ぎが面倒だし、足首からスネまでガッチリ包むのでバイクを降りたときに歩きにくい。アドベンチャーモデルで本格的なオフロード走行をすることはないから、少しプロテクション性能が低くても履きやすいほうがいい、という理由だ。
次に防水性の高さ。ゴアテックスフィルムが内蔵されているので雨中の高速ツーリングでも濡れることも蒸れることもなくて快適。
そして決め手になったのがオートバイのタイプを問わずに似合うデザイン。目立つ樹脂製プロテクターもトゥースライダーも付いていないのでロードスポーツでもオフロードモデルでも違和感がない。しかも履き口が細めで、ジーンズの裾をブーツの中に入れることも外に出してブーツに被せることもでき、手持ちのウエアと合わせやすいことも助かる。
この一年で40回以上履いているが、本革やナイロン部分のヘタリもないし、防水・透湿性能も変化なし。ライディングシューズ並みに気軽に履けて、様々なシーンやオートバイに合うブーツが欲しいという人なら必ず気に入るはずだ。

ソールはオフロードを歩いても滑りにくいパターンを採用。高さ約25㎝のミドル丈でプロテクション性能と履きやすさがうまくバランスしている。

上下2枚のフラップを巻き付けるようにしてフィッティング。どちらのフラップも長さに余裕があるので好みのフィット感が得られる。

アッパーもソールも本格的なエンデューロブーツより柔らかく、ツーリング中にオートバイから降りて移動するときも楽に歩ける。

足首のホールド度合いはラチェット機構付きバックルで微妙に調整できる。バックルを起こせば一気にリリースするので履き脱ぎもスピーディー。
テスター太田安治の欲張りリクエスト
アルパインスターズはもともとブーツメーカーなので作りも履き心地も実に良好。この製品はダート走行すると前側のシャーリング部分に土汚れが入り込むことと、ベルクロの密着性が落ちることが気になるけど、オフロード用ではないし、防水構造だから水を掛けて洗い流せるので文句は付けられないかな。
[ 問 ]アルパインスターズセールスルーム
TEL.043-202-0680