ホンダ「GB350」誕生まで
![画像: Honda GB350 国内市販予定車](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/03/18/1a8be82214539c5ecf6eda507a726920af1af956_xlarge.jpg)
Honda GB350
国内市販予定車
空冷シングルの名車「GB」の名でデビュー予定
インド・ホンダが2020年にリリースした「ハイネスCB350」は、レトロスタイルで脚光を浴びた。348㏄空冷バーチカルシングルエンジン、ツインショックといった古典的メカニズムを採用、バイクらしい定番の機能美としなやかな走りが魅力だ。
一方で、LEDヘッドライトやスリッパークラッチ、トルクコントロールも装備、最新テクノロジーを惜しみなく投入して、しっかりした走行性能や実用性も備えるという、単なる懐古趣味ではない、現代のミドルシングルスポーツとして世界中で話題となった。
そんなハイネスCB350。国内市販を望む声も登場以来多かったが、ついに国内仕様がと登場、実車がお披露目となった。国内仕様の名は「GB350」。かつてクラシカルなシングルスポーツとして人気だったシリーズの名を冠しての登場だ。
![画像: インドで2020年秋に発表されたホンダ「ハイネスCB350」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/03/18/ae8faf19782428b9bc2da3268e8c40543e4a60ef_xlarge.jpg)
インドで2020年秋に発表されたホンダ「ハイネスCB350」
ホンダ「GB350」スタイリング解説
![画像: ホンダ「GB350」スタイリング解説](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/03/18/0ca9e5d80796675b99920cbc79701c89fb2d0d02_xlarge.jpg)
細部の手直しを受け国内仕様は少しモダンに
多くのライダーがGB350で注目するポイントといえば、やはりクラシカルなそのスタイリングだろう。
往年のCBを思わせる、丸みを帯びたボリューム感のある燃料タンクからブラウンの表皮を使用したロングシートへと続く優美なボディラインをはじめ、丸型のヘッドライト、CB1100用にも似たクラシカルな形状のテールランプ、前後フェンダーの形状、そして直立したシリンダーを持つ空冷単気筒エンジンなど、あらゆる部分をトライディショナルな雰囲気に統一して、素材感と機能美を強調しながらも「オートバイらしさ」を強く感じさせるスタイルを形作っている。
ただし、ハイネスCB350ではメッキだった前後フェンダーは、GB350ではボディと同色になるなど、細部はGB専用にリファインされ、国内仕様はモダンなイメージも演出している。
![画像: ハイネスCB350ではメッキ仕上げでクラシカルイメージを強調していた前後フェンダーだが、GB350ではボディ同色仕上げでスポーティな印象。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/03/18/126270411e5bd1af054ed50dbc87e8e0852c38a9_xlarge.jpg)
ハイネスCB350ではメッキ仕上げでクラシカルイメージを強調していた前後フェンダーだが、GB350ではボディ同色仕上げでスポーティな印象。
![画像: 今回登場したマットブルーのボディカラーは、ハイネスCB350には用意されていないGB350専用カラー。とはいえ共通のデザインやメカは多い。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/03/18/157734e58a729da2a48217650d2c1e574863bcc4_xlarge.jpg)
今回登場したマットブルーのボディカラーは、ハイネスCB350には用意されていないGB350専用カラー。とはいえ共通のデザインやメカは多い。
![画像: 単気筒エンジンのメリットを活かしたスリムな車体。クラシカルで端正な佇まいだが、ヘッドライトやウインカーは、ハイネスCB350と同じくLEDタイプ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/03/18/8573495779c630016aa7e476520c38cfcda9efc4_xlarge.jpg)
単気筒エンジンのメリットを活かしたスリムな車体。クラシカルで端正な佇まいだが、ヘッドライトやウインカーは、ハイネスCB350と同じくLEDタイプ。
![画像: シングルスポーツらしく、ボディは非常にスリムで、ワイドなアップハンドルが目立つ。車格的には250ネイキッドぐらいで、取り回しも良さそう。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/03/18/bcf1903e2dff8489127759b484d0b7716c842ccb_xlarge.jpg)
シングルスポーツらしく、ボディは非常にスリムで、ワイドなアップハンドルが目立つ。車格的には250ネイキッドぐらいで、取り回しも良さそう。
ホンダ「GB350」足つき性・ライディングポジション
ライダーの身長:164cm
GB350のシート高は不明・ハイネスCB350は800mm
![画像1: ホンダ「GB350」足つき性・ライディングポジション](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/03/18/086ad7cf70c37457fe3a13b1dae2870243c0cc3f_xlarge.jpg)
車体中心から胴体一つぶん後ろに座り、背筋を伸ばすライダーの姿勢を含めてレトロなルックスが完成する。ステップの後ろに脚を下ろせるので、足着き性は悪くない。ちなみにインド仕様のシート高は800㎜。
![画像2: ホンダ「GB350」足つき性・ライディングポジション](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/03/18/864ba7121dfdd454be4ba769db3e79e6aea855ec_xlarge.jpg)
タンデム(2人乗り)チェック
ライダーの身長:176cm
パッセンジャーの身長:164cm
![画像: タンデム(2人乗り)チェック](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/03/18/a58c9a3a0bd1e5910527d0637375355247a726da_xlarge.jpg)
後ろに座った国友愛佳の感想
フラットな形状のシートは座りやすく、シートの肉厚も十分。グラブバーがテールまで回り込んでいるので、つかむ場所の自由度が高く、体をホールドしやすいから、タンデムもリラックスして楽しめそうです。
文:オートバイ編集部、国友愛佳/写真:南 孝幸