EICMA 2026の開幕に合わせ、ハーレーダビッドソンが新型「スプリント440」を発表した。1961年の名車『Sprint』の名を65年ぶりに冠し、ヒーロー・モトコープ(インド)との協業で開発された。440cc空冷単気筒エンジンと低いシート高を特徴とし、すべての走りを“JOYRIDE”に変える注目作だ。

まとめ:吉岡直矢
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EICMAで世界初公開! 伝説の名が65年ぶりに復活

ハーレーダビッドソンが発表した「スプリント440」は、イタリア・ミラノで11月5日から一般公開がはじまるEICMA(ミラノモーターサイクルショー)で世界初公開される新型ミドルサイズモデルだ。

画像: HARLEY-DAVIDSON SPRINT 440 2027年モデル 総排気量:440cc エンジン形式:空冷4ストSOHC単気筒 シート高:683mm 車両重量:187kg

HARLEY-DAVIDSON
SPRINT 440
2027年モデル

総排気量:440cc
エンジン形式:空冷4ストSOHC単気筒
シート高:683mm
車両重量:187kg

1961年に初登場し新たなライダーを迎え入れたSprintの名を65年ぶりに復活させた車体で、インドの中排気量大手ヒーロー・モトコープ(Hero MotoCorp)との協業により設計および開発が行われた。エンジンはインドで販売されているX440と共通のオイルクーラー付き空冷単気筒を搭載し、ビギナーからリターンライダー、経験豊富なベテランまで幅広い層をターゲットとして、日常のライディングから週末のツーリングまで気軽に楽しめる仕上がりとなっている。

日本を含む世界各地のハーレーダビッドソン正規ディーラーで販売される予定で、日本における発売時期、価格、詳細仕様については今後改めて発表される。

伝統クルーザーデザインと足つき性に優れたコンパクトな車体

外観は伝統的なクラシッククルーザーのスタイリングを踏襲し、ロング&ローの車体とミッドコントロール、自然なライディングポジションを組み合わせている。美しい造形のティアドロップ型燃料タンク(容量9L)には大胆なHARLEY-DAVIDSONのグラフィックがあしらわれ、統合型タンクコンソールとともに独自の個性をアピールする。

フレームにはスチールパイプトレリス構造を採用し、全長2145mm、全幅815mm、全高1108mm、ホイールベース1450mm、最低地上高147mm、キャスター角27.6度、トレール量108.3mmというディメンションに設計された。

シート高は683mmと低く、スリムな車体や187kgの装備重量(出荷時重量181kg)と相まって、優れた足つき性と取り回しのしやすさを確保している。シートにはタンデム走行にも対応するファストバック構造のツーアップシートが装備される。

27馬力を生み出す440cc空冷単気筒と6速トランスミッション

パワーユニットには、ボア79.6mm×ストローク88.4mm、排気量440ccの空冷単気筒エンジンを搭載している。オイルクーラー、バランサー、電子シーケンシャルポートフュエルインジェクション(ESPFI)、1-into-1キャタライザーヘッダーエキゾーストを備え、圧縮比は9.65:1とされる。

最高出力27HP(20kW)、最大トルク38Nmを4000rpmで発揮し、飛ばさなくても心地よいクラシックなエキゾーストノートとトルクフルな走りが身上だ。トランスミッションには6速オーバードライブを組み合わせ、バンク角は左右ともに31度を確保。予想燃料消費率は32.25km/L、CO2排出量は73g/kmと公表されている。

Φ43mm倒立フォークとピギーバックショックの走れる足まわり

足まわりも本格的だ。フロントにはインナーチューブ径43mmの倒立式カートリッジフォーク(トラベル量130mm)を装着し、リアには7段階のプリロード調整機構を備えたモノチューブ・ピギーバック式コイルオーバーショック(トラベル量76mm)とスチール矩形断面スイングアームを採用した。

ブレーキシステムは前後ABSを標準装備し、フロントにΦ320mm固定式シングルローターと2ピストンキャリパー、リアはΦ240mm固定式ローターとシングルピストンキャリパーの組み合わせだ。

ホイールには伝統的デザインにインスパイアされたブラックの10スポークアルミキャストホイールを装着し、フロント19インチ(リム幅2.5インチ)、リア17インチ(リム幅4インチ)を履く。タイヤはMRF製で、フロントに100/90-19(Zapper-FH)、リアに150/60ZR17(Steel Brace SC-01)が採用されている。

TFTカラー液晶と全灯火類LEDの充実装備

電装系や各種機能も現代的な最新テクノロジーで構成だ。ヘッドライト、テールおよびストップランプ、砲弾型ウインカーはすべてLED化されており、ヘッドライトにはシグネチャーポジションライトが組み込まれた。

円形メーターボディの中央にはスクエア型3.5インチのTFTカラーディスプレイが採用され、スピードメーター、ギアポジション、オドメーター、燃料計、時計、トリップメーター、サイドスタンドダウンアラート、転倒アラート、航続可能距離、タコメーターを表示する。さらに、5V・2A出力対応のUSB-Cポートも標準装備されており、利便性が高められている。

画像1: TFTカラー液晶と全灯火類LEDの充実装備

これまでエントリー向けに販売されてきたX350/X500よりもハーレーダビッドソンの王道デザインが与えられており、日本でも免許制度による障壁はあるものの人気を呼びそうだ(カワサキの500シリーズが売れているという情報も追い風だろう)。

画像2: TFTカラー液晶と全灯火類LEDの充実装備

ハーレーダビッドソン「スプリント440」の主要スペック/燃費/生産国

全長×全幅×全高2145×815×1108mm
ホイールベース1450mm
最低地上高147mm
シート高683mm(非積載時)
車両重量187kg(装備重量) / 181kg(出荷時重量)
エンジン形式空冷4ストローク単気筒(オイルクーラー装備)
総排気量440cc
ボア×ストローク79.6×88.4mm
圧縮比9.65:1
最高出力20kW(27HP)/回転数未発表
最大トルク38Nm(3.87kgf・m)/4,000rpm
燃料タンク容量9L
変速機形式6段変速
ブレーキ形式(前・後)前Φ320mmディスク+2ピストンキャリパー
後Φ240mmディスク+シングルピストンキャリパー(ABS標準装備)
タイヤサイズ(前・後)100/90-19・150/60ZR17(MRF製)
乗車定員2名(ツーアップシート)
燃料消費率32.25km/L(CO2排出量:73g/km、WMTC)
製造地インド(Hero MotoCorpとの協業開発)
価格未発表(後日発表予定)

1961年の元ネタ「スプリント250」

画像1: 1961年の元ネタ「スプリント250」
画像2: 1961年の元ネタ「スプリント250」
画像3: 1961年の元ネタ「スプリント250」
画像4: 1961年の元ネタ「スプリント250」
画像5: 1961年の元ネタ「スプリント250」

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