2026年11月3にから開幕したEICMA2026(ミラノショー)。前日の新型ファイアーブレード発表に沸くホンダだが、なんとブースには何の説明もなく、1台のスーパースポーツコンセプトがサプライズ展示されているではないか! しかもこのバイク、なんとV3Rのスーパースポーツ版らしい! ということで早速実車をチェックしてみよう!

写真、まとめ:松本正雅
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デザインコンセプトの域を超えた出来栄え!

画像: HONDA V3R SUPERSPORT DESIGN CONCEPT EICMA2026 出展車(コンセプトモデル)

HONDA
V3R SUPERSPORT DESIGN CONCEPT
EICMA2026 出展車(コンセプトモデル)

ミラノショーではいつになく多数のニューモデルを発表、世界をアッと言わせたホンダ。今年のモーターサイクルショーにも展示されていたV3R900も、完成度を高めた市販予定車が登場、チタンタンクの採用など、妥協のない徹底した造り込みで注目を浴びていた。

そんなホンダだが、プレスカンファレンスから一夜明けたプレスデー初日に、ブースにとんでもないモデルをサプライズ投入してみせた。それがこの「V3Rスーパースポーツ デザインコンセプト」である。

画像1: デザインコンセプトの域を超えた出来栄え!

会場に展示されたマシンはシングルシーター。当然保安部品はなく、レーシングイメージを前面に出した仕様となっている。webオートバイでは先日V3Rのスーパースポーツ仕様をスクープしたばかりだが「コレはひょっとして…?」と、思わずドキッとさせられる仕立てである。

画像2: デザインコンセプトの域を超えた出来栄え!

デザインコンセプトではあるが、スタイリングは近年のレーシングトレンドをしっかり取り入れている。テールカウルの造形はまるでMotoGPマシンのようだし、アンダーカウルの張り出しも空力面での効果が大きそうだ。

画像3: デザインコンセプトの域を超えた出来栄え!

フロントカウルは非常にコンパクト。ノーズはしっかり絞り込まれており、前面投影面積も小さそう。派手なウイングレットはついていないが、カウル両サイドには走行風の通り道が設けられている。新型CBR600RRや新型ファイアーブレードのスタンダードモデルなど、最新のホンダ製スーパースポーツは大きなウイングに頼らないエアロダイナミクス設定となっており、これがスッキリしたルックスを実現している。

画像4: デザインコンセプトの域を超えた出来栄え!

とはいえ、空力特製の向上はしっかり狙っていて、カウル側面にはF1のパージボードのようなレイヤーも設けられており、空気の整流も入念に考慮された造形となっている。

画像5: デザインコンセプトの域を超えた出来栄え!

ベースとなっている、ストリートファイター版のV3R900もそうなのだが、特筆すべきは車体のこのスリムさ。保安部品が付いていない状態だと、ほぼリアタイヤの幅と同じくらいに見えてしまうほどの細さだ。コンセプトなので車体サイズや車重は公表されていないが、相当コンパクトで軽いはず。大型モデルとは思えない、クイックなフットワークが期待できそうだ。

エンジンは過給機つき? それとも…?

画像1: エンジンは過給機つき? それとも…?

注目のV3エンジンだが、Eコンプレッサーと呼ばれる電動過給機ユニットが見えないため、このマシンが過給機付きか自然吸気(NA)かは不明。過給機付きであれば、900ccの排気量でリッタークラスのパワーを実現できるし、NAであっても軽量コンパクトな車体のおかげで俊敏なハンドリングが期待できそうだ。

画像2: エンジンは過給機つき? それとも…?

シャシー関連はベースのV3R900と同じ構成のようで、鋼管トレリスフレームに倒立フォーク、フルアジャスタブルのリアショックに片持ち式のプロアームを採用している。

画像3: エンジンは過給機つき? それとも…?

フロントフェンダーはなかなかの深型で、ここでも空力特性に対する配慮を感じさせる。ブレーキディスクはカスタム感のあるウェーブディスクだが、ラジアルマウントのブレーキキャリパーはCBR600RRなどに採用されているものによく似たニッシン製の4ポット。装着されている前後タイヤはピレリのディアブロスーパーコルサだ。

画像4: エンジンは過給機つき? それとも…?

エキゾーストはアクラポビッチ製。ベースのストリートファイターの方は3気筒をイメージした3本出口のサイレンサーを備えているが、こちらはサイレンサーもコンパクトで、見るからに軽量そうなレーシングエキゾースト。カンファレンス会場で聞いた、市販予定車のサウンドがかなり魅力的打たので、こちらがどんな音を奏でるかにも期待は高まる。

いろいろ謎の多いデザインコンセプトだが、一つだけ確信できるのは、この車両の完成度が非常に高く、市販化が大いに期待できそうなところ。今後の展開が非常に楽しみな1台だ。

メーカー「車名」の主要スペック/燃費/価格/生産国

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