2026年型でウイングレットや新フェイスを得て進化したカワサキの最高峰「Ninja ZX-10R/RR」の2027年モデルが欧州に見参! 今回のトピックはZX-10Rに新色「メタリックフラットスパークブラック×メタリックスパークブラック」の追加されたことだ。

まとめ:吉岡直矢
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ツヤ消しとツヤありの質感が交差する新色ブラックが登場

カワサキが欧州で「ニンジャZX-10R/RR」の2027年モデルを発表した。今回の変更は最小限とされ、ニンジャZX-10Rに新色としてメタリックフラットスパークブラック×メタリックスパークブラックが設定されたのみだ。

10Rの新色は、艶消しと艶ありという対照的な2つの質感を持つブラックを組み合わせた「メタリックフラットスパークブラック×メタリックスパークブラック」で、カワサキの旗艦スーパースポーツにふさわしい重厚でスパルタンな雰囲気を強調している。

一方で、定番の「ライムグリーン×ブルー24」も継続ラインナップ。レーシングイメージを前面に押し出したライムグリーン系と、シックで精悍な新色ブラックという対比的なカラーバリエーション展開だ。

空力性能を高めるウイングレットと洗練された足まわり

車体およびエンジンの主要メカニズムは、大規模なマイナーチェンジを受けた2026年モデルの構成をそのまま継承している。

フロントカウルに装備されたウイングレットは、高速度域で強力なダウンフォースを発生する。最適化されたフレームジオメトリとの相乗効果により、高速走行時やコーナリング時における前輪の接地感とコントロール性を大きく向上させている。

画像: 空力性能を高めるウイングレットと洗練された足まわり

足まわりには、ワールドスーパーバイク選手権で培われた技術をフィードバックしたBFF(バランスフリーフロントフォーク)とBFRC lite(バランスフリーリアクッション)を装着。サーキット走行を強く意識したセッティングにより、加減速時のスムーズな荷重移動を可能にし、軽快なハンドリングを実現している。

ブレーキシステムには、Φ330mmの大径ディスクとブレンボ製M50モノブロックキャリパー、さらに専用セッティングのラジアルポンプマスターシリンダーを組み合わせ、強力でコントロール性に優れた制動力を発揮する。

最新の電子制御システムと充実のスマート機能

ワールドスーパーバイクで通算7度のタイトルを獲得してきた血統に違わない圧倒的なポテンシャルを備えたエンジンは、サーキットから公道まで扱いやすいリニアな出力特性を誇る。

その心臓部を支えるのが、高度な電子制御システム群だ。

画像: 最新の電子制御システムと充実のスマート機能

コーナリングを制御するKCMFをはじめ、トラクションコントロール(S-KTRC)、ローンチコントロール(KLCM)、インテリジェントABS(KIBS)、クイックシフター(KQS)、エンジンブレーキコントロール(KEBC)、パワーモード切替、そして電子制御クルーズコントロールまで、先進の機能を網羅している。

また、スマートフォン連携機能「Rideology The App Motorcycle」にも対応する。車両情報の確認やライディングログの記録、各種セッティングの変更に加え、ターンバイターンナビゲーションや音声コマンド機能まで利用可能となっており、日常の利便性や所有満足度を高めている。

レーススペックを凝縮した限定500台のハイエンドモデルRR

世界限定500台で展開される1人乗り仕様のニンジャZX-10RRも、2027年モデルとして継続販売される。

画像: KAWASAKI Ninja ZX-10RR 2027年モデル(欧州仕様)Lime Green 総排気量:998cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:825mm 車両重量:207kg 現地価格:未発表

KAWASAKI
Ninja ZX-10RR
2027年モデル(欧州仕様)Lime Green

総排気量:998cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:825mm
車両重量:207kg

現地価格:未発表

RRモデルには、パンクル社製のチタン製コンロッドや軽量ピストンが組み込まれているほか、フロントフォークインナーチューブへのチタンコーティング処理、専用の細かなサスペンションセッティングなどが施されている。

さらにフロントブレーキにはステンメッシュブレーキホースを採用し、サーキットでの限界走行におけるパフォーマンスを極限まで引き上げている。

なお、10RRのカラーリングは伝統のライムグリーン単色が継続される。

2026年モデルの正常進化で得た高いポテンシャルを維持しながら、魅力的な新色を加えた2027年型ニンジャZX-10RおよびニンジャZX-10RRは、サーキット派から公道派まで幅広いライダーの視線を集めるだろう。

日本への導入については不透明だが、グローバルで共通カラーを採用することが多い(一部で北米専用カラーなどの例外もあるが)こともあり、今回の新色も来シーズンには投入される可能性が高そうだ。

画像: レーススペックを凝縮した限定500台のハイエンドモデルRR

カワサキ「ニンジャZX-10R/RR」欧州2027年モデルの主要スペック

全長×全幅×全高2085×750×1180mm
ホイールベース1450mm
最低地上高130mm
シート高825mm
車両重量10R=209kg/10RR=207kg
エンジン形式水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量998cc
ボア×ストローク76.0×55.0mm
圧縮比13.0
最高出力10R=144kW(196PS)/13000rpm
   ラムエア加圧時151.2kW(206PS)/13000rpm
10RR=145kW(197PS)/13200rpm
   ラムエア加圧時152.3kW(207PS)/13200rpm
最大トルク110N・m(11.2kgf・m)/11400rpm
燃料タンク容量17.0L
変速機形式常時噛合式6段リターン
ブレーキ形式(前・後)油圧式ダブルディスク・油圧式ディスク
タイヤサイズ(前・後)120/70 ZR17 M/C (58W)・190/55 ZR17 M/C (75W)
燃料消費率(WMTCモード値)10R=16.1km/L
10RR=15.8km/L
現地価格未発表

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