「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー 2026」の50ccクラスで栄えある第1位に輝いたホンダ「スーパーカブ50」。今回はそんなスーパーカブのルーツをたどり、その系譜を解説します。

まとめ:オートバイ編集部
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ホンダ「スーパーカブ50/PRO」の系譜解説

画像: HONDA Super Cub50 Final Edition 2025年 ※生産終了モデル

HONDA
Super Cub50 Final Edition

2025年
※生産終了モデル

究極のユーザー至上主義で世界中のハートをつかんだ

度重なる排出ガス規制により、ついに2025年10月をもって67年の歴史に幕を閉じた50ccクラスのスーパーカブ。自動遠心クラッチやアンダーボーンフレーム、そして〝庶民の足〟といった基本設計は、驚くべきことに1958年の初代C100で既に完成されていた。

元祖C100は、ホンダの創業者、本田宗一郎が自ら開発の陣頭指揮を執った。当時、4ストの超小型エンジンは生産が困難なため、2ストが主流だったが、静けさと燃費を優先し、敢えて4ストを選択。さらに〝そば屋の出前〟を考慮して、レバー操作不要で変速できる3速自動遠心クラッチを導入した。

車体は、荷物を載せてもまたがりやすいアンダーボーンフレームを採用。全てがユーザー目線だったが、これらの装備は前例がほぼなく、開発には多大な苦労があったという証言が残っている。

その甲斐もあり、C100は世界的に大ヒット。1966年にはエンジンをOHVからOHC化したC50が登場する。以後マイチェンを繰り返し、2012年まで続く長寿モデルとなった。

2012年にはエンジンを一新し、デザインが角型に変更されたが、2017年に昔ながらのフォルムに回帰。この頃、驚異の世界累計生産1億台を突破している。そして2025年型のファイナルエディションで幕を閉じ、50cc版は殿堂入りしたが、原付免許で乗れるスーパーカブ110ライトに魂は受け継がれている。

ホンダ「スーパーカブ50 ファイナルエディション」の各部

ボニーブルーは1966年初代スーパーC50をイメージした懐かしい色彩。専用エンブレム、同色のキャリア類、メッキ加飾、グレーのツートンシート、専用キーを備え、最終モデルにふさわしい特別感を演出。

ホンダ「スーパーカブ/PRO」(2025年)の主なスペック・燃費・生産国・当時価格

全長×全幅×全高1860×695×1040mm《1860×720×1050mm》
ホイールベース1210mm《1225mm》
最低地上高135mm《131mm》
シート高735mm《740mm》
車両重量96kg《108kg》
エンジン形式空冷4ストロークOHC2バルブ単気筒
総排気量49cc
ボア×ストローク37.8×44.0mm
圧縮比10.0
最高出力3.7PS(2.7kW)/7500rpm
最大トルク3.8N・m(0.39kgf・m)/5500rpm
燃料タンク容量4.3L
変速機形式4速リターン
キャスター角26゜30
トレール量72mm
ブレーキ形式(前・後)ドラム・ドラム
タイヤサイズ(前・後)60/100-17・60/100-17《70/100-14・80/100-14》
燃料消費率 WMTCモード値69.4km/L《67.4km/L》(クラス1)1名乗車時
製造国日本
メーカー希望小売価格(当時)24万7500円《26万9500円》(消費税10%込)
※《》はPRO

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