2026年スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)第10戦イタリアGPがクレモナ・サーキットで開催された。ランキングトップのニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing - Ducati)がSBKで初の栄冠。ホームレースとなる今大会でタイトルを決めた。

レクオナが4年ぶりのポール獲得から圧倒的な独走劇で今季2勝目

土曜日の午前に行われたスーパーポールでは、Aruba.it Racing - Ducatiの2台によるコースレコード更新合戦が繰り広げられた。最終的にイケル・レクオナ(Aruba.it Racing - Ducati)が1分27秒253を記録し、ブレガをわずか0.044秒という僅差で抑え込んで自身4年ぶり、2度目のポールポジションを獲得。ブレガにとってSBKの予選でチームメイトに初めて敗れる出来事となった。

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レース1では、ポールスタートのレクオナがホールショットを奪い、序盤から1周あたり1分28秒5を切るハイペースで後続を引き離しにかかる。

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1周目のターン13で5番手スタートから2番手にジャンプアップしたヤリ・モンテッラ(Barni Spark Racing Team)が転倒しブレガが2番手に浮上。9周目には3番手を走行していたアルベルト・スッラ(Motocorsa Racing)が転倒リタイアする波乱のなか、レクオナは10周目にフロントを失いかける場面を見事に立て直し、首位を快走した。

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一方、2番手を走行するブレガはレクオナの圧倒的なペースを確認すると、確実に2位を持ち帰る戦略へシフト。初日に2度の転倒で苦戦を強いられ、レース中でも転倒が多発したこともあり、ブレガは無用なリスクを避けることにした。

この結果、レクオナが後続に5.591秒差をつけて今季2勝目を完勝で飾り、2位にブレガ、3位にはサム・ロウズ(ELF Marc VDS Racing Team)が入った。ブレガが手堅く2位を確保したことで、地元でのタイトル確定の瞬間は日曜日に持ち越されることとなった。

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2026 SBK 第10戦イタリアGP レース1 結果

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レクオナがキャリア初の連勝!スッラが初表彰台を獲得し、タイトル決定はレース2へ

ブレガがスーパーポール・レースで優勝し、レクオナが6位以下となればその場で年間チャンピオンが確定するという条件のなか、20分間のウォームアップ・セッションでもレクオナが1分27秒790でトップタイムをマーク。今週末を通して速さを見せつける。

迎えた10周のスーパーポール・レースでは、レクオナがSCX、ブレガがSCQを選択し、戦略が分かれた。

レクオナが好スタートでホールショットを奪い、3周目のターン11でブレガがブレーキング勝負を仕掛けて一瞬トップに立つ場面もあったが、レクオナが直後のターン13ですぐさま差し返して首位を奪還する。そのまま力強く走り切ったレクオナは、キャリア初となる同一ラウンドでの連勝を飾った。

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2.005秒差の2位に入ったブレガは敗れはしたものの、1分27秒783の新コースレコードとなるファステストラップを記録。注目の3位争いは、ルーキーのスッラが、モンテッラとの激しいバトルを抑えきり、自身初となるSBK表彰台を獲得した。

4位に入ったモンテッラはBarni Spark Racing Teamの2026年インディペンデントチームタイトル確定に貢献。一方、モンテッラのチームメイトであるアルバロ・バウティスタ(Barni Spark Racing Team)が2周目のターン6で転倒、ロレンツォ・バルダッサーリ(Team Goeleven)とギャレット・ガーロフ(Kawasaki WorldSBK Team)がターン7で接触転倒を喫するなど波乱も起きた。

この結果、ブレガのタイトル確定は午後のレース2へと持ち越され、ブレガはレース2でトップ5に入れば悲願のチャンピオンに輝くこととなる。

2026 SBK 第10戦イタリアGP スーパーポール・レース 結果

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レクオナが初のハットトリック達成!手堅く2位に入ったブレガがSBK新王者に輝く

日曜日の午後に行われたレース2は、ポールポジションのレクオナが完璧なスタートでホールショットを奪い首位を守る展開で幕を開けた。

2番手のブレガはセクター1でスッラの追撃を退け、序盤からドゥカティワークス勢の2台がトップ2を形成する。トップを快走するレクオナは着実に後続との差を広げ、6周終了時には1秒、16周目には4秒以上のリードを築くと、最終的に2位以下に8.590秒の大差をつけて完勝し、自身初にしてSBK史上5人目となる「ハットトリック」を達成した。

一方、トップ5フィニッシュでタイトルが決定するブレガは、無駄なリスクを犯さず手堅く2位でチェッカーを受け、今季6レースを残して2026年の年間チャンピオンに輝いた。

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ブレガは2023年にスーパースポーツ世界選手権(SSP)を制しており、これでSSPとSBKの両カテゴリで世界王者となった史上初のライダーとなったほか、イタリア人としてはマックス・ビアッジ(2010年・2012年)に続く史上2人目のSBK戴冠という歴史的な快挙を成し遂げている。

注目の3位表彰台争いは、3周目のターン11でスッラを捉えたモンテッラが浮上してそのまま逃げ切り、アレックス・ロウズとサム・ロウズによる兄弟での5位争いはレース中盤にサムが転倒脱落してアレックスが5位を獲得。

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6位にはジェイク・ディクソンが入ってホンダに前年のヘレス大会以来となるトップ6フィニッシュをもたらした。なお、序盤にマシントラブルでアルバロ・バウティスタが姿を消したほか、2周目のターン10でミゲル・オリベイラ、17周目のターン13でシャビ・ビエルゲらが転倒リタイアを喫するなど、波乱を含んだレースとなった。

2026 SBK 第10戦イタリアGP レース2 結果

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