まとめ:Heritage&Legends編集部
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ベース車の性能面をそのままに造形で深いインパクトを

毎年6月にフランスのホンダが同国ビアリッツでのイベント、「Wheels and Waves」(’26年は6月10~14日)内で開催しているカスタムコンテスト「hondacustoms.com」。今年は第7回を迎え、新しい要素が加わった。まず、毎年指定されるベース車両がふたつとなった。ユニカム750ccの並列2気筒エンジンを積んだCB750ホーネットとXL750トランザルプ。これを元に「オンロード対オフロード」コンテストも加わった。指定2機種が5台ずつ、オンとオフの2チームに分かれて競い合うというもので、計10台がエントリー。個人賞とチーム賞を競うという感じだ。

そのコンテスト、CB750ホーネット組の1台がこれだ。ホンダ・スイス(Honda Switzerland)からエントリーし、スターク・インダストリーズ(Stark Industries)が製作した「コンセプト2077」で、未来的なスタイルを表現した。ひと目見てそう思える外観は特注でワンオフされた3Dプリント・ボディワークによって大胆かつ先進的なデザインを実現していて、もうこれだけでも新しいモデルが出来るのではないかという印象さえある。

画像: ベース車の性能面をそのままに造形で深いインパクトを

小さなライトカウルを備えたCB750ホーネット純正のそれからぐっと変わったフロント/リヤの各カウルに加えてアンダーカウル、ラジエーターサイドのシュラウドも新解釈でワンオフ。ホイールもブレーキに干渉しない部分をカバーし、これがCB750ホーネットかと思えるほどにビジュアルを一新する。深みのあるキャンディレッドに繊細なゴールドのアクセントを加えた印象的なペイントワークと相まって、じつに個性的で未来的なキャラクターが生み出されている。

フロントの多層デザインの中に収まる4灯レイアウトのヘッドライトやサイド下、テールサイドに備わった三角パネル調ウインカーも特徴的で、3Dプリントのテクノロジーに先進的で創造的なデザインが融合して、ネーミング通りの妥協のない1台となっている。

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“アイアンマン”か、“ガンダム”か。製作者がスタークインダストリーズだからアイアンマン主演のトニー・スタークにかけてのえんじ×ゴールド、アイアンマンカラー。今のMotoGPマシンやスーパースポーツに使われるレイヤードデザインをさらに進めた感もある多層デザインは、思ったよりもスマートな感じに作られる。エアダクトやウイングレットのように張り出したラジエーターシュラウドも、未来形ではありながら実現可能かと思わせてくれる。

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ラジエーターシュラウドの上(えんじ色の部分はノーマルではシュラウドが張り出す部分)に見える三角パネル調の部分はフロントウインカー。この造形の中にハンドル切れ角を確保していることも分かる。並列2気筒のエンジンや鋼管ダイヤモンドフレームはCB750ホーネットのノーマルを使う。なお、フレームはペイントされている。

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ノーマルでも必要最小限な構成のシートカウル部分はシングルシートスタイルで再構成。テールライトは変則楕円のノーマルから2個の立体形状パーツに変更し、ウインカー一体のナンバーホルダー部を撤去。ナンバーはフェンダーレスキットで付けるのも良さそうだ。リヤウインカーはこの写真のさらに右にフロント同様の三角形パーツで置く。

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前後ホイールはブレーキやドライブチェーンを干渉しないようにカバー。ディッシュタイプのイメージを狙ったか。スイングアームエンドとサイドにもカバーを設ける。マフラーは現状ではテールパイプまでだが、この造形パートにつなげることも考えられていそうだ。なおシートレール内側にはLEDテープが張られ、電飾されていることも分かる。妥協のない1台となっているのだ。

取材協力:Honda Customs

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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