ハンターカブに限らないけど、純正のホーンって音がちょっと寂しい。頻繁に鳴らすものではないけど、ちゃんと自分の存在をアピールできるとありがたいわけで。さらにいえば耳障りの良いというか、音質の良いものにしたい。というわけで今回は、ハンターカブのホーンを社外ホーンにしてみるよ。人気なのは渦巻き型だけど、ノーマルルックを残したいので平型のホーンを探して装着してみた。

HELLA(ヘラー)のホーンが純正サイズでカッコ良い

ハンターカブのホーンをもう少し良い音にしたい、できればダブルホーンにしたい。けど、スペース的にもあまり余裕がないんですよね。どうしたものかと思ってamazonを見てたら、こんなのを見つけた。

【ドイツ HELLA/ヘラー社製】 モーターサイクル用 ブラック ツイン トーン ホーン 「Motorcycle Twin Tone Horn」

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ヨーロッパの大手サプライヤーであるドイツのヘラー社のホーン。
社外の平型ホーンってメッキのものが多いイメージあるけど、これはブラックボディ。さらに表面に描かれてる白文字が実にカッコ良い。
しかも消費電力が一個あたり18W、ダブルホーンでも36W。つまりトータル3Aと凄く省電力なのもありがたい。値段もそこまで高くないし、カッコ良いし、舶来品だしということで、さくっと衝動買い。

さて、届いた実物を見てみるよ。
周波数は、380Hz480Hz。なので周波数比率は19:24。
音量は103db(±3)。E57のEマークがあるので車検も問題ないはず。
なんといっても特長はホーン表側の白文字。一般的なホーンって裏側に刻印で各種情報が刻まれてるけど、ヘラーのは表側に白文字で明記してる。実に恰好が良い。

画像: HELLA(ヘラー)のホーンが純正サイズでカッコ良い

ヘラーではシングルホーンも販売してるよ。周波数はツインホーンとは違って460Hz

HELLA ヘラー モーターサイクル用 ブラック シングル トーン ホーン New HELLA MOTORCYCLE Single Tone Horn

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ホーンカスタムで消費電力が増える場合はリレーを使おう

純正のシングルホーンからダブルホーンに交換する時って注意点があるらしいのよ。
それが消費電力。純正よりも消費電力が増える場合はリレーを装着するのがベストらしい。リレーを使うことで、ホーンにバッテリーから給電して安定した電力供給できるというのがポイント。純正の配線のままだとホーンスイッチとかが耐えられない可能性があるとか。

ダブルホーン装着用に、こういう感じの汎用のハーネスも出てるよ。

MITSUBA(ミツバサンコーワ) ホーンハーネスセット SZ-1133 車用ホーン 30Aパワーリレー

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ただ、上記のハーネスは車用なので、ハンターカブに使うにはちょっとかさばりそうなのよね。大きいバイクならなんとかなるかもだけど、ハンターカブは小さいので余った線を収納するのが結構大変。

なので、リレーだけ買って自分でハーネスを作ることにするよ。これなら最小限のコンパクトハーネスになるはず。
ホーンと一緒にamazonでリレーを購入。ホーンの消費電力が3Aなので、10Aとか5Aくらいあれば十分なんだけど、自分が探した中では20Aが一番小さかった。

エーモン リレー 4線 (4極) DC12V・240W (20A) 電装品・スイッチの切り替え 電磁石 接点 保護 大容量電装品ON-OFF 3235

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ハンターカブ純正ホーンの消費電力が知りたい

今回はハンターカブに18W×2の36W、つまり3Aのホーンを取り付けるんだけど、その際にリレーの必要かどうかを検討するためにも純正ホーンの消費電力を知りたい。
仮に純正ホーンが3Aあればリレー不要でいけるはずだし。

実際に純正のホーンを外してみたら裏面にNIKKO HF-12って書いてあった。
検索してみたところ、AIが消費電力3Aって教えてくれたけど、情報元のサイトを開くことが出来なかったので、ちょっと不安。3Aってのが合ってればリレーを使わなくても配線に問題はなさそうだけど、どこまで信じていいかわからないのでリレーを使うことにするよ。手元にリレーが届いてるし。

代表的な社外ホーンの消費電力も

3Aってのはヘラーのツイントーンホーンの消費電力なんだけど、せっかくなので社外ホーンの消費電力についても見てみるよ。

バイクのホーンカスタムで人気があるPIAA スポーツホーン
ダストカバーも設けられたバイク用設計や音質の良さで定番のカスタムホーン。周波数は400Hz500Hz600Hzの3種類。
一個あたりの消費電力が2.7Aなので、ダブルホーンの場合は単純に2倍で5.4A。ワットでいうと64.8w。

PIAA(ピア) バイク用ホーン 400Hz SPORTS HORN 112dB 1個入

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PIAA バイク用ホーン 400Hz 112dB 1個入 車検対応 MHO-1 & バイク用ホーン 500Hz 112dB 1個入 車検対応 MHO-2

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もうひとつ。
ホーンカスタムといえばミツバのアルファーシリーズやアリーナシリーズ。
その中でもバイクに装着しやすそうなアルファーIIコンパクトの消費電力が、1個あたり4A。2個だと8A。ワットでいうと96W。周波数は480Hz400Hzで、サウンドは定番のヨーロピアンサウンド。

MITSUBA アルファーII コンパクト ホーン HOS-04G 車 バイク クラクション

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リレーを使ってハンターカブにダブルホーンを装着するための配線を考えてみる

前置きが長くなっちゃったけど、いよいよリレーを使った配線を作り始めるよ。まずは配線の構造から。

純正のホーンにつながってるのは、ライトグリーン線グリーン線
ホンダ車はグリーンがマイナス/アースなのよね。ライトグリーン線はホーンスイッチにつながってる。

次にホーンスイッチのコントロールを確認。スイッチがプラスコントロールなのかマイナスコントロールなのかでリレーの接続が変わるのよ。
制御されるモノから見てスイッチがプラス側にあるのがプラスコントロールで、マイナス側にスイッチがあるのがマイナスコントロールだったはず。

この場合はホーンからみてプラス側の線にホーンスイッチがあるので、プラスコントロールで良いはず。

画像1: リレーを使ってハンターカブにダブルホーンを装着するための配線を考えてみる

ちなみに、消費電力に問題がなくてリレーを介さずにダブルホーンにするなら、ライトグリーン線とグリーン線にY字の分岐線を作って各々を2個のホーンに装着するだけね。

では純正の配線を踏まえてリレーを使った配線を考えていくよ。
このリレーは、青線に通電すると赤線と黄色線がつながるという動きをするもの。
なのでホーンスイッチのライトグリーン線とリレーの青線を繋ぐよ。

リレーの黒線はボディアースでも良いはずだけど、純正ホーン配線のグリーン線が余ってしまうのでそこに接続。これで、ホーンボタンを押した時にリレー黄色線に通電するようになるよ。

ホーンへの給電はバッテリーからで良いんだけど、自分のハンターカブにはD-UNITを装着してあるので、D-UNITから給電するよ。バッ直だとヒューズが必要になる気がするし、配線も長くなるし、線も太い線を使わないといけなくなる。D-UNITを使えばD-UNIT自体にヒューズも入ってるし、配線も簡単。取り付けがものすごく楽になるので、凄くオススメよ。
というわけでリレーの赤線とD-UNITのプラス線を接続して、リレーの黄色線は途中で分岐させて2つのホーンに繋ぐよ。
あと、ホーンのアースはD-UNITのマイナスが余ってるのでそこに接続。ここもボディアースでも良いかもだけど、配線とか端子が余らない方が好みなので。

図にするとこんな感じ。

画像2: リレーを使ってハンターカブにダブルホーンを装着するための配線を考えてみる

接続先は決定したので、実際に作成するにあたって必要なギボシや線について説明していくよ。

ハーネスを作るのに必要なもの

今回のハーネス作りに必要なものはこんな感じ。

リレー
平型端子オス × 2
平型端子メス × 4
104ギボシオス(CA104) × 2
104ギボシメス(CB104) × 2
103ギボシオス(CA103) × 1
103ギボシメス(CB103) × 1
3Aを許容できる電線
二股分岐を作るための熱収縮チューブやギボシ

参考までに商品のURLものっけておくよ。注意が必要なのはギボシのサイズくらい。

エーモン リレー 4線 (4極) DC12V・240W (20A) 3235

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デイトナ(Daytona) バイク用 ギボシ端子 Dユニット対応 CA/CB103型(ホンダ/スズキ用) 5個入り 96155

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デイトナ(Daytona) バイク用 熱収縮チューブ ハンダ入り 防水 φ2.7(収縮後内径φ1.4) 40mm 5個入り 18828

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エーモン(amon) ギボシ端子セット 限定 パック 10セット 4900 販売ルート限定品

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エーモン(amon) 平型端子セット 250型 AV(S)0.5~2sq 10セット 3309

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サンコー電商 AWG22 【6色×各1m】 UL1007 耐熱ビニル絶縁電線 (黒 白 赤 黄 緑 青)

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ほとんど見たまんまなんだけど、ギボシだけサイズがややこしいのでちょっと触れさせてね。

ギボシについて

今回使ったエーモンのリレーから出てるギボシはCA/CB104というサイズで、ホンダ車やD-UNITに使われてるのはCA/CB103というサイズ。
103のが小さいので、103と104を接続することはできないのよ。なので、103と104の両方が必要。

上がCA/CB104で下がCA/CB103。並べて比較すると微妙に大小がわかるけど、単独で見たら正直間違えるレベルの差。サイズ的には104が直径約3.96mmで、103が直径約3.5mmらしい。0.5mmくらいしか違わないんだけど、スカスカだったりギチギチだったりで互換性はないのよね。

画像1: ギボシについて

あと、ホーンは平型端子なのでそれも必要。リレーとD-UNITを使う場合は104ギボシがオスメス2組、103ギボシがオスメス1組、平型端子がメス4個にオス2個必要だよ。参考になれば幸い。

画像2: ギボシについて

線について

線については、3Aを許容できる線を選ぼう。AWG22(最大5A)がオススメ。もう一段階細いAWG24(最大2.5A)だと足りないのよね。
スケアでいうと、AWG22は0.3sqに該当するらしい。

必要な工具

自分は電工ペンチワイヤーストリッパーハサミを使ったよ。

画像1: 必要な工具

こういうタイプの電工ペンチを使えば、これ一本でハーネスを作ることができるんだけど、自分は機能ごとに分かれてた方がやり易いので3つ使ってる。中でも、ワイヤーストリッパーは超便利よ。

エーモン 電工ペンチ 3500 全長約255mm レッド 配線コードの接続・分岐| ドラレコの電源取り出し| 電装品の取り付け・配線作業

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で、完成したのがコチラ。
リレーの赤線とD-UNITのプラスを繋ぐ104ギボシメス→103ギボシオスの変換と、ホーンとD-UNITのマイナスを繋ぐ平型メス×2→103ギボシメスのハーネスを外すのが大変だったのでその2本は絵で失礼します。

画像2: 必要な工具

実際にHELLAのホーンを取り付けてみる

では実際にヘラーのホーンを取り付けていくよ。せっかくなので、シングルホーンとダブルホーンの2パターンで。

シングルホーンの場合

まずはシングルホーン。ヘラーのダブルホーンしか買ってないので、ダブルホーンのうち一個だけを付けるよ。1.5Aなのでリレーを使わない簡単装着でいけるはず。

最初に10mmの工具で純正ホーン下のボルトを外すよ。ホーン側にグロメットとカラーがついてるので失くさないようにね。

画像1: シングルホーンの場合

そしたら純正ホーンから配線を外そう。

画像2: シングルホーンの場合

で、ヘラーのホーンを付けるんだけど、やってみたらどうも固定が甘いのよ。
ホーンステーの厚みを測ってみたら、ヘラーは約1.1mmで、ホンダ純正は約1.6mmだった。0.5mmの差で締結が甘かったのね。

画像1: ハンターカブのホーンをダブルホーンにしてみるよ。〈若林浩志のスーパー・カブカブ・ダイアリーズ Vol.389〉
画像2: ハンターカブのホーンをダブルホーンにしてみるよ。〈若林浩志のスーパー・カブカブ・ダイアリーズ Vol.389〉

ヘラーの説明書を見ると、ホーンステーや取付ナット緩めると音響放射や音質などに影響があるとのことなので、ステーは外さずにカラーとかワッシャーとかで厚みを調整して取り付けよう。音量が下がって保安基準みたせなくなるといけないからね。

純正ステーの穴のサイズが実測で約8.7mmだったので、厚みが約0.5mm、内径が8-9mmくらいのワッシャーとかシムをかませば良いはず。自分は手元にあったM8でt0.5のワッシャーをかませといた。

ホーンステーの厚みをクリアしたら、ホーンステーにグロメットとカラーを取り付けて、ホーンと車体側の端子を繋いで10mmの工具で締結。
車体側の配線ってパッと見だとどっちがグリーンで、どっちがライトグリーンかわかんないけど、ちょっとめくると一応視認できた。これはグリーン(マイナス)。

画像3: シングルホーンの場合

ホーンに配線を繋いで、車体にホーンを取り付けたらできあがり。
黒がツヤツヤしてるし、白文字がアクセントになってて凄く満足感が高い。純正のアウトラインは崩さずにクオリティアップしてる感じが凄く良い。

画像4: シングルホーンの場合

ダブルホーンの場合

※注意

ホーンステー及び取り付けナットを外していますので、音響反射や音質が万全ではなくなる可能性があります。ご注意ください。

次はダブルホーン。作成したリレーを使って取り付けるよ。リレーは小さいし、配線も短いので取り付けには苦労しなかったよ。ただ、思ったより暑くてリレーの取り付けの写真を撮り忘れてしまった。

そもそも、ステーを作るときにまず片側、この場合はリレー側だけギボシ接続して、車体側は線のままにしておいたのよ。で、車体に装着しつつ長さ調整して反対側のギボシをつけてった。線が余ってほしくなかったので。ちなみにこれくらいの長さ感でも多少余裕があった。

画像1: ダブルホーンの場合

短いハーネスなので、リレーを繋いでいくのはかなり簡単。
1個目のホーンについては純正位置なのでシングルホーン同様の作業でOK。

配線繋ぐのは簡単だけど、リレーがヘッドライトケースの横でぶらぶらしちゃうので、リレー本体をスロットルケーブルとかをまとめてる楕円のわっかみたいなところに結束バンドで吊るしといた。

画像2: ダブルホーンの場合

ただ、もう一個のホーンについては位置決めが実に難しかった。
ほんとはステーとかを追加購入せずに取り付けしたかったけど、どうにも良い感じの場所が思いつかない。というわけで諦めてamazonで良さそうなステーを検索して、最終的に購入したのがこれ。マスターシリンダー用のサポート。

オートバイのクラッチブレーキマスターシリンダー流体タンク用オイルカップホルダーサポートブラケットユニバーサルスタンドアクセサー

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こいつを使って、純正ホーンの反対側にあるメインハーネス固定ステーの付け根に共締め。
ホーンステーを交換しちゃってるので、音質や音量低下してる可能性有り。ただ、最初に付けたホーンはステーそのままなので、ちゃんと規定通りの音量を出してくれてるはず。ただ、和音が設計通りの音にならないかもなので、あくまで自己責任でお願いします。

偶然だけど、割と似たような位置に装着出来た。CBみたいな感じで自己満足度が非常に高い。
むしろメインハーネスが前に重なってるのが気になる。ハーネスステーを外して、メインハーネスをヘッドライトケースに押し込めばもっと見映え良くなるかも。

画像3: ダブルホーンの場合

素晴らしくカッコ良くなってしまった。

画像4: ダブルホーンの場合

音を比較してみる

せっかくだから純正ホーン、ヘラーのツインホーンの音を比較してみるよ。

画像: ハンターカブのホーン比較 youtu.be

ハンターカブのホーン比較

youtu.be

ノーマルだとプッって感じで、ダブルホーンにしたらヴィッ!って感じ。そこまで甲高くもないし、ちゃんとダブルホーンの音だし、大満足。
これ以上音にこだわるならPIAAのスポーツホーンとかの渦巻き型にするのが良さそう。

コンパクトだし消費電力も小さいし、トータルで見たらすごく満足度高くてオススメ。

まとめ

ホーンのアピール力がハッキリすることで、いざという時の安全性にも効果ありそう。
リレーを使ったハーネス作りは、思ってたより難しくなくて嬉しい誤算。作業はそんな難しくないし、満足度も高くてオススメ。特にD-UNITがあるとほんと楽よ。

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若林浩志/プロフィール

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