モーターサイクルショーで初公開され、発売が待たれていたアライヘルメットの新作フルフェイスヘルメット「X-SNC」がいよいよ9月上旬に発売となる見込みとなり、いち早くその実力を体感してもらおう、ということで、那須モータースポーツランドで、販売店やメディアを招いた体験走行会が開催された。今回はその走行会の模様と、X-SNCがどんなヘルメットなのかを改めてご紹介しよう。

写真:南 孝幸 まとめ:webオートバイ編集部
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RX-7Xの思想を受け継ぐ、新たなハイエンド・ストリートモデル

画像: ARAI X-SNC 価格:6万9300円~7万9200円(税込) 発売:2026年9月上旬

ARAI
X-SNC

価格:6万9300円~7万9200円(税込)
発売:2026年9月上旬

アライヘルメットのラインアップに加わった「X-SNC」は、フラッグシップモデル「RX-7X」で培われた製法と思想を受け継ぎながら、ストリートユースに最適化された新世代フルフェイスヘルメット。軽量化と高剛性、そして快適性を高次元で融合させたこのモデルは、街乗りからロングツーリングまで幅広いライダーに向けた新たな選択肢となりそうだ。

最大の特徴は、アライの最高峰フルフェイス「RX-7X」で培われた設計思想を、そのままストリート向けモデルへ落とし込んだ点にある。

アライが長年掲げる「かわす性能」の考え方はそのまま継承され、丸く滑らかな「R75シェイプ」を基本とした帽体形状も踏襲。転倒時に衝撃エネルギーを受け流しやすいエッグシェイプドフォルムは、安全性を最優先するアライらしい設計である。

RX-7X以上の軽量化を目指した「PB-SNC²」帽体を採用

画像: RX-7X以上の軽量化を目指した「PB-SNC²」帽体を採用

X-SNCの心臓部ともいえる帽体には、新開発の「PB-SNC²(PB-SNC2)」構造を採用。SNC構造をベースに新たな素材配合を取り入れ、シェル設計を見直すことで、高い剛性を維持しながら、フラッグシップモデルのRX-7Xを上回る軽量化を目標として開発されている。

しかし、単純に薄肉化するのではなく、必要な強度を保ちながら余分な重量を削ぎ落とす、というアライらしいアプローチで、実物を持ってみると明らかに軽いことを実感できる。これにより、長時間のライディングでも首や肩への負担軽減が期待できそうだ。

史上最高効率の新設計ベンチレーションで快適性も上々

画像1: 史上最高効率の新設計ベンチレーションで快適性も上々

もう一つの大きな進化がベンチレーションシステムだ。トップダクトは流体解析を繰り返して新設計されたもので、ヘルメット正面に流れて来る風をかき集めるような形状を採用。従来比で5倍もの空気流入量を実現、Xシリーズ史上最高効率のベンチレーションを実現している。

画像2: 史上最高効率の新設計ベンチレーションで快適性も上々

リアの排気ダクトはRX-7Xのノウハウが活かされたもので、ヘルメット内部の熱気を素早く排出することで、真夏の市街地やツーリングでも快適性を高めている。

水野 涼選手、関口太郎選手の先導で効果を体感

画像1: 水野 涼選手、関口太郎選手の先導で効果を体感

那須モータースポーツランドで開催された体験試乗会には各販売店やメディアが参加。発売間近のニューモデルをサーキットで存分に試着テストできる絶好の機会となった。

会場の那須モータースポーツランドには、レッドバロンの厚意もあって、20台もの試乗車が集結。ネイキッドからスーパースポーツ、ストリートファイターまで、さまざまな機種が用意された。

そして、先導を務めたのは水野 涼選手と関口太郎選手という豪華な顔ぶれ。2人にもオリジナルグラフィックの施されたX-SNCが用意される徹底ぶりで、アライヘルメットの意気込みが感じられる試乗会となった。

画像2: 水野 涼選手、関口太郎選手の先導で効果を体感

市販前にいち早く期待のニューモデルを試せるチャンスだったが、参加、試乗したライダーたちからは一様に「軽い!」という驚きのコメントが。ほかにもかぶり心地の良さや優れたフィット感についてのコメントも多く聞かれ、ハイエンド・ストリートモデルと呼ぶにふさわしい上々の評価だった。

画像3: 水野 涼選手、関口太郎選手の先導で効果を体感

期待を裏切らない仕上がりを見せたアライの「X-SNC」。実際に着用した詳細なインプレッションは改めてお届けするが、まだ残暑厳しい9月上旬の発売とあって、その快適性を堪能できる日が待ち遠しいところだ。

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