かなり「素直」な高速道路での感想をお届けした後に、ふと空を見上げたら……あれぇ!? 雨が降る予報なんてまったく無かったんだけど(汗)

新型『DR-Z4S』で林道ツーリングに向かう途中……

一般公道で乗るのは初となるDR-Z4S。高速道路に乗ってみた感想は先にお伝えした通りですが、こういったバイクは『高速道路を降りた後』こそが本番なのは自明の理。

しかしながらツーリングというのは……やっぱりままならないものです。

先の【② 高速道路 編】の最後にすこし触れましたが、なんだか雲行きが怪しい。前日の天気予報では雨の気配が無かったため(+撮影機材を入れたバックパックが重くなるのが嫌だったため)レインウェアを持ってこなかった……

画像1: 新型『DR-Z4S』で林道ツーリングに向かう途中……

けれど高速道路を降りたあたりで既に『立派に雨』と言えるレベルになってしまいました。後の祭りとはまさにこのこと。みなさま、ツーリングに出る時は「晴れの天気予報」でもレインウェアを持っていくようにしてくださいませ。

『にわか雨なら少し待てば……』という淡い期待を抱きつつ、スマホで天気予報の雨雲レーダーを起動。結果は無情にもしばらく雨が(昼過ぎくらいまで)続くとのことで……絶望しかありません。

なんか前もこんなんだったよなぁ……と思いましたが、以前にVストローム250SXで林道ソロ突撃を敢行した時は「台風の前日」で雨にやられることは織り込み済。今回のような「予定外の雨」とは気持ち的に大きく違います。

まぁでも……今さら引き返すのもアレだし昼には回復するらしいし、耐えるしかない。バイクのツーリングってこういう時、ありますよね(泣)

画像2: 新型『DR-Z4S』で林道ツーリングに向かう途中……

とはいえこの路面状況だと400cc単気筒/MAX38馬力のエンジンパワーには警戒せざるを得ません。だけどSDMS(スズキドライブモードセレクター)を『C』にセットしてみたら、これがなかなかどうして……良い!?

雨の中だからかもしれないけど「一般道を流すならずっと『C』でも良いのでは?」と思えるくらいに安心感のあるパワーフィーリングでした。電子制御バンザイ!

画像3: 新型『DR-Z4S』で林道ツーリングに向かう途中……

そして、林道に入る前の鉄則としてガソリンを満タンに。

ガソリンスタンドのスタッフさんの『この人、こんなに全身ビショ濡れでどこ行くつもり? 大丈夫?』という視線が背中に痛い……けれどライダーたるもの、困難な状況でも常に毅然としていなければなりません。それは『バイクに乗る』ということを選んだ人間の宿命です(笑)

画像4: 新型『DR-Z4S』で林道ツーリングに向かう途中……

あと、オフロード系のバイクが好きな人にはわかってもらえると思うけど、ブロックタイヤって滑りやすい路面で「なんとなくの安心感」があるんです。仮に滑っても唐突には滑らないというか……ダート走行を想定したバイクならではの“強さ”があります。

それを電子制御が下支えしてくれるのがさらなる安心感。もちろん無理なペースはNGですが、なんとか走っていけた最大の要因はDR-Z4Sの悪路走破性の高さだったのかも?

画像5: 新型『DR-Z4S』で林道ツーリングに向かう途中……

ということで突然の雨に見舞われてもDR-Z4Sなら大丈夫!(←バイク的には)

でもレインウェア無しの雨はやっぱりキツい。あんまり楽しくない。

このまま雨が止まなかったら、Vストローム250SXの時みたいに林道の展望台とかまた「真っ白」なんだろうなぁ。さすがに2回連続でそれは嫌だなぁ、なんて思っていました。

画像: ※昨年のVスト250SXで「真っ白」だった展望台

※昨年のVスト250SXで「真っ白」だった展望台

しかし雨の路面で「こう」なら、林道なんてずっとドライブモード(SDMS)は『C』に固定なんだろうな……スズキさん主催で行われたメーカー試乗会においてDR-Z4Sのパワーに振り回されて転倒した私(北岡)はダート走行におけるDR-Z4Sに高い警戒感を抱いています。

というか、高速道路を除いた“一般道”でフルパワーの『A』モードなんて永遠に使う機会がないような気がする。いいさ、私にはVストローム250SXのほうが「身の丈に合ってる」ことなんて最初からわかってるんだから。

雨に蝕まれたメンタルでちょっと後ろ向きな気持ちになっていたところ……

画像6: 新型『DR-Z4S』で林道ツーリングに向かう途中……

嘘だろ!?

ものすごいスピードで一気に晴れた! 日差しが戻って路面も一気に乾いて。うんうん、やっぱり日頃の行いがね! バイクのツーリングってこういう時、あるよね!(嬉)

よしよし、いけるいける!

今回の林道……もらったな!?

画像7: 新型『DR-Z4S』で林道ツーリングに向かう途中……

そして雨が上がってから気づいたんだけど……DR-Z4Sって、ワインディングのコーナーがけっこう楽しい!?

ワイドレンジ5速ギアの守備範囲の広さと400cc単気筒のパワーが、オンロードで意外なほどに爽快な走りを見せてくれます。アクセル強めにオン! でパワフルにコーナーを立ち上がっていくのが気持ちいい!

さすが400cc。やはりパワーは正義だ!

画像8: 新型『DR-Z4S』で林道ツーリングに向かう途中……

でもこれも純正装着のタイヤのおかげか……スズキがこのバイクで目指した『デュアルパーパス』の本当の意味でわかった瞬間だったかもしれません。

ダートや林道だけじゃなく「そこに至るまでの道」も楽しめるように設計されてる感じ。このあたりもやっぱり『スズキ』です。

例えば1000ccスーパースポーツでもツーリングを楽しめるような“幅”を持たせてバイクをつくる。DR-Z4Sでもそれは『同じこと』なんだと気づきました。

(下に続きます)

とはいえ……やっぱり本領は「未舗装路」なんでしょう。

そして、この時点ではエンジンパワーを電子制御で抑えれば、車体性能の高さに寄りかかって「Vスト250SXより『楽』に林道を走れる」のだろうと思ってました。

でも違った。そうじゃない。

自分でも信じられなかったけど……林道をフルパワー『A』モードで走ることに!?

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