いつもなら、ほぼ毎週火曜日に“知る人ぞ知る日本メーカーの”激レアモデルをご紹介するこの企画、なんですが、今回はちょっと趣向を変えてお届けします。テーマは「スズキ車初のバーエンドミラー装着車を追う!」いま話題沸騰の人気車「GSX-8T」と「GSX-8TT」ですが、両車に標準装備されているバーエンドミラーって、実はススキ車初じゃないらしいんですよ…!?
まとめ:松本正雅
▶▶▶写真はこちら スズキ「GS450S」

「GSX-8T」「GSX-8TT」のアイコニックなパーツがバーエンドミラー

画像: SUZUKI GSX-8T(左) GSX-8TT(右) 2026年モデル 写真:南 孝幸

SUZUKI
GSX-8T(左) GSX-8TT(右)
2026年モデル

写真:南 孝幸

スタイリッシュなネオレトロ・ロードスターとして話題のGSX-8TとGSX-8TT。ともに往年のスズキ車のエッセンスを随所に取り入れたスタイリングと、軽快なフットワークで、早くも2026年上半期の話題をさらっている人気車であります。

そんなGSX-8TとTTのアイコニックな装備のひとつがバーエンドミラー。薄型のミラーユニットを採用し、ステー形状にもこだわり、外観も手作業を交えた入念な仕上げを施した、スズキの気合いが感じられるパーツです。通常のミラーと視認性が大きく変わらないよう、ミラーユニットの位置にまでこだわったという入魂アイテムです。

で、てっきり、我々メディアは「これがスズキ車初のバーエンドミラーか…」とすっかり信じ込んでいたのですが、発表会の席で聞いてみると「バーエンドミラーはコレが初じゃありません」と言うじゃないですか!

では一体、スズキ車初のバーエンドミラー装着車とはいったい何だったのか?

探しました。我々取材班、弊社地下に眠る資料庫に潜って、アレコレ探しました。そして1台のバイクに出会ったのです!

スズキ車初のバーエンドミラー装着車は「GS450S」(1980)

画像: SUZUKI GS450S 1980年 bringatrailer.com

SUZUKI
GS450S
1980年

bringatrailer.com

スズキ車初のバーエンドミラー装着車。それは1980年登場の輸出モデル「GS450S」でした!

画像: スズキ車初のバーエンドミラー装着車は「GS450S」(1980)

GS450はそれまで長きにわたって健闘してきた名機・GS400の流れを汲んだミドルスポーツ。空冷のDOHC2バルブ・並列2気筒エンジンは448ccにスープアップされ、約44HPを発揮しました。

スタイリングを見て「えっ、GSXじゃないの?」と思ったアナタはスズキ通。

画像: SUZUKI GSX400E 1980年

SUZUKI
GSX400E
1980年

そうなんです。スタイリングは同年に日本国内向けにデビューした、GSX400Eと同じなんです。こちらには最新鋭のDOHC4バルブエンジンが投入されたため、車名にも4バルブを示す「X」が付いていますが、450は2バルブのままだったので「GS」なわけです。

画像1: bringatrailer.com
bringatrailer.com

そしてこのGS450には当時3タイプがありまして、スタンダードなGS450E、プルバックハンドルを備えたクルーザーのGS450L、そしてカフェレーサースタイルのGS450Sをラインアップしていたのです。

GS450Sはカフェレーサーらしく、フロントにビキニカウルを装着。そしてここで初めてバーエンドミラーが装着されたのであります。

バーエンドミラーは美しいメッキ仕上げ。写真で見るに、停車時などはミラーを畳むこともできたのではないかと思われます。ただ、当時の資料があいまいで、このバーエンドミラーは北米仕様のみの装備だった、という資料がある一方で、イタリア向けのカタログにはしっかりバーエンドミラーが付いた写真が使われていたりして、真実の程が定かではありませんでした…。

ただ、いずれにしても、46年も前からバーエンドミラーを取り入れ、オシャレなスタイルを追求していたスズキって、改めてスゴい会社だと思います。その翌年、1981年にはあのカタナだって登場してますし。当時から、スズキは一歩も二歩も先を行っていたわけですね。

スズキ「GS450S」写真

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