レポート/写真:大島博之
モータースポーツの未来を創る「2チーム体制」

冒頭のあいさつをする南海部品株式会社の中嶋延行副社長。モータースポーツ文化の発展と次世代育成への強い想いを語った。
今回の発表会では、NANKAIが2026年シーズンに向けて「NANKAI&三陽工業 RS-ITOH」と「NANKAI & PLUS MOTO」の2チーム体制で全日本ロードレース選手権に参戦することが明かされた。
中嶋副社長は挨拶の中で、「レースの現場で培ってきた技術やネットワークを次世代へつなぎ、若いライダーが世界へ挑戦できる環境を整えたい」と、今回のプロジェクトの意義を強調した。
ベテランと新鋭、それぞれの挑戦

写真右:NANKAI&三陽工業 RS-ITOHの伊藤一成監督。左:NANKAI&PLUS MOTOの辻本範行監督。
「ST1000」クラスに参戦する「NANKAI&三陽工業 RS-ITOH」は、名門RS-ITOHを中核に据え、三陽工業の技術力とNANKAIのノウハウを融合させる。一方「JP-SPORT」クラスに参戦する「NANKAI & PLUS MOTO」は、若手発掘を主軸とした新プロジェクトだ。
伊藤一成、辻本範行両監督からは、勝利へのこだわりだけでなく、応援するファンに感動を届けるチームづくりを目指すという力強い言葉が贈られた。
三陽工業・井上社長が語る「11年目の新たな挑戦」

レースについて語る三陽工業株式会社 代表取締役 井上直之氏。
RS-ITOHの活動を10年以上にわたって支えてきた三陽工業の井上直之代表取締役も登壇。井上氏は、「“やったことがないことをやってみよう”という企業姿勢を体現し、国内バイクレースのさらなる発展に寄与したい」と語り、南海部品との新たな連携に期待を寄せた。
会場を彩るマシンと、熱気に包まれたトークセッション
会場となったディーズスクエアには、実際に2026年シーズンを戦う参戦車両が展示され、多くの来場者が足を止めてその迫力に見入っていた。

ライダーによるトークセッションで会場は盛り上がる。司会は多聞恵美氏が務め、選手たちのリラックスした表情や今季への意気込みが引き出された。
発表会の後半には、参戦ライダーである佐野優人選手、佐野勝人選手、岩田凌吾選手によるトークセッションも開催。「表彰台、そして優勝を目指す」と語る佐野選手や、「自身のステップアップにつなげたい」と語る若手の岩田選手に対し、会場からは温かい拍手が送られた。

三陽工業の企業マスコットキャラクター「さよりん」も登場、イベントを盛り上げた。
NANKAIの新たな挑戦は、2026年シーズンを通じて、各地のサーキットで展開される。伝統と革新が交差する新体制の走りに、期待が高まる。
レポート/写真:大島博之



