機能性や安全性が求められるバイク用シューズだが、その履き心地までを追求したものは少ない。イタリアのブーツメーカー・ガエルネから発売された「Gゼノン ゴアテックス」はライディングシューズとしての性能はもちろん、そのフィット感においても満足度の高い一足だ。
文:太田安治/写真:松川 忍/モデル:平嶋夏海

ガエルネ「Gゼノン ゴアテックス」テスト&レポート

画像: GAERNE Gゼノン ゴアテックス サイズ:25.5cm〜29.0cm(5mm刻み) カラー:グレー・ブラック、レッド・ブラック、ブラック 税込価格:2万9700円 販売元: ジャペックス

GAERNE
Gゼノン ゴアテックス

サイズ:25.5cm〜29.0cm(5mm刻み) 
カラー:グレー・ブラック、レッド・ブラック、ブラック

税込価格:2万9700円
販売元:ジャペックス

ツーリングから街歩きまで超快適なライディングシューズ

ライダー用ブーツ/シューズの安全性と機能性を自分で見極められるライダーから支持されているのがイタリアの「ガエルネ」ブランド。競技用やハードツーリング向けイメージが強いが、ストリートからツーリングまで普段使いできるシューズのラインアップも充実している。

「Gゼノン・ゴアテックス」はアッパーに防水透湿機能を持つ最高峰素材であるゴアテックス、ソールに未舗装路でも滑りにくいビブラム社製ブロックソールを採用した機能性重視の構成ながら、トレイルランニング用シューズのようなカジュアルデザインとしている。

防水透湿性と片側約450gという軽量な仕上がりで履き心地が軽くて歩きやすいことが特徴だが、僕が注目したのは履き脱ぎがスムーズに行え、フィット性も調整しやすいシューレース部分の工夫。シューレースを絞ってからストッパーを離すだけで足を包み込むようにフィットする。

余ったシューレースはタン部分のポケットに押し込め、プラ付いて邪魔だったり、ペダルやステップペグに引っ掛かる危険性もない。

もうひとつの注目ポイントが「自宅試着無料」というサービス。イタリアブランドの靴は日本人の平均的な足形だと甲幅が狭く感じることが多いのだが、試着サービスを使えば複数のサイズを注文し、自宅で試着して合うサイズだけを残して着払いで返品できる。

僕は普段26.5cmサイズだが、このシューズだと27cm、厚手の靴下を履く前提なら27.5cmがマッチした。こうしたユーザーを大事にする取り組みもジャペックスらしいところだ。

画像: 濡れた路面はもちろん、土や砂利の道でも滑りにくく歩きやすいブロックパターンのビブラムソールを採用。

濡れた路面はもちろん、土や砂利の道でも滑りにくく歩きやすいブロックパターンのビブラムソールを採用。

画像: シューレースを引き絞ることで好みのフィット感が得られる。素早く履き脱ぎできることも特徴だ。

シューレースを引き絞ることで好みのフィット感が得られる。素早く履き脱ぎできることも特徴だ。

画像: シューレースの先端はタンに設けられたポケットに収納できる。ポケットは伸縮性のある生地でシューレースがずり落ちてくることもない。

シューレースの先端はタンに設けられたポケットに収納できる。ポケットは伸縮性のある生地でシューレースがずり落ちてくることもない。

画像: ゴアテックスを使用しているだけに、防水性能に加えてシューズ内の蒸れを防ぐ透湿性能も高い。強い水圧のシャワーを10分程度当て続けても浸水はなかった。

ゴアテックスを使用しているだけに、防水性能に加えてシューズ内の蒸れを防ぐ透湿性能も高い。強い水圧のシャワーを10分程度当て続けても浸水はなかった。

画像1: ガエルネ「Gゼノン ゴアテックス」使用レビュー|履き心地が抜群!普段使いもしやすいイタリア製防水シューズ

テスター太田安治の欲張りリクエスト

ゴアテックスの防水/透湿性能は秀逸だが、ブーツタイプより筒丈が短いので、雨の中を長時間走ると履き口から徐々に浸水してくるのは致し方ないところ。雨中ツーリングの際は丈が長めのレインパンツと組み合わせよう。

文:太田安治/写真:松川 忍/モデル:平嶋夏海

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