2025年11月4日からイタリア・ミラノで開催されているEICMA2025で、ロイヤルエンフィールドから新型のEVモデル「FF.S6」が公開された。まずはその詳細をお届けしよう。
まとめ:石神邦比古
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ロイヤルエンフィールド「FF.S6」の概要

Royal Enfield
FF.S6
EICMA2025参考出品車
レトロなスクランブラースタイルの新世代EV
ロイヤルエンフィールドは、EICMA 2025で、ブランドの電動化戦略における次世代モデルとなる新型EV「FF.S6」をデビューさせた。
この「FF.S6」は、第二次世界大戦中に空挺部隊が使用した軽量モーターサイクル「FLYING FLEA」の名を冠するEVモデルであり、そのスタイリングを現代の電動バイクとして再構築したもの。
以前に公開されたコンセプトモデル「FF.C6」の設計思想を継承しつつ、さらに実用性とデザイン性を高めた進化モデルである。
電動モデルらしいモダンでスタイリッシュな車体と、ワイヤースポークホイールを組み合わせたスクランブラースタイルが特徴だ。

「都市での冒険を楽しむ」というコンセプトのもと開発され、そのデザインと機能性は、EVカテゴリーにおけるモダンさ、多用途性、そして機動力の新たな基準を打ち立てることを目指している。
ロイヤルエンフィールドのCEO兼ディレクター・B. ゴビンダラジャン氏は、コンセプトモデル「FF.C6」の後継となるこの「FF.S6」の発売が、インドのメーカーとしての軽電気自動車セグメントへのより積極的な参入を示すものであると述べる。
タフで無骨なスクランブラーの魅力を持ちながらも、排出ガスのないクリーンな走行性能を融合させたこのモデルは、ロイヤルエンフィールドの掲げる「伝統と革新のバランス」という理念を、電動バイクという形で体現した、躍動的な次世代モデルとなっている。
ロイヤルエンフィールド「FF.S6」の写真
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