まとめ:石神邦比古
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ベスパ「プリマベーラ 80th」「GTS 80th」欧州仕様の概要

Vespa
Primavera 80th
欧州仕様
ベスパ80周年を記念したスペシャルなモデルが登場
ピアッジオ・グループから、1946年4月23日の特許出願から80周年を迎えるベスパを祝し、特別記念シリーズ「ベスパ 80th」が発表された。
この特別シリーズは、「プリマベーラ」と「GTS」をベースに、ベスパの起源となった初期モデルのスタイル、カラー、ディテールを再現したものであり、自由の象徴としての原点回帰を体現している。

Vespa
GTS 80th
欧州仕様
「ベスパ 80th」シリーズの最も特徴的な要素は、「ヴェルデ パステロ」と呼ばれる特別なグリーンカラーの採用だ。
この色は、戦後の復興期である1946年の春、イタリアとヨーロッパを席巻していた最初期の単色ベスパのカラーコードから着想を得ており、アーカイブから復元されたものである。
この限定カラーは、ボディワークに光沢のある仕上げをもたらし、シールドの周囲、パッセンジャーグラブハンドル、バックミラー、コントロールユニット、フロントサスペンションのリンケージといった細部に至るまで車体色と同色で統一されている。

▲ベスパ プリマベーラ 80th
この記念モデルは、ミニマルでありながら大胆なルックスと、ダークグリーンのトーン・オン・トーンで構成されたデザインが特長だ。
ステッチが施されたサドルやフットレストのラバーインサート、そしてリム(ホイール)のデザインも、1946年の「ベスパ 98」を始めとする初期のモデルから着想を得ている。
車体同様にヴェルデパステロで塗装されたリムは、当時のプレス成型された板金リムのクローズドな構造をオマージュしたもので、リムには「Est. 1946」の刻印と、質感を高めるダイヤモンドフィニッシュのチャンネル加工が施されている。

▲ベスパ GTS 80th
また、「ベスパ プリマベーラ 80th」には、技術的・様式的な起源を彷彿とさせるディテールとして、左側面に冷却グリルが装備された。
フロントシールドには伝説的なベスパのロゴと共に記念の「80th」の装飾が、バックプレートには「80 years of Vespa Est. 1946」のロゴ入りバッジが装着され、この重要な節目を祝っている。

▲ベスパ GTS 80th
日本への導入や正式な発売日等は未定。2026年6月25日から28日にかけてローマで開催される史上最大規模となるベスパの祭典にて80周年を盛大に祝う予定で、それに合わせて正式な発表やプロモーションが行われる可能性もあるため、今後の続報に期待したい。
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