ドゥカティは2025年11月4日、スーパースポーツマシン「パニガーレV2 S」の特別仕様車「パニガーレV2 MM93」と「パニガーレV2 FB63」をEICMA2025(ミラノショー)で公開した。MotoGPドゥカティ・レノボ・チームのファンにとって歓喜のこの2台は、日本でも販売される見込みだ。
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ドゥカティ「パニガーレV2 MM93」「パニガーレV2 FB63」の特徴

画像: DUCATI Panigale V2 MM93 特別仕様・限定生産車 総排気量:890cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒 シート高:837mm 車両重量:175.5kg(燃料除く) 発売予定時期:2026年7月

DUCATI
Panigale V2 MM93
特別仕様・限定生産車

総排気量:890cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒
シート高:837mm
車両重量:175.5kg(燃料除く)

発売予定時期:2026年7月

画像: DUCATI Panigale V2 FB63 特別仕様・限定生産車 総排気量:890cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒 シート高:837mm 車両重量:175.5kg(燃料除く) 発売予定時期:2026年7月

DUCATI
Panigale V2 FB63
特別仕様・限定生産車

総排気量:890cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒
シート高:837mm
車両重量:175.5kg(燃料除く)

発売予定時期:2026年7月

ドゥカティはEICMA2025で、MotoGPのドゥカティ・レノボ・チームの公式ライダーであるマルク・マルケス選手とフランチェスコ・バニャイア選手に敬意を表し製作したシリアルナンバー入りの特別限定モデル、「パニガーレV2 MM93」と「パニガーレV2 FB63」を公開した。

この2台の特別仕様車は、ライダーのヘルメットや初テスト時のデコレーションにインスピレーションを得たユニークなカラーリングを採用している。さらに装備面においても、ベースモデルの優れた特性をサーキットで極限まで引き出す専用のセットアップが施された。

ベースモデル「パニガーレV2 S」の卓越した性能

この特別仕様車の基盤となっているのは、高性能スーパーバイク「パニガーレV2 S」。パニガーレV2 Sは、排気量890ccの90°V型2気筒水冷エンジンを搭載し、最高出力120PSを10750rpmで、最大トルク93.3N・mを8250rpmで発生する。このエンジンはドゥカティ史上最軽量クラスのV2ユニットであり、低回転域から十分なトルクを発生させ、高回転域では真にスポーティなパフォーマンスを発揮する。

画像: ▲ベースモデルの「パニガーレV2 S」 。 www.autoby.jp

▲ベースモデルの「パニガーレV2 S」 。

www.autoby.jp

先代モデルから約17kgの軽量化が図られ、そのスポーティな外観を保ちつつも、さまざまな場面での扱いやすさ、快適性、そして乗り心地が向上しているのが魅力。サスペンションにはオーリンズ製NIX30倒立フォークとオーリンズ製モノショックが装備されていて、フルアジャスタブル機構によって高い走行安定性を確保している。

現役のMotoGPライダーであるマルク・マルケス選手は、最新型パニガーレV2 Sについて、前モデルと比較して「信じられないほど軽く、ブレーキングとハンドリングに優れ、低回転域でのトルクも大きく、全般的に非常に乗りやすい」と評価している。また、バニャイア選手も、このツインシリンダーのバイクでトレーニングを行なう際、すぐに自身の基準タイムを0.2秒更新した。MotoGPのトップライダーも認める高いポテンシャルを秘めている。

パニガーレV2シリーズのハイグレードモデルとなる特別装備

パニガーレV2 MM93とFB63は、一目見ただけで魅了される特別なカラーリングに加え、トラックでより速く走るための技術的なコンポーネントが装備されている。

画像: ▲パニガーレV2 MM93

▲パニガーレV2 MM93

MotoGPマシン「デスモセディチGP」のデザインからインスピレーションを得たという鍛造アルミニウム製の5本スポークホイールを特別に装備。鋳造リムよりも1.5kgも軽量化されていて、慣性モーメントの低減(フロントで27%・リアで21%)によって、応答性、ハンドリング、そして加速性能が向上する。

さらに、安定性とステアリング精度を高めるオーリンズ製ステアリングダンパーが追加されている。専用のクリップオンハンドルは低い位置に設定されたレース仕様。握りやすさを追求したグリップもデスモセディチGPから着想を得たという専用品だ。

また、高めに設定されたフロントスクリーンは、空力効率と高速走行時の快適性および安定性を向上させ、パニガーレV2のスポーティなイメージを強化。総合的にサーキット走行におけるコントロール性とフィーリングを高めている。

画像: ▲パニガーレV2 FB63

▲パニガーレV2 FB63

両モデルとも、シリアルナンバー入りの限定生産モデルとなる。これら2台の特別なパニガーレV2は、欧州では2026年3月から、米国では4月から、そして日本とオーストラリアでは7月から順次販売が開始される予定だ。

ドゥカティ「パニガーレV2 MM93」のカラーリング・写真

画像: ▲マルク・マルケス選手と「パニガーレV2 MM93」。

▲マルク・マルケス選手と「パニガーレV2 MM93」。

「パニガーレV2 MM93」のカラーリングは、マルク・マルケス選手がドゥカティの公式ライダーとして初めてテストに臨んだ際に使用した「トド・ロホ」(すべて赤)のコーディネートを再現したもの。これは、ドゥカティとマルケス選手自身によって記される歴史的な瞬間を祝うものであり、外装にはマルケス選手のゼッケンナンバーである「93」が大胆にデザインされ、シートやカウルなど各部には象徴的な「MM93」のロゴがあしらわれている。

ドゥカティ「パニガーレV2 FB63」のカラーリング・写真

画像: ▲フランチェスコ・バニャイア選手と「パニガーレV2 FB63」。

▲フランチェスコ・バニャイア選手と「パニガーレV2 FB63」。

「パニガーレV2 FB63」のカラーリングは、バニャイア選手がヘルメット、グローブ、ブーツに使用している黒と赤の迷彩柄を再現したもの。モデル名とともに「FB63」の識別子が配され、さらにスクリーンやシートなどには、同選手のモットーである「GoFree」の文字があしらわれている。

ドゥカティ「パニガーレV2 MM93」「パニガーレV2 FB63」の主なスペック

ホイールベース1465mm
シート高837mm
車両重量175.5kg(燃料除く)
エンジン形式水冷4ストロークDOHC4バルブ90°V型2気筒
総排気量890cc
ボア×ストローク96×61.5mm
圧縮比13.1
最高出力88kW(120HP)/10750rpm
最大トルク93.3N・m(9.5kgm)/8250rpm
燃料タンク容量15L
変速機形式6速リターン
キャスター角23.6°
トレール量93mm
ブレーキ形式(前・後)Φ320mmダブルディスク・Φ245mmシングルディスク
タイヤサイズ(前・後)120/70 ZR17・190/55 ZR17

まとめ:西野鉄兵

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