イタリア・ミラノで開催されたEICMA 2025のアプリリアブースで、都市型クロスオーバースクーターとして人気を博す「SR GT」シリーズのニューモデル「SR GT 400」が発表された。
まとめ:石神邦比古
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アプリリア「SR GT 400」の特徴

画像: Aprilia SR GT 400 EICMA2025発表・欧州仕様 総排気量:399cc エンジン形式:水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒 シート高:820mm 車両重量:186kg

Aprilia
SR GT 400
EICMA2025発表・欧州仕様

総排気量:399cc
エンジン形式:水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒
シート高:820mm
車両重量:186kg

アプリリアらしいスポーツマインドあふれる1台

EICMA 2025の会場で発表された「SR GT 400」は、アプリリアがモーターサイクルで培ったノウハウを惜しみなく投入した、まさに「100%アプリリア」を体現するモデルだ。

シティライドから長距離ツーリング、そして未舗装路を交えたアドベンチャーまで、あらゆるシーンを想定した設計が施されている。

心臓部には、最新の399cc水冷単気筒4バルブ「400 hpe Euro 5+エンジン」を搭載し、最高出力36 HP(26.4kW)、最大トルク37.7 Nmを発揮する。

画像: アプリリアらしいスポーツマインドあふれる1台

特筆すべきは、走行時重量を186 kgに抑えることに成功した点で、これによりクラス最高水準のパワーウェイトレシオを実現した。加速性能もトップクラスで、0-60m加速はわずか5秒を記録する。

俊敏かつ安定した走りを可能にする車体は、新設計の高強度スチールチューブ製ダブルクレードルフレームを採用し、卓越した剛性を実現している。

足回りもスポーツモデルで培った技術を色濃く反映しており、フロントにはΦ41 mm倒立フォーク、リアには別体リザーバータンク付きガスショックを装備。前後サスペンションとも120 mmのトラベル量が確保され、最低地上高は190 mmと高く、オフロード走行も視野に入れた高い走破性を誇る。フロント16、リア14インチを採用するセミブロックタイヤも「SR GT 400」の専用設計だ。

画像: ▲リアショックはリザーバータンク付きのデュアルタイプ。マフラーはスポーツバイクをイメージしたスポーティなデザインを採用。

▲リアショックはリザーバータンク付きのデュアルタイプ。マフラーはスポーツバイクをイメージしたスポーティなデザインを採用。

ブレーキシステムは、フロントにΦ300 mmフローティングディスクとラジアルマウント4ピストンキャリパーをおごり、デュアルチャンネルABSを標準装備。また、オフロード走行の際には、リアのABSをキャンセルすることができる。

さらに、安全性とライディングの楽しさを両立させるため、ATC(アプリリア・トラクションコントロール)や、ナビゲーション機能も利用可能なAprilia MIAマルチメディアプラットフォーム(Rally Replicaは標準)など、スポーツバイク譲りの充実した電子制御も搭載する。

デザイン面でも、アプリリアのスポーツバイクの特徴である3眼フルLEDライトクラスターや、オフロードバイクを彷彿とさせるエルゴノミックフットレスト、調整可能なサスペンデッドウィンドスクリーンなど、大胆かつ機能的なデザインを採用している。

5インチのTFTカラーメーターはスマートフォンとの連携機能を有し、ハンドルバーコントロールを介して音声アシスタント、通話、ミュージックの再生が可能だ。加えて、ナビゲーションをインストルメントパネルに直接表示することも可能となっている。

画像: ▲5インチのカラーTFTモニターを採用。アドベンチャースタイルの5段階調整可能なウィンドスクリーンとハンドガードを備える。

▲5インチのカラーTFTモニターを採用。アドベンチャースタイルの5段階調整可能なウィンドスクリーンとハンドガードを備える。

スクーターらしい利便性にも余念はなく、フルフェイスヘルメットが収納可能なシート下収納が用意され、中央トンネルに設置されたボックスには電子デバイスを充電するためのUSB-Type Cソケットが備わる。シート下収納や給油口のフタは、スマートキーでリモート開錠することが可能だ。

画像: ▲機能上必要のないものを徹底的に取り除いた、洗練されたデザインが魅力だ。

▲機能上必要のないものを徹底的に取り除いた、洗練されたデザインが魅力だ。

カラーバリエーションは、「ラギドブラック」、「ボルダーグレー」と「ダスティグレー」を設定。加えて、アフリカ・ダカールロードで行われた「アフリカ・エコ・レース」で2年連続優勝した「アプリリア・トゥアレグ・ラリー」のグラフィックを纏った「ラリーレプリカ」も用意され、計4色の展開となる。

現段階では欧州市場での発売時期、並びに日本への導入は定かではないが、本格的なGTスクーターは日本国内でも扱い易く、幅広く楽しめるモデルになるだろう。今後の展開に注目したい一台だ。

アプリリア「SR GT 400」のカラー・人気投票

画像: ラギドブラック

ラギドブラック

画像: ボルダーグレー

ボルダーグレー

画像: ダスティグレー

ダスティグレー

画像: ラリーレプリカ

ラリーレプリカ

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    ボルダーグレー
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    ラギドブラック
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    ボルダーグレー
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    ダスティグレー
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    ラリーレプリカ
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アプリリア「SR GT 400」の主なスペック・燃費

ホイールベース1535mm
最低地上高190mm
シート高820mm
車両重量186kg
エンジン形式水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒
総排気量399cc
ボア×ストローク84×82mm
最高出力26.4kW/7500rpm
最大トルク37.7N・m/5700rpm
燃料タンク容量12L
変速機形式Vベルト式無段変速
ブレーキ形式(前・後)シングルディスク・シングルディスク
タイヤサイズ(前・後)120/70-16・150/70-14

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