まとめ:松本正雅
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BRIXTON「CROSSFIRE STORR」の概要

BRIXTON
CROSSFIRE STORR
2025年モデル
総排気量:486cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
シート高:839mm
車両重量:209kg
発売日:2025年9月
税込価格:116万円
インパクト十分な、独創的なスタイリングが目を惹くSTORR。車名の「STORR」はスコットランドのスカイ島にある有名な岩の造形物「ザ・ストー(The Storr)」に由来するもので、2022年のEICMA(ミラノ国際モーターサイクルショー)でコンセプトモデルが披露されている。今回登場したのはその市販バージョンだ。







ユニークなスタイリングを担当したのはオーストリア・ザルツブルクのRiDEデザインスタジオ。代表のクレイグ・デント氏は、かつてKISKAデザインで数々のバイクデザインを手掛けた実績を持つ。KISKAデザイン独立後はほとんどのBRIXTONのモデルやマラグーティのデザインを担当、今回のSTORRのデザインも手掛けている。

「自分たちが本当に乗りたいマシン」を自らの手でスタイルを作り上げて形にした、というこのSTORR。ベースモデルはBRIXTON CROSSFIREの500シリーズだが、フレームワーク、足まわりなど、車体のほとんどすべてを新設計とし、世界を旅して走る最高のパートナーに仕立てられている。



エンジンは水冷DOHC2気筒486㏄。コンパクトでトルクフルなのが特徴で、パワーは47.6PSを発揮する。特別な電子制御はあえて搭載していないが、これはライダーがバイクと対話しながら操る楽しさを重視したため。基本的に扱いやすく、走る場所を選ばない仕上がりとなっている。
フロントフォークはKYB製、フロントブレーキキャリパーはJ.JUAN製のラジアルマウントを採用。ホイール径はフロント19インチ・リア17インチとし、タイヤはピレリのスコーピオン・ラリーSTRを装着。ステージを選ばず、オン・オフともに楽しめる設定となっている。



BRIXTONのロゴが入ったLEDヘッドライトは丸目デザインで、灯火器類はすべてLED。燃料タンク容量は16Lで、約380kmの航続距離を実現している。上質な仕立てのシートは高さ839mm。このクラスのアドベンチャーモデルとしては低めで、快適性と扱いやすさを両立。また、大型のデジタルメーターはラリーマシンのマップシステムを彷彿とさせる形状で、アドベンチャー気分を盛り上げる。
カラーは「セージグリーンマット」と「バックステージブラック」の2色展開で、価格は税込116万円。すでに国内への入荷が始まってはいるが、まだ最初の段階のため入荷数に限りがあるそうなので、気になる人は早めに問い合わせた方がいいだろう。
他のバイクにはないズバ抜けた個性と、手に余らないトルクフルなエンジン、豪華な足まわりでロングツーリングも楽しそうな「CROSSFIRE STORR」。日本の道でも大いに注目を集めそうだ。
BRIXTON「CROSSFIRE STORR」のカラー・人気投票

セージグリーンマット

バックステージブラック
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BRIXTON「CROSSFIRE STORR」の主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2171×916×1432mm | |
シート高 | 839mm | |
車両重量 | 209kg | |
エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒 | |
総排気量 | 486cc | |
最高出力 | 35kW(47.6PS)/8500rpm | |
最大トルク | 43Nm(4.4kgf・m)/6750rpm | |
燃料タンク容量 | 16L | |
変速機形式 | 6速リターン | |
キャスター角 | 26°30′ | |
トレール量 | 95mm | |
燃費 | 28.8km/L(WMTCモード、クラス3、サブクラス3-1) | |
ブレーキ形式(前・後) | φ320mmシングルディスク・φ240mmシングルディスク | |
タイヤサイズ(前・後) | 110/80-19・ 150/60-17 | |
メーカー希望小売価格 | 116万円(消費税10%込) |
BRIXTON「CROSSFIRE STORR」の写真・動画
NEW: Brixton Crossfire 500 STORR
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