文:松本正雅/写真:南 孝幸
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ホンダ「CB1000Fコンセプト」新色、ひとつめはブラック!

HONDA
CB1000Fコンセプト
コンセプトモデル
鈴鹿8耐の会場内、ホンダドリームのホスピタリティブースに展示されていたCB1000Fコンセプトのニューカラーは2色。まず最初にご紹介するのはこちらのブラックです!

HONDA
CB750(1980・欧州仕様)
CB1000Fコンセプトのモチーフとなった空冷CBの名車・CB750Fは、国内仕様初期型のFZ(1979年)からFA(1980年)、FB(1981年)まで、カラーグラフィックはタンクを大胆に横断するストライプパターンでした。タンクサイドには大きな「HONDA」ロゴがあしらわれ、サイドカバーからテールカウルにかけてつながるストライプも印象的でした。

今回登場したニューカラーのブラックは、そんなCB750Fの往時の姿をしのばせる、大胆なグラフィックを採用。ブラックの車体色にグレーのストライプが映えます。そう言えば、漫画「バリバリ伝説」の主人公・グンの愛車だったFBはレッドでしたが、このグラフィックパターンを採用していましたね。

CB1000F SE コンセプトと同様に、こちらのコンセプトも前後LEDウインカーとリアフェンダーが追加され、より市販車然としたスタイルに仕上がっていました。市販化が近いことを感じさせる進化具合です。

ここまで読んできて気になった方も多いでしょう。そう、こちらのブラック、CB1000F SE コンセプトと同じタイプのヘッドライトカウルを装着している…のですが、実はこちらのブラックは“SE”ではないのです!

「えっ、SEじゃないの?」と驚かれるかもしれませんが、よーく見比べてみてください…。細かいところですが、どこか違っていませんか?

そう! こちらのブラックにはラジエターコアガードがないのです! 他にもクイックシフターがなく、グリップヒーターも付いていません。おそらくは、ですが、この個体はスタンダードのCB1000Fコンセプトのブラックにヘッドライトカウルを付けた仕様…ということなのでしょう。
つまりは、このヘッドライトカウル、市販化のあかつきには純正アクセサリーとして設定される可能性が高い、ってことなのかもしれません。“F派”の人にも、このヘッドライトカウルは注目しておきたいアイテムですね!
ホンダ「CB1000Fコンセプト」新色、もうひとつはシルバー&グレー!

HONDA
CB1000Fコンセプト
コンセプトモデル
そしてもう1色が、いわゆる「スペンサー」グラフィックを採用したシルバー。スペンサーカラーと呼ばれる、シルバーのカラーにブルーのグラフィックをあしらった仕様とは違い、こちらは同じシルバーの塗色でも、グラフィックパターンはグレーとしているのが特徴です。

モノトーン調に抑えた色調は、大人が嗜むロードスターにはピッタリ。CB1000Fには興味はあるけど、スペンサーカラーは自分には派手すぎるかな…と思っていた人には、こんなカラーがおすすめではないでしょうか? これなら普段使いにも楽しめそうですし。

こうして「スペンサーカラー」のCB1000Fコンセプトと比べてみると、ニューカラーの方がシックで、メカニカル感を前面に出しているような印象を受けます。好みに応じて選べる選択肢の幅が増えるのは嬉しい限りですね。
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魅力的なニューカラーも登場し、市販化に向けて盤石の態勢を整えたCB1000Fコンセプト。あとは市販版の登場を待つのみ! 新しい情報が入り次第速報でお届けしますので、今後の展開を楽しみにしていてください!