新型Z900に採用されている大型カラーTFTメーターに備わる最新機能が、音声コマンドに対応したスマホ連携。専用アプリ「RIDEOLOGY THE APP」を介して、まるでバイクが専用コンシェルジュのようにキミの手助けをしてくれるのだ!
文:オートバイ編集部

最先端テクノロジーがライディングの楽しみを広げる!

画像: Z900SEを使ってデモンストレーションをしてくださったのは、RIDEOLOGY THE APPの開発担当である、カワサキモータースの長井伴尚さん。

Z900SEを使ってデモンストレーションをしてくださったのは、RIDEOLOGY THE APPの開発担当である、カワサキモータースの長井伴尚さん。

日本語のコマンドでアプリが応えてくれる!

メーターを大型のカラーTFTに一新した新型Z900だが、それにあわせてスマホ連携も大きく進化している。

今回カワサキは独自のスマホ連携アプリ「RIDEOLOGY THE APP」の新バージョンを導入。新たに音声AIを採用して、ライダーの呼びかけにアプリが日本語で応答する音声コマンドシステムを採用した。

バイクとブルートゥース接続し、インカムとスマホをペアリングすれば、iPhoneのSiriやGoogleアシスタントと同様に、ライダーは「ヘイ、カワサキ」などの起動ワードを言うだけでアプリが起動。

「〇〇へ行きたい」と告げれば目的地までのナビを表示、ターンバイターン方式のナビゲーション画面をメーターに表示できるほか、天気や燃費、残りの航続可能距離やクイックシフターのON/OFF、ライディングモードのセッティング変更なども、ライダーが「話しかける」だけで実行できる。

対応機種は現在、新型Z900、ニンジャ1100、ヴェルシス1100で、初年度は車両価格にライセンス料が含まれているが、2年目以降はライセンスを購入する必要がある。

画像: 音声コマンド機能の核となる音声AIは、トヨタやメルセデス、アウディなどの音声コマンド開発も担うアメリカ・セレンス社の技術を採用。

音声コマンド機能の核となる音声AIは、トヨタやメルセデス、アウディなどの音声コマンド開発も担うアメリカ・セレンス社の技術を採用。

画像: アプリ内にはオランダ・HERE社の位置情報サービスをナビゲーション機能に統合。ライディングログ機能で走行ルートも閲覧できる。

アプリ内にはオランダ・HERE社の位置情報サービスをナビゲーション機能に統合。ライディングログ機能で走行ルートも閲覧できる。

画像: 車両とのBluetooth接続で燃料残、航続可能距離、燃費を確認できるほか、KRCやKECSなどのセッティング表示、変更も可能。

車両とのBluetooth接続で燃料残、航続可能距離、燃費を確認できるほか、KRCやKECSなどのセッティング表示、変更も可能。

画像: 目的地を設定すればこのようにメーター内にターンバイターン方式のナビゲーションを表示。目的地設定は音声コマンドでも可能。

目的地を設定すればこのようにメーター内にターンバイターン方式のナビゲーションを表示。目的地設定は音声コマンドでも可能。

音声コマンドによる一例

以下の表は、音声コマンドの例。ウェイクアップワードで起動させれば、日本語で話したコマンドにAIが日本語で応えてくれる。ちなみに2年目以降はライセンスの購入が必要だ。

カテゴリコマンド例
ウエイクアップ
ワード
ヘイ、カワサキ
ハイ、カワサキ
ハロー、カワサキ
天気天気を教えて
明日の〇〇の天気は?
音量調整音量を上げて
音量を下げて
音量を最小にして
音量を最大にして
電話〇〇に電話をかけて
ナビげーション近くのレストランに案内して
お腹空いた
ガソリンが無くなりそうなんだけど
〇〇に行きたい
ナビを止めて
経由地にガソリンスタンドを追加して
経由地を消して
目的地まで何キロ?
到着予定時刻は?
目的地までどれくらい?
車両情報オドメータを教えて
走行時間を教えて
平均燃費は?
今のギアは?
あとどれくらい走れる?
バッテリー電圧は大丈夫?
水温はどうなってますか?
KECSの設定を教えて
車両設定変更クイックシフターを有効にして
レインモードに変更して
ライディング
ログ操作
ライディングログを開始して
ライディングログを再開
ライディングログを止めて
ライディングログの状態は?

文:オートバイ編集部

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