インド生まれのイントルーダーはいまもネパールで販売中

SUZUKI
INTRUDER
販売国:ネパール
総排気量:155cc
エンジン形式:空冷4ストSOHC2バルブ単気筒
シート高:740mm
車両重量:152kg
現地価格:32万9900NPR(ネパールルピー)
※約34万7000円
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イントルーダー、と言えばかつてスズキを代表するクルーザーシリーズとして一世を風靡したブランド。下は125ccから上は1800ccまで、多彩なラインアップを誇り、1980年代のバイクブーム、その後のアメリカンブームに華を添えました。
その後ブルバードシリーズが登場し、スズキのクルーザーブランドはそちらに統一されていくのですが、今回紹介するこのイントルーダーはそんな由緒正しきネーミングを冠した意欲作。登場は2017年。インドで誕生したモデルですが、いまもネパールでは現行モデルとして活躍中なのです。

夢にまで出てきそうな、インパクト満点の流線形フォルム。巨大なタンクカバー、シュラウドからテールカウルにかけて流れるようなデザインは「ストリームライン」と呼ぶべきなのでしょうか…。全体のシルエットは尻下がりのいわゆるクルーザースタイル。ハンドルは上方にセットされ、ステップはフォワードコントロールになっています。
メカのベースはジクサー150。爽快な走りが自慢!


エンジンはジクサー150譲りの空冷SOHC2バルブ単気筒で、パワーは13.6PS。現行ジクサー150の国内仕様が13PSですから、ほぼ同等ということになります。マフラーは近未来的なスラッシュカットデザインのサイレンサーを採用。出口は2本出しですが、エンジンはシングルです。

タイヤサイズは前100/80-17、後140/60R17でジクサー150とまったく同じ。リアだけラジアルなのも一緒です。ブレーキキャリパーもバイブレ製でホイールも共通。足まわりは豪華です。
デビューから8年が過ぎても、強烈な印象は色褪せず

「レジェンダリー・イントルーダースタイル・ヘッドランプ」と現地のHPでは説明されています。逆三角形のナセルを持つヘッドライトは、イントルーダーというよりは、ブルバードの血統を感じさせるデザインです。ライト上のツノのようなパーツはハンドルカバー。

2017年デビューということもあって、メーターは先代ジクサー150のものと同じ液晶デジタル。それでもシフトポジション表示やRPMインジケーターなど、機能は十分。ちなみにメーターの上に生えているのはイグニッションキーです。

登場から8年が過ぎ、インドでは2022年に販売を終了したモデルですが、アバンギャルドなそのスタイリングは一向に新鮮さを失いません。キャッチコピーは「NEPAL’S MODERN CRUISER」。スポーティで高級感のあるクルーザーとして、ネパールの地で引き続き頑張ってもらいたいですね!
スズキ「イントルーダー」の主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2130×805×1095mm |
ホイールベース | 1405mm |
最低地上高 | 170mm |
シート高 | 740mm |
車両重量 | 152kg |
エンジン形式 | 空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒 |
総排気量 | 155cc |
ボア×ストローク | 56×62.9mm |
最高出力 | 13.6PS/8000rpm |
最大トルク | 13.8N・m(1.4kgf・m)/6000rpm |
燃料タンク容量 | 11L |
変速機形式 | 5速リターン |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 100/80-17M/C(52P)・140/60R17M/C(63P) |
乗車定員 | 2人 |
現地価格 | 32万9900NPR(ネパールルピー) |
スズキ「イントルーダー」の動画・写真
The 2019 Suzuki Intruder
www.youtube.comまとめ:松本正雅