BMW「R12 G/S」の特徴

BMW
R12 G/S
2025年モデル
総排気量:1169cc
エンジン形式:空油冷4ストDOHC4バルブ水平対向2気筒
シート高:860mm
車両重量:229kg
発売日:2025年5月(予約開始)
税込価格:245万1000円~
空油冷ボクサーエンジンを搭載するRnineTシリーズの一員として、2016年に登場したのがRnineT アーバンGS。RnineTをベースに、往年の名車、R80 G/Sを彷彿させるスタイリングを採用、日本国内でも人気となったモデルでした。
そんなRnineT アーバンGSの後継モデルとして、今回誕生したのがこのR12 G/S。ベースモデルのRnineTがR12 nineTに進化したのに合わせてフルモデルチェンジを受け、R80 G/Sのイメージを色濃く引き継ぎ、ビッグオフローダー色を強めたモデルに仕上がっています。

今回のミーティング会場となった東京・お台場のBMW GROUP Tokyo Bayに展示された実車は「オプション719 サンドローバーマット」という、マットブラウンのカラーリングが施された「GSスポーツ」というグレード。オプション719らしく、各部には専用のパーツがあしらわれており、またリアホイールもGSスポーツ標準の18インチ(スタンダードのリアホイールは17インチ)となっていました。
R12 G/Sのボディカラーは3色が用意されています。

サンドローバーマット

ライトホワイト

ナイトブラックマット

エンジンや足まわりをブラックアウトすることで引き締まった印象を与えています。また、車体が非常にスリムなのも特徴。往年の名車、R80 G/Sを思わせるフォルムも新鮮です。

オプション719のヘッドカバーが装着された空油冷ボクサーエンジン。排気量は1169cc、パワーは80kW(109PS)を発揮します。スチールチューブラーフレームはワンピース構造で、オフロード走行も視野に入れた専用設計。ステップもGSスポーツのワイドペグ仕様となっていて、ホールド性に優れているのも嬉しいポイントです。


空油冷ユニット搭載車の「伝統」にのっとって、マフラーはサイレンサー左出し仕様。ドライブシャフト一体型のスイングアーム「パラレバー」も他の空油冷ユニット搭載車と同様、右側配置の片持ち式となっています。

フロントフォークはマルゾッキ製の倒立で、ホイールトラベルは200mmを確保。これはR1300GSに迫るもので、高い走破性に貢献しています。GSスポーツ仕様なので、タイヤは標準でブロックパターンのオフロードタイヤを装着しています。

このR12 G/Sの最もアイコニックな部分がこのフロントマスク。ヘッドライトユニットやウインカーは最新式のLEDながら、往年のR80 G/Sを思わせるデザインとなっていて、レトロスタイルのボディデザインの核となっています。ハンドプロテクターはGSスポーツでは標準、スタンダードではオプションとなっています。

メーターはシンプルなアナログ1眼。これはRnineTシリーズ共通のアイテムです。GSスポーツにはライディングモードに「エンデューロプロ」が追加されており、オフロード走行も楽しめる仕様となっています。ワイドなハンドルバーはブラック仕上げです。

すでにオンライン予約もスタートしており、国内導入は秒読み段階と言ってもいいでしょう。国内でも大ヒットしそうなR12 G/S、更なる情報は月刊「オートバイ」8月号でもご紹介しますのでお楽しみに!
レポート:松本正雅
BMW「R12 G/S」主なスペック
全長×全幅×全高 | 2250×860×1256mm |
ホイールベース | 1580mm |
シート高 | 860mm |
車両重量 | 229kg |
エンジン形式 | 空油冷4ストロークDOHC4バルブ水平対向2気筒 |
総排気量 | 1169cc |
ボア×ストローク | 101.0×73.0mm |
圧縮比 | 12.0 |
最高出力 | 80kW(109PS)/7000rpm |
最大トルク | 115N・m(11.7kg・m)/6500rpm |
燃料タンク容量 | 約15.5L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 26.9゜ |
トレール量 | 120.8mm |
ブレーキ形式(前・後) | φ310mmダブルディスク・φ265mmシングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 90/90-21・150/70R17 |
BMW「R12 G/S」動画・写真
Spirit of the Original | The brand-new BMW R 12 G/S
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