日本でも人気のハイテクGTツアラーのひとつがヤマハのトレーサー9シリーズですが、欧州にはその弟分があるのをご存知でしょうか? その名もトレーサー7。海外生産モデルでエンジンはMT-07系のCP2エンジン。手頃なサイズと快活な走りで、現地でも高い人気を誇るモデルです。そのトレーサー7がこのたび大きく進化したようなので、早速詳細をご紹介していきましょう!
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ヤマハ「TRACER 7/TRACER 7 GT」2025モデルの特徴

画像: YAMAHA TRACER 7 欧州仕様・2025年モデル 総排気量:689cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ2気筒 シート高:830/850mm 車両重量:203kg

YAMAHA
TRACER 7
欧州仕様・2025年モデル

総排気量:689cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ2気筒
シート高:830/850mm
車両重量:203kg

兄貴分に似た精悍なスタイリングに進化!

画像1: ヤマハ「TRACER 7/TRACER 7 GT」2025モデルの特徴

新型トレーサー7のスタイリングは、兄貴分のトレーサー9にも似た精悍なものに一新。欧州で販売されてきた従来モデルのスタイリングをもっとシャープに進化させた印象です。ボディデザイン一新に合わせて、車体も新設計のものを採用。エンジンは熟成されたCP2ユニットを搭載しますが、電子制御や装備が一層充実しているのがポイントです。

画像2: ヤマハ「TRACER 7/TRACER 7 GT」2025モデルの特徴

スタイリングも先代よりグッとシャープになりました。ポジションランプの下に2眼のモノフォーカスLEDライトを装備したフロントマスクは、ヤマハの最新スポーツモデルのDNAを感じさせるもの。インパクトあるお顔立ちです。

画像: TRACER 7 GT

TRACER 7 GT

そして同時に登場した上級グレードが「GT」。こちらはパニアケースを標準装備しているほか、一部装備がアップグレードされた高級バージョンです。

ヤマハ「TRACER 7/TRACER 7 GT」2025モデルのカラー・人気投票

新型トレーサー7、トレーサー7 GTにはそれぞれ2色、合計4色のボディカラーが設定されています。

TRACER 7

TRACER 7 GT

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    ミッドナイトブラック
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    アイコンパフォーマンス(GT)
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    テックブラック(GT)
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    レッドライン
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    ミッドナイトブラック
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    アイコンパフォーマンス(GT)
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ヤマハ「TRACER 7/TRACER 7 GT」2025モデルの注目ポイント

フレーム新作、倒立フォークに電子制御スロットルと新装備満載!

画像1: ヤマハ「TRACER 7/TRACER 7 GT」2025モデルの注目ポイント

続いては、トレーサー7の気になるメカニズムや装備について見ていきましょう。

画像2: ヤマハ「TRACER 7/TRACER 7 GT」2025モデルの注目ポイント

エンジンはMT-07系の689cc・CP2ユニットですが、ベースモデルとなるMT-07に続いて、このトレーサーでも電子制御スロットル・YCC-Tを採用。これに合わせてライディングモードも2種類+ユーザーの合計3モードが用意されています。

画像3: ヤマハ「TRACER 7/TRACER 7 GT」2025モデルの注目ポイント
画像4: ヤマハ「TRACER 7/TRACER 7 GT」2025モデルの注目ポイント

フレームは全面新設計。そしてフロントフォークはφ41mm正立からφ41mm倒立に変更されました。リアサスペンションも変更され、ご覧いただいているスイングアームも40mm延長された新設計のもの。シャシー関連は完全に一新されています。

画像5: ヤマハ「TRACER 7/TRACER 7 GT」2025モデルの注目ポイント
画像6: ヤマハ「TRACER 7/TRACER 7 GT」2025モデルの注目ポイント

メーターはMT-07などと同系統の5インチフルカラー液晶。左下にはUSBソケットも備わっていて、アクセサリーの電源供給にも便利そうです。また、専用アプリを通じたスマホ連携も可能で、ガーミンのストリートクロスというアプリも入れておけば、メーター上に地図表示も可能になります。

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スイッチボックスはMT-07や09にも採用されているものを継承。Y-AMTは今回は採用されていませんが、今後の展開によっては期待できるかもしれませんね。

画像8: ヤマハ「TRACER 7/TRACER 7 GT」2025モデルの注目ポイント
画像9: ヤマハ「TRACER 7/TRACER 7 GT」2025モデルの注目ポイント

スクリーンは工具不要で高さを60mm幅で上下調整可能。シートもこのように20mm幅でハイとローが選べます。もともとコンパクトな車体がMT-07系のモデルの魅力ですが、こちらのトレーサー7でもその美点は活かされているようです。

画像10: ヤマハ「TRACER 7/TRACER 7 GT」2025モデルの注目ポイント
画像11: ヤマハ「TRACER 7/TRACER 7 GT」2025モデルの注目ポイント

一方のGTはパニアケースを標準装備。容量は発表されていませんが、ロングツーリングでも不満のない大容量を確保している模様。パニアケースを装着していてもリアサスの調整ができるよう、プリロードアジャスターも標準装備されています。

画像12: ヤマハ「TRACER 7/TRACER 7 GT」2025モデルの注目ポイント

残念ながらトレーサー7は初代から欧州モデルのままで、日本には一度も導入されたことがありませんが、ここまでの完成度なら、是非とも日本国内でも販売して欲しいところ。今後の展開に期待したいですね。

ヤマハ「TRACER 7/TRACER 7 GT」2025モデルの主なスペック

全長×全幅×全高2135×875×1330-1390mm
ホイールベース1495mm
最低地上高140mm
シート高830/850mm
シート高(GT)845/865mm
車両重量203(GTは212)kg
エンジン形式水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量689cc
ボア×ストローク80.0×68.6mm
圧縮比11.5
最高出力54kW(73.4PS)/8750rpm
最大トルク68N・m(6.9kgf・m)/6500rpm
燃料タンク容量18L
変速機形式6速リターン
キャスター角25.2°
トレール量99.1mm
ブレーキ形式(前・後)φ298mmダブルディスク・φ245mmシングルディスク
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17・180/55ZR17

ヤマハ「TRACER 7/TRACER 7 GT」2025モデルの動画・写真

画像: 2025 Yamaha TRACER 7 & TRACER 7 GT: Beauty in Every Curve www.youtube.com

2025 Yamaha TRACER 7 & TRACER 7 GT: Beauty in Every Curve

www.youtube.com

レポート:松本正雅

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