文:河野正士/写真:ハスクバーナ・モーターサイクルズ
ハスクバーナ・モーターサイクルズ「スヴァルトピレン801」ライディングポジション・足つき性
シート高:820mm
ライダーの身長・体重:170cm・65kg

シート高820mmは先に発売された401シリーズと同じ。800ccモデルとしては非常に足つき性が良い。また膝の曲がりは自然で、タンクシェイプも細くニーグリップしやすい。わずかに前傾するが、グリップは自然な位置にある。

ハスクバーナ・モーターサイクルズ「スヴァルトピレン801」各部装備・ディテール解説

ヘッドライトおよびテールライト、ウインカーはLED製。ヘッドライトを取り囲むようにリングタイプのLEDポジションライトを配置。跳ね上がったサイレンサーは701の意匠を継承。新排気ガス規制ユーロ5+をクリアしている。

前身モデルであるスヴァルトピレン701ではフラットトラッカースタイルであったが、「スヴァルトピレン801」ではアップハンドルにアップ型サイレンサー、ブロックタイヤなどでスクランブラースタイルに変更。

排気量799ccの並列2気筒DOHC4バルブエンジン。全てのコンポーネントを含めても重量52kgと軽量だ。2つのシリンダーおよび吸気系をモニタリングし、EMSがそれぞれのシリンダーの燃焼や吸気をマネージメントしている。
フロントフォークはΦ43mmのWP製APEX。フォーク上部のダイヤルによって伸側/圧側ともに5段階で減衰力調整が可能。スペインのブランド/J.Juan製のラジアルマウントタイプ4ポットキャリパーをダブルでセット。タイヤは前後ともにピレリ製MT60RS。

リアサスペンションはWP製APEX。伸側減衰力およびプリロード調整が可能。リンク機構を持たず、アルミ製スイングアームに直接セットする。リアブレーキはJ.Juan製。BOSCH製のコーナーリングABSシステムを採用。

燃料タンクカバーの後端にタンクパッドを標準装備。燃料タンクは14リットルに拡大。それにともない左右に張り出した特徴的なデザインの燃料タンクカバーデザインもやや大きくなった。4.5リットルで100kmを走行する。

ライダーシートとタンデムシートを収めるシートカウルはアルミキャスティングで、フレームと外装類を兼ねる構造になっている。その造形は美しく、細部の仕上がりやラメを散りばめたペイントも美しい。
ハスクバーナ・モーターサイクルズ「スヴァルトピレン801」動画・写真
Svartpilen 801 – An all-new form of escape | Husqvarna Motorcycles
www.youtube.comハスクバーナ・モーターサイクルズ「スヴァルトピレン801」主なスペック・製造国・価格
| ホイールベース | 1388mm±15mm | 
| シート高 | 820mm | 
| 車両重量 | 約181kg(燃料除く) | 
| エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 | 
| 総排気量 | 799cc | 
| ボア×ストローク | 88.0×65.7mm | 
| 圧縮比 | 12.5 | 
| 最高出力 | 77kW(105PS)/9250rpm | 
| 最大トルク | 87N・m/8000rpm | 
| 燃料タンク容量 | 約14L | 
| 変速機形式 | 6速リターン | 
| レイク角 | 65.5° | 
| トレール量 | 97.9mm | 
| ブレーキ形式(前・後) | Φ300mmダブルディスク・Φ240mmシングルディスク | 
| ホイールサイズ(前・後) | 3.50×17・5.50×17 | 
| 製造国 | オーストリア | 
| メーカー希望小売価格 | 145万9000円(消費税10%込) | 
文:河野正士/写真:ハスクバーナ・モーターサイクルズ
 
				
				
 
						
						












 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							